
ブルックナー交響曲第6番 / ヨーゼフ・カイルベルト
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ブルックナーの6番の録音。意外とお勧めの物がないのだが、カイルベルトの演奏は一番に推せる演奏だろう。楽器のバランス、テンポすべて申し分ない。廉価でもあるし、6番を最初に聴くには欠かせないCDだ。これを聴いてから、個性派の演奏を聴こう。
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SARASAさんが書いたメンバーズレビュー
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今年日本初演される、世界的に見てもあまり馴染みのない作品。総じて、がっしりとした音楽で構成されている。ライブ感覚がないと、今一歩楽しめなかった作品。なお、ブックレットには当然ながら歌詞は不掲載。それを覚悟の上でないと楽しめない。
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このCDの最大の聞き物は、何と言ってもムーレの作品。金管とティンパニの活躍する組曲は、シャルパンティエのテ・デウム冒頭の雰囲気に通じる物がある。彼の作品を知る上でも貴重だ。
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最近NAXOSで力を入れている指揮者によるモーツァルト。39番を聴きたくて購入したのだが、今一歩、心に響いてこない。曲に対する熱意の問題か?第4楽章の無迫力にがっかり。この指揮者、ハイドンの方が良い演奏を聴かせる。
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基本的にゆったりしたテンポ。主題部分などは金管(特にトランペット)をバリバリに鳴らし朗々と演奏するのですが、そこに行き着く過程でテンポを徐々に上げていくことがままあるのです。どこかで同じようなタイプの演奏を聴いた記憶が。頭を過ぎったのはボンガルツの指揮するブルックナー。突出した金管など、にているのです。スケルツオのトリオは完璧ノヴァーク版。曲の締めくくりはハース版を使用している。
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1-3楽章を中心に聴くか、4楽章を中心に聴くかで評価が分かれるかも。テンポをちょくちょく変えるエキセントリックな演奏。1楽章300小節前後のティンパニ追加が目立つのと、4楽章の素の響きが印象的。
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複数の合唱とオケを立体的に配置した演奏で、大変迫力がある。ピリオド楽器の演奏と合唱がよく調和している上、金管楽器の音色もでしゃばらず、かといって埋もれる事も無くよく響いている。ちなみに、この曲は厳密にはビーバーの作品ではない。そのあたりの事情、解説に詳しい。
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ラテンの情熱を上手く表現出来るのは、男性より女性であろう。ただし、チー・ユンのラロの演奏は音に艶画ありすぎ、全体としてしなやか過ぎる。もっと荒々しい演奏でも良かった。彼女の気性のせいか、コボスの淡白さが原因か…
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60年代70年代のこの曲の名盤!待望のCD化再発。古楽器オケの草分け的存在の指揮者とオケによる演奏。バロック音楽を語る時、このコンビの演奏を知らなくてどうする!
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この曲、弦のパート間を対比して聴くと面白い箇所がある。できれば古典的な配置で聴きたいが、クレンペラーの演奏は正にうってつけ。同じ配置のティントナー盤より格段上!いつもはゆっくりとしたテンポの演奏が、この曲では楽章が進むにつれてテンポが早くなっていく感じ。
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ブルックナーの6番の録音。意外とお勧めの物がないのだが、カイルベルトの演奏は一番に推せる演奏だろう。楽器のバランス、テンポすべて申し分ない。廉価でもあるし、6番を最初に聴くには欠かせないCDだ。これを聴いてから、個性派の演奏を聴こう。
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オリジナル版演奏が主流の現在だが、マタチッチはまさにロマンチックと豪快さで推す演奏を聴かせる。第一楽章最後のティンパニや、第四楽章最後のシンバル・トライアングルに抵抗を持つ人もあろう。しかし、彼の演奏には不可欠だったのだ。マタチッチ・ファンと、豪快なブルックナー演奏をお望みの方、必聴の一枚。
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楽譜に書かれた音を、なんおケレンミもなく忠実に音にした演奏。一歩間違えれば単なるドンちゃん騒ぎ化するこの曲を、うまくコントロールしている。 冒頭部のテンポ設定にセカセカ病が見えているが、大きな損傷とはなっていない。最終楽章のティンパニ、望みうる最高の出来(拍手)
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既に発売されていた録音だが、PCで再生すると画面に歌詞字幕が出るようになっているとの事。 しかし、それよりも安くなったのが魅力。サヴァリッシュがバイロイト出演当時、彼がもっともみずみずしい演奏を聴かせてくれた。この録音も、彼にとって会心の出来。オケ・歌手・合唱も凄い!
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ショルティは生涯に何度か『運命』を録音しているが、このディスクが最高の出来。単にショルティの演奏というだけでなく、『運命』の録音としても素晴らしい。VPOとのコンビとだからこそ出た結果だろう。CSOとだと、こうはいかない。
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ライトナーは、ブルックナーの6番をバーゼル響と録音しているが、基本的な解釈はそれと同じ。と同時に、演奏に対する不満も同じ。 特に第1楽章始まりからしばらく続く横の線の乱れは問題。本人、この曲をいたって気に入っているようだが、あまり良い演奏とは言えない。期待があっただけ、失望も大きかった。
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スクロヴァチェフスキがN響を指揮した演奏の中で最高の演奏であり、かつN響の演奏したシューマンの4番の中で一番熱い演奏でもある。 珍しくN響が凄い集中力を見せているのには驚き。指揮者・オケ・選曲すべてがハマルというのは、この演奏のようなケースを言うのだろう。
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数あるメンデルスゾーンの交響曲全集の中で、若々しい躍動感の中に作品の本質をよく捉えている演奏としてピカ一。特に2番と5番は特筆に価する。1番も良い仕上がり。若きサヴァリッシュの代表作だろう。
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90年代後半から現在に至るまでに新たに録音された6番の中では一番の優れもの。第1楽章の金管に一部問題箇所があるが(レコ芸で私が指摘した)、全体に躍動感と緊迫感のある名演。
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バーゼル響によるCDと同じ様に、今回も第1楽章冒頭からしばらくは管と弦のズレが生じている箇所があったが、おおむねうまくまとまった演奏。特徴は全体にトランペットの音を強めにしている点だろう。ティンパニの音がドロンドロンとなってしまっているのが残念。もっと音のツブをはっきり出した方が、曲としてはベター。演奏解釈としてはまとまっていたが、管楽器群に時折不安定な面があるのが残念。
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