メンバーズレビュー一覧

ロッシーニ: カンタータ「真実の敬意」 / ヘルベルト・ハント、他

珍しい曲ですし、演奏もまあまあ、よかったといいたいところですが、トラックの一覧表はあるものの、解説、歌詞は一切なし。パッケージに記載されているWebサイトから歌詞と英文の対訳がダウンロードできるとなっていますが、そのサイトがない。耳からのイタリア語が理解できる人はどうぞ、あるいは、かなりのエネルギーを費やしても調べるだけの根気のある人はどうぞ、といったところでしょうか。

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n-kinさんが書いたメンバーズレビュー

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(全13件)

ロッシーニのオペラの中で全曲収録のCD、DVDやBDのなかった作品(10年以上前にFMでライヴ音源を聴いたことがありますが)。改めて視聴してみて、オペラの全曲を味わっているというよりは要約を聴かされているという印象を受けました。ヴェルディの「アルツィラ」でも同じように感じたことがあります。この辺が、めったに演奏されず、録音・録画に乏しい理由だろうと思います。それでも、ロッシーニ好きとしては、全曲試聴できるのは嬉しい、若干こなれていないようにも感じるものの演奏も水準以上、ということで、この評価としました。初めてロッシーニのオペラに触れるという人にはお勧めできません。大半の作品を知っているという人には貴重なソフトでしょう。

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このオペラの映像は、昔レーザーディスクで出ていたキリ・テ・カナワがマドレーヌを歌ったもの(字幕に誤訳が多かった)を除けばフレミングのものばかりで、歌手の美貌(?)だけに依存したようなムード歌劇とも呼ぶべき変な甘さを感じさせられていましたが、このBDはしっかりした演奏であるだけでなく、演出もなかなかのもの。2009年の二期会の公演(ローウェルス演出)を思い出しました。無観客収録なので、少し冷めていますかね。これも悪くはない。自分をも題材にするR.シュトラウス(インテルメッツォ、英雄の生涯、家庭交響曲など)が出ています。

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素晴らしい演奏。結構とっつきにくい弦楽四重奏曲が実に明快、ピアノ五重奏曲は力演(若干ピアノが弱いかな)、最良のフランクが聴けます。

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聴いていて楽しかったの一言に尽きます。こういう音楽!!!!!!ブラームス(チェロ協奏曲は書いていませんが)のごとき深刻そうな顔をして下らない曲を量産している作曲家がお好みの方にはどうか分かりませんが。

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ハウスマンの詩による歌曲に関心があって購入しました。バターワース、RVW、ガーニー、アイアランドなどとは違った曲が聴けたのでその意味では一応満足です。ただし、2006年録音ですがモノラルで、音量飽和による歪みのある箇所もあります。これを商品にするんですかね?詩の作者、作曲家、演奏者などに特に思い入れのない方にはお奨めできません。

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第13番が現行の版と大フーガを終楽章に据えた版と両方とも全曲演奏しているのが注目すべき点でしょうか。全体としては、BDならもっと鮮明な画像でもいいと思えてしまいますし、もっと優れた演奏があり得るのではないかと感じる瞬間が多々あります(難癖に近い感想ですが)。ただし、15、16番など秀演ですから、1番から聴いて進めば、満足して聴き終えることができるだろうとは思います。

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エラス=カサドの指揮した管弦楽のための協奏曲が目的で購入。冒頭に収録されているのがピアノ協奏曲。結構いい演奏だというのが感想。目的曲はもちろん満足できる水準。20世紀有数の傑作、初演した人たちはなんて幸せだったんだろうと思いながら聴きました。このCDにはそう思わせる説得力のある演奏が収められています。

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教会でのライヴで、録音に若干問題があるようです。合唱が背景に引き気味で言葉が聞き取りづらいのは仕方がないにしても(会場の残響が長いでしょうし)、バリトン独唱が突出、PAで拡声していたのではないかと思ってしまうほど(ソプラノ独唱はそれほど不自然ではありません)。生で聞いたのなら感動したかもしれません。

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珍しい曲ですし、演奏もまあまあ、よかったといいたいところですが、トラックの一覧表はあるものの、解説、歌詞は一切なし。パッケージに記載されているWebサイトから歌詞と英文の対訳がダウンロードできるとなっていますが、そのサイトがない。耳からのイタリア語が理解できる人はどうぞ、あるいは、かなりのエネルギーを費やしても調べるだけの根気のある人はどうぞ、といったところでしょうか。

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ペローのおとぎ話に結構忠実に従ったストーリーです。それだけに大の大人が本気でのめり込めるものではなく、初演時には説得力があったひねり(多分あったんでしょう)も今日では面白くもないのだろうと感じました。しかし、舞台も演奏も決して悪くはありませんので、趣味が合った人には魅力的かもしれません。珍しい作品に接したい人向けではないでしょうか。初めて観て聴いた作品ですから、その意味では興味深くはありました。

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昔、最初に買ったのがワナウゼックの演奏するLP、次がバルワーザーでした。久しぶりという感じで購入して聞いて、結構いい演奏じゃないかと思いました。演奏者もレコード会社もいい加減な気持ちで清貧を販売していたわけじゃないんですよねえ。デイヴィスの指揮する交響曲も今でも通用します。

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楽譜と照合しながら聴いても、極めて正確な演奏という印象を受ける。5枚のCDのうち1枚目は、感情表現をやや排除しすぎかとも思ったが、2枚目以降はそれ相応の感情の揺れは見られるようだ。ただし、全体としては優秀な演奏・録音であることは十分認めつつも、いつも楽しく聴けるかというと、疑問は残る(ショスタコーヴィチの曲がそもそもそれほど楽しいものではないということもある)。

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今のところ映像付きでは唯一の記録だと思うので、その意味ではオッフェンバックに関心ある者には貴重。音楽も演奏もよい。ただ、初演時のパリの状況と縁のない現在の日本にいる自分としては、葉桜を見せられているような気分にもなる。融けたアイスクリーム?

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