II それでは実際に聴いてみよう! その2
PHIL SEYMOUR 『Phil Seymour』 Boardwalk/Collectors' Choice(1981)
胸キュン度最高のアルバム! 思わず抱きしめたくなる、とはこのことなのです。ドゥワイト・トゥイリー・バンドのフィル・セイモアによる初のソロ作。透明感溢れるヴォーカルが印象的な“Precious To Me”で枕を濡らすことは必至です。
20/20 『Sex Trap』 Mainway/エアー・メイル(1982)
LAパワー・ポップを代表するバンドで、これはメジャーからの2作を経てインディーで発表された3作目。名曲“Fast Car”における少年から青年への移行期を思わせるような、甘酸っぱくもドライヴ感のある演奏が最高にクールだし、聴いているとホントに泣けてくるんですよ。

VELVET CRUSH 『In The Presence Of Greatness』 Creation/Action(1991)
90年代初頭の手作りインディー・ギター・ポップとパワー・ポップの橋渡し的存在だった彼ら。マシュー・スウィートがプロデュースしたこのファースト・アルバムは、USのバンドながらクリエイションからリリースされました。
MATTHEW SWEET 『Girlfriend』 Zoo(1991)
ジャケを見ると当時を思い出す、といういう人も多いのでは? シンガー・ソングライター的なスタイルでソロ活動をするもパッとせず、本3作目にて好きなメンバーを集めて録音したところブレイク。バシッとキレの良いパワー・ポップは見事に時代の空気にマッチしていたのです。
JELLYFISH 『Spilt Milk』 Charisma(1993)
中期ビートルズ的なサイケデリック感のある初作から、より凝りつつもパワフルなサウンドとブ厚いコーラスを体得した2作目。奥田民生とも交流があったり、ピンク・レディーをカヴァーしたりと特に日本での人気が高くて、90年代のシーンを牽引した一枚だと言えます。
WEEZER 『Weezer』 Geffen(1994)
パワー・ポップ好きもインディー・ロック好きも巻き込んだ本作収録の“Buddy Holly”一曲で、シーンは新しい時代に入ったのではないか?と思えるくらい影響力のあるバンドなのです。オタク然とした佇まいや泣きながら歌ってるかのような感じも、後の流行のひとつになりました。