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太田 敬敏の徒然草リストさんが書いたメンバーズレビュー
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「愉快な(陽気な)後家さん」ことメリー・ウィドウのこの演奏は40年近く前から認知しており、とても気になっていたのでSACD化と広告が出た瞬間に予約をしてしまった。勿論、頭の固いクラシック音楽ファンの私は、基本的には「こうもり」とこの曲しか全曲は聴かない。その程度のオペレッタ好きである事を前提として頂きたい。それ故に、この曲の完全な全体像は理解していない。そして、オリジナルのLPの収録がどのようになっていたのかも把握はしていないが。セリフのカットが多過ぎ興覚めしてしまった。演奏も素晴らしいの一言だし、対訳もあの人特有の意訳も目立つが、親切・丁寧だと感じたとはいえ、重要なセリフか無かった事に失望した。セリフあってのオペレッタ。「こうもり」のセリフなし盤(例えばクラウス盤)は、やはり物足りなさを感じると思う(私の感受性が低いからか?)。そこで、演奏的には☆5個だが、あえて☆4個にさせて頂く。その点、カラヤンの全曲盤は安心して聴けると共に演奏も良い。何故余白にスッペ序曲集なのかは疑問だが。三幕の後い素直に聴けてしまう。無理に1枚にしたための結果かもしれないが、曲の演奏自体は誰にでもお勧め出来るものと思った。オリジナルLPがどんなものだったか知っている方がいらっしゃったら、是非とも教えて頂きたく思います。
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このアルバムは「武満は小澤でなければいけない(小澤が最高)」という人への最高のアンチテーゼ。尺八と琵琶が良ければバックは関係ないと言う証明をしている名盤。カップリングの曲からしても、無理に小澤の演奏を購入する必要は無い。色々と聴きたい方にはお勧めの1枚。メシアンの演奏も良い。バルトークは最高とは言い難いが安心して聴ける(この曲に関しては名演が多過ぎベスト盤など考え難い)。そして、ハイティンクは最高の指揮者とは言えないが、本当に良い人だ。良い人過ぎてつまらないとも言えるが。
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レニーのファン以外にもお勧め出来る1枚。「ローマの松」は、思ったよりレニーの「ねっちょり」感が無く、結構素直にニューヨーク・フィルを最後に爆発させる(カラヤン程圧倒的ではなく、豪華絢爛ではないが)。欠点と言えば、第一曲めにとんでもない編集ミスと思われる箇所があるがご愛嬌。70年の録音だけあり、結構良い音。レニーの唸り声も踏み鳴らす足音もバッチリ。しかし、何より驚いたのが「祭り」。これは今まで聞いた中で最高と感じた。聴けば解ります。バカな曲だと思っていたが見直しました。オネゲルの演奏は思った通り、レニーとしては、可もなく不可もなし。4☆評価でも良かったが、「祭り」のおかげで5☆評価。
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販売日が少し早くなって良かった。古楽器の演奏では、知性的な所が強調されすぎて。如何にも「これが本物のベートーヴェンの音楽だ!知らなかったら教えてやる」的な演奏が多く、つい最近も腹が立ったばかりだが。これは素直に聴けた。精神性が無いと思う方がいらっしゃるかもしれないが、元々精神性とは何ですか?「アマゾネス」序曲もアマゾネスぽく良かった(もちろん初めて聴いた曲だが)。買って損はなかったと本当に思った。録音については賛否はあると思うが、これはこれで良いと思う。ブリュッヘン以来の人間ベートヴェンを古楽器で聴けた。
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このコンビでの購入は3枚目。毎回の様に、しっくりとこない。多分私が時代に乗り遅れているためだと思う。このコンビの良さ(世間一般では高い評価を受けているが)さっぱり解らない。このベートーヴェンに関しての感想は「マゼール・クリーヴランド管弦楽団の演奏の方が腹が立たなかった」以上。クレンペラーの再録を聴く方が忍耐力を使わない。ちなみに、前の2枚に関しては、「悲壮」ならマルティノンの方が面白いし。マーラーの「悲劇的」は聴いた後にはレニーの旧盤がとんでもない名演だと勘違い(錯覚)を起こしてしまった。私の「聴覚」は完全に狂っているか時代錯誤なのであろう。この演奏が今のトレンドなら。☆5個はマイナスの意味。多分他の方々はプラスで評価すると思うが。
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ショルティのショスタコーヴィッチと聞けば。あまり良い顔をしないショスタコーヴィッチ・ファンの方々がいらっしゃると思うし、耳の確かな評論家様もいると思う。しかし、百聞は一聴にしかず。晩年のショルティの変化も聴けて大変参考になる1組。録音年代順に聴くと、あのショルティ様にも人の血が流れ始めていく様子が事細かく解る。最後まで衰えを感じさせない演奏だが、人間的になったショルティは結末を迎える。評価は低いとは思うが、1番5番も悪くない。8番・10番もシカゴ交響楽団の名人芸に感服してしまう。
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このセットは演奏・お値段的にもお勧めの1組。特に7番が素晴らしい。「新世界より」も個性的な名演奏が多いが、たまには素直なこの演奏を聴くと落ち着く。それにしても、コンセルトヘボウの音は最高だ。何故か、オランダからボヘミアが感じられる。
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