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第26回 ─ POST ROCK

第26回 ─ POST ROCK(4)

連載
Di(s)ctionary
公開
2008/05/01   13:00
更新
2008/05/01   15:50
ソース
『bounce』 298号(2008/4/25)
テキスト
文/田中 幹也

III その後の流れと現在の音楽シーンに見るポスト・ロックの影響

 さて、ここまでは〈ポスト・ロックの発展〉に主眼を置いて授業を進めてきたが、その後の流れについてもしっかり理解しておかないと試験本番で苦しむことになるぞ~。21世紀に入ってポスト・ロック・シーンは世界各地へと拡大し、ますます多様化していくのである。南米ではフアナ・モリーナやフェルナンド・カブサッキらの作る先鋭的なサウンドが、〈アルゼンチン音響派〉としてポスト・ロック文脈からも世界的な注目を集めているし、ここ日本においてもMONOやtoeの海外での成功をはじめ、teなど多くのポスト・ロック・バンドを輩出したレーベル=残響が大躍進を見せるなど明るいトピックは多い。また、アークティック・モンキーズやディリンジャー・エスケイプ・プランなど一見ポスト・ロックとは無関係に見えるバンドにも、ロック・フォーマットにはない難解なリズムを採用したという点で、ポスト・ロックの影響が透けて見えるぞ。

 最後に、現行シーンにおいて忘れちゃいけないのがバトルスだ! 方法論の点ではトータス以上の存在がなかなか現れなかったポスト・ロックだが、一度細部まで練り上げた楽曲を強靭なバンド・サウンドで破壊するというバトルスの手法は、シーンに革命を起こしたのである。彼らの登場により、ポスト・ロックはいまふたたび急加速しつつあるのだ! 以上! 週明けまでに各自レポートを提出しておくように!!

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