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第31回 ─ HARD BOP

第31回 ─ HARD BOP(2)

連載
Di(s)ctionary
公開
2008/09/25   01:00
更新
2008/09/25   18:24
ソース
『bounce』 303号(2008/9/25)
テキスト
文/馬場 雅之

II それでは実際に聴いてみよう! その1

MILES DAVIS ALL STARS 『Walkin'』 Prestige(1954)
ウェストコースト・ジャズが盛り上がりを見せた50年代初頭は、黒人プレイヤーにとってあまり仕事がない時期だったんだ。その巻き返しでマイルス・デイヴィスが〈ハード・バップ宣言〉したセッションが本作だね。黒くて熱い音が聴こえてくるよ。

CLIFFORD BROWN & MAX ROACH 『Clifford Brown & Max Roach』 Emarcy(1954)
25歳の時に自動車事故で他界した天才トランペッターのクリフォード・ブラウンは、ドラマーのマックス・ローチとのコンビで名を馳せた人物としても知られているよ。なかでも本作収録のオリジナル曲“Joy Spring”“Daahoud”は絶品だね。

KENNY DORHAM 『Afro-Cuban』 Blue Note(1955)
ハード・バップといえば〈50年代のブルー・ノートの音〉と答えても良いぐらいで、なかでも本作はラテン風味がちょっぴり加わった人気盤だ。コンガが入っている由縁からか、90年代にロンドンのジャズDJの御用達アイテムとしても知られるようになったね。

SONNY ROLLINS 『A Night At The Village Vanguard Vol. 1』 Blue Note(1957)
サックス奏者のソニー・ロリンズがベースとドラムスのトリオ編成で挑んだライヴ盤で、ピアノやサックス以外の管楽器は一切使われていないんだ。豪放なロリンズ節がガンガン迫ってくる本作を聴くと、ジャズって凄いなって思えるよ。

JOHNNY GRIFFIN 『A Blowin' Session』 Blue Note(1957)
テナー・サックス奏者が3人もいるセッション盤で、一口にハード・バップと言っても三者三様のアプローチが楽しめる一枚だよ。早吹きのジョニー・グリフィン、斬新なジョン・コルトレーン、モッタリとしたハンク・モブレーって感じかな。

SONNY CLARK 『Cool Struttin'』 Blue Note(1958)
同年になると一聴しただけでハード・バップとわかる作品が増えてくる。その一枚がジャケも有名な本盤で、昭和30年代に起こった日本のジャズ・ブームにおいても人気を集めたんだ。口ずさめるほどに印象的なメロディーとブルージーなアンサンブルが何とも言えないよ。

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