NEWS & COLUMN ニュース/記事

第33回 ─ DOO WOP

第33回 ─ DOO WOP(3)

連載
Di(s)ctionary
公開
2008/12/18   01:00
更新
2008/12/18   17:55
ソース
『bounce』 305号(2008/11/25)
テキスト
文/北爪 啓之

II それでは実際に聴いてみよう! その2

THE COASTERS 『Yakety Yak:The Platinum Collection』 Wea 
白人ソングライター・コンビ、ジェリー・リーバー&マイク・ストーラーの手による、躍動感いっぱいのノヴェルティー・チューンを次々にヒットさせたことで、ロックンロール好きからも人気の高いLAのグループ。底抜けのコミカルっぷりが理屈抜きに楽しい!

THE FLAMINGOS 『Flamingo Serenade』 Collectables 
ムーングロウズと並ぶシカゴの老舗グループ。52年のデビュー時はブルージーないなたさが持ち味だったけど、本作に多数収録されている50年代末の楽曲は甘美なロマンティシズムに溢れている。この強烈な蟲惑感はフィリー系スウィート・ソウルの祖といった趣も。

DION & THE BELMONTS 『Greatest Hits』 Repertoire 
ホワイト・ドゥワップの多くはマイノリティーな移民層を中心としているんだけど、イタリア系の彼らはその最高峰。白人ならではのソウル感覚漲るナスティーな歌唱は、後続のロック歌手へも絶大な影響を与えたんだ。胸躍るほどポップ&キャッチーな楽曲も粒揃い。

THE SKYLINERS 『Greatest Hits』 Original Sound 
男女混声のホワイト・ドゥワップ。白人グループとして最初にR&Bチャート1位を記録した歴史的一曲にして、若き10代の感傷に彩られた至高のバラード“Since I Don't Have You”(59年)はいつ聴いても泣ける! なぜかガンズ・アンド・ローゼスもカヴァーしてるよ。

THE DRIFTERS 『There Goes My Baby』 Collectables 
もっとも偉大な黒人グループのひとつ。メンバー交代が激しく、時代ごとにサウンドも異なるけど、どの時期も甲乙付け難い魅力がある。ここではベンE・キングをリードに迎えて従来のドゥワップから脱却し、独自の路線でヒットを連発していた60年前後の編集盤を!

THE DOVELLS 『Cameo Parkway 1961-1965:The Best Of The Dovells』 Abkco 
ブーム末期の60年代初頭に登場した白人グループの編集盤。レン・バリーの驚くほどに黒い歌唱とハンド・クラップが炸裂するダンス・クラシック“You Can't Sit Down”をはじめ、腰にくるアップ・チューンが目白押しだよ。