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kao208さんが書いたメンバーズレビュー
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残り少なくなってきました。是非復活させて下さい! こればかりは代替品がありませんので…
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口当りは良いが大衆に日和った凡作と思う(あくまで個人の感想です)。あの尖っていた譚盾はどこへ行った? 映画音楽の書き過ぎか否かは判らないが、中国の作曲家は名前が売れて御用作曲家みたいになると、皆easyな方に行ってしまうのは不思議と言えば不思議。(陳怡、葉小鋼、陳其鋼etc…)
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何も日本人に限ったことではないが、今「アーティスト」を標榜できる歌い手がこの世に何人いるだろう? そして彼女は紛れもなく、その数少ないその1人に属する。まるでバッハか上質なノベルに出会ったような極上の時間を約束する、その優しい語り口。これを詩人と言わずしてなんと言おう。アコースティックな弦の響きが彼女の声にまたよく合う。この歌姫にして不世出の吟遊詩人を、私はいつも愛さずにいられない。
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弦楽四重奏という媒体やその歴史を熟知した巧妙な作曲家だ。ミニマルの影響を受けながらも、それに流されないセンスもある。「現代音楽」特有の晦渋さもなく、音の運びも新鮮。グラミー賞受賞云々はさておいても、弦楽四重奏を愛する者なら聴いて損はない。
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ユダヤ系や退廃音楽等などのレッテルを貼られ、歴史の闇に葬り去られた大戦間の弦楽四重奏を集めた作品集。曲によって語りや歌が絡む。資料的な価値はもちろん計り知れない。だが曲は晦渋な(つまりシブイ)作品が多く、万人向けとは言い難い。音楽に安らぎや美しいメロディを求める方は遠慮した方が無難かも。
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むろんショスタコは別格としても、悪名高き社会主義リアリズム時代の作品なんて…と思っているあなた、きっと目から鱗が落ちるでしょう。芸術的な価値の云々はこの際さて置き、どの曲も管楽器の愉悦に満ちた、実に楽しいアルバムなのですから。特にネステロフの協奏曲は、未知の作曲家ながら、埋もれているには惜しい佳曲です!
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べネットの作品集の第2弾。ひょっとしてべネットはバーンスタイン並みの才人だったのでは?と思わせる1枚だ。「スタン・ゲッツのための協奏曲」は特におすすめ。さすが映画音楽の大家だけあって、聞き手のツボを心得ている。あからさまなジャズ・テイストこそ避けられているが、程よいスウィング感があり、叙情的な第2楽章など絶妙だ。作品によって様々な作風が楽しめるが、その器用さが彼の評価を微妙にしているのかも。
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ソラブジ・マニア狂喜! ジョナサン・パウエルによる「怒りの日によるセクエンツィア・シクリカ」7枚組が遂にリリース。ウレーンによる進行中の「100の超絶技巧練習曲」、故オグドンによる「オプス・クラヴィチェンバリスティクム」(既発)と並んで、遂にソラブジの横綱級ピアノ曲の揃い踏みが実現した。正に世紀の大快挙である。ゲンオタやピアノ好きならずとも、この8時間を超える狂気の音の洪水をまずは体験されたし!
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鉄板のジョリヴェとトマジたけなら普通の名曲集。だが珍しいデザンクロとシェーヌの協奏曲を加えて、フランス近現代物で統一したところがミソ。だが残念ながらその2曲がいまいち面白くない。シェーヌはオルガンやヴァイオリン協奏曲の晦渋さを期待すると、拍子抜けする程判り易い。有名曲もアンドレの輝かしさやマルサリスの巧さに慣れた耳にはもう一つかも。
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合唱曲の専門家だとばかり思っていた作曲家のオーケストラ作品集。1曲目は伴奏の反復音型が奇妙に耳に残る不思議な、しかし聞き応えのある作品。協奏曲も大変にピアにスティックな作品で聴者の期待を裏切らない。加えて演奏が見事の一言。ゴリゴリの前衛主義者はいい顔をしないだろうが、好き嫌いは別にしても、とても傾聴に値する素敵な作品群だ。
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個々のソナタなら、それぞれに決定盤があるだろう。たとえば第7ならポリーニ、第6ならポゴレリッチといった具合に。だが「戦争ソナタ」全曲ならばこれがイチオシかもしれない。テクニックはもちろん、ドノホーにやや不足していた迫力にも欠けてはいない。ただもうひとつ、何かが欲しいという気はするが…。
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オペラ作曲家の手すさび? いえいえ。歌心にあふれたとても素敵な作品ですよ。「マドンナの宝石」などのオペラの間奏曲のみで知られるヴォルフ=フェラーリ。かってCPOやKOCHから協奏作品が出ていたが、これは久々のリリース。特に管楽器のソロはオペラ作家ならではの哀愁に満ちた美しいメロディを奏で、しみじみ浸れます。演奏も作品を愛でるがごとく、誠実で気品にあふれたもの。
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カンテレという楽器をご存知ですか? 形はツィター、音はちょっぴりギターに似てるけど、響きはもっと多彩で、とても懐かしく、郷愁を誘う音色です。私自身、日本が誇る世界的なカンテレ奏者、はざた雅子さんの演奏を聴いて、すっかりこの楽器の虜になりました。このディスクは本場フィンランドの4人娘が奏でる伝承歌と彼女たちのオリジナルの作品集。伝承歌の詩(対訳付き)がまた素晴らしく、痛切に心にしみます!
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結局ハイドン兄弟でも、モーツァルト父でもなかった。作者はエドムンド・アンゲラーなる知られざる神父様だった(?)「カッサシオン」こと「おもちゃの交響曲」。でも作者が誰だっていいじゃない。深遠さとは無縁だけど、こんな楽しい曲なんだもの。やや単調ながらのどかで鄙びたモーツァルト父の「田舎の婚礼」に、神童時代の息子の作品と併せた選曲も秀逸。もちろんコープマンの演奏も万全だ。
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正直アイヴズが判ったとは言えない。特に20世紀の傑作交響曲と言われる第4番。讃美歌の引用やコラージュなど、どこか謎めいた印象が残る曲だ。そしてMTT。2群の管弦楽を要するこの難曲を、鮮やかに捌いてみせる。彼自身2度目の録音。よほどアイヴズがお気に入りなのだろう。ともあれそのお陰で、もやもやした星雲状のカオスが、見通しの良い柱廊になった。こうした楽曲に必須の録音もクリア。ゆえにこれは名盤。
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