NEWS & COLUMN ニュース/記事

第30回 ─ JAM BAND

第30回 ─ JAM BAND(3)

連載
Di(s)ctionary
公開
2008/09/11   00:00
更新
2008/09/11   17:53
ソース
『bounce』 302号(2008/8/25)
テキスト
文/大石 始

II それでは実際に聴いてみよう! その2

MOE. 『L』 Red Ink(2000)
来日公演もたびたび行い、日本でも人気の高いNY出身のモー。豪快で野太いギター・サウンドで90年代後半から支持層を拡大し、現在までシーンでトップクラスの人気を誇ってきた彼らだけど、その神髄を知りたければこのライヴ盤がオススメ。2枚に渡って繰り広げられる男臭~いジャムが圧倒的!

THE SIM REDMOND BAND 『Life Is Water』 I-Town(2001)
長尺ジャムを展開するわけじゃないし、演奏力もそれほど高いわけじゃない。でも、NY郊外発の彼らが紡ぎ出すメロウな世界は絶品。本作は日本のファンからも一躍注目を集めることになった出世作。同系統のバンドをお探しなら、ボストンのスリップも聴いてみて!

GALACTIC 『We Love 'Em Tonight:Live At Tipitinas』 Volcano(2001)
日本でもお馴染みになったニューオーリンズ発のジャム・ファンク・バンド。現在はジャム・バンドとしてのカラーも薄まってきたけど、このライヴ盤では粘っこいファンク・ビートでジャムりまくり。スタントン・ムーアのドラムもキレッキレ!

LOTUS 『Nomad』 Harmonized(2001)
ドロ臭さは皆無、全編でエレクトロニック・トリートメントしたフュージョン~クロスオーヴァー・サウンドが展開されるフィラデルフィア出身のバンドによる傑作。デッドの代わりにマニュエル・ゴッチングをルーツに置いたような深い酩酊感がまさしく新世代のジャム・バンド的!

STEVE KIMOCK BAND 『Eudemonic』  SCI Fidelity(2005)
アザー・ワンズやゼロなどに参加してきたギタリスト、スティーヴ・キモック。本作は自身のバンドによる初のスタジオ・アルバムで、クリアトーンでスピリチュアルな世界を描く彼の職人的プレイを満喫できるよ。パット・メセニーに通じる透明感に溢れた一枚!

STS9 『Peaceblaster』 1320(2008)
初期はゴリッゴリのトランス・ロック・バンドだった彼らだけど、2000年あたりから一気にクラブ路線にアプローチ。〈ライヴトロニカ〉とも呼ばれるスタイルを築いてシーンを牽引してきた彼らの最新作がこれだ。トリッピーなエレクトロニック・ジャム・サウンドにハメられる!