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第148回 ─ 恐るべき傑作を完成させたアル・グリーンは伝説なんかじゃないぞ!

第148回 ─ 恐るべき傑作を完成させたアル・グリーンは伝説なんかじゃないぞ!(2)

連載
360°
公開
2008/07/03   00:00
更新
2008/07/03   18:06
ソース
『bounce』 300号(2008/6/25)
テキスト
文/池谷 昌之

いまこそ振り返るべきアル・グリーンのクラシック・アルバムたち

 極端なことを言えば、アル・グリーンのアルバムはどれを聴いても本当にハズレがない(本当に、だ)。特に、ブレイク前夜の『Gets Next To You』(71年)から、ハイを離れるまでのウィリー・ミッチェルと組んだ作品は、飛び抜けた楽曲の有無や好みによって左右される程度の差しかない。その点がマーヴィンやカーティスに比べて手が出されにくい理由かもしれないが、だとしたらそんなつまらないことはない。アルの作品はいずれも高いクォリティーが保証されているのだから。そんなわけで……まずはP64で紹介している『I'm Still In Love With You』(72年)を聴いてもらいたいのだが、それに続くのは同年の『Let's Stay Together』か。同作から75年の『Al Green Is Love』までは6枚連続でチャートNo. 1を記録しているのだが、一般的に全盛期を過ぎたとされる70年代後半も、流麗さを極みを聴かせてくれるという点で、その味はまったく落ちていない。そうしてハイ時代を制覇したら、それ以前の作品や近年のブルー・ノート盤へと進んでほしい。まずは新作とハイ盤を!

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