こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

NEWS & COLUMN ニュース/記事

第32回 ─ POWER POP

第32回 ─ POWER POP(4)

連載
Di(s)ctionary
公開
2008/11/06   00:00
更新
2008/11/06   19:29
ソース
『bounce』 304号(2008/10/25)
テキスト
文/吾郎 メモ

III その後の流れと現在のシーンにおけるパワー・ポップの影響力

 90年代のウィーザーやファウンテンズ・オブ・ウェインあたりを転換期として、パワー・ポップは新たな時代に突入します。ロックンロール色の濃かった80'sバンドとは違って、オルタナ・インディー色が強まっていくのです。例えば、大ヒットを記録したオーケー・ゴーみたいなバンドもいますし、オーストラリアのインディー・シーンから現れて世界中を席巻したウェリントンズみたいなバンドもいますしね。〈いったいどこからどこまでがパワー・ポップ?〉なんてこともよく訊かれますが、自分がそうだと思ったらそれでいいんだと思いますよ……なんてちょっと強引ですか? でも、グリーン・デイをパワー・ポップという人もいれば、そうでないという人もいるんですから。

 ちなみに、日本では奥田民生やPuffyとジェリーフィッシュの交流がよく知られていますが、くるり主宰のレーベルがジェイソン・フォークナー(元ジェリーフィッシュ)のソロ作をリリースしたり、木村カエラがアルバム『+1』でファラーの曲を取り上げたり、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが自身の主催する〈NANO-MUGEN FES.〉にシルヴァー・サンなどを呼んだほか、〈ウィーザー祭り〉にも出演するなど、人気アーティストによるパワー・ポップへの愛と敬意がここへきてどんどん表面化してきています。このように甘酸っぱさに溢れたパワー・ポップの世界はまだまだ奥が深いのですが……今日のところはこのへんで。またお会いしましょう。
▼関連盤を紹介。