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第26回 ─ POST ROCK

第26回 ─ POST ROCK(3)

連載
Di(s)ctionary
公開
2008/05/01   13:00
更新
2008/05/01   15:50
ソース
『bounce』 298号(2008/4/25)
テキスト
文/田中 幹也

II それでは実際に聴いてみよう! その2

JIM O'ROURKE 『Bad Timing』 Drag City(1997)
ジムをただの日本オタクと思ってる生徒諸君も多いかもしれないが、彼こそジョン・マッケンタイアと並ぶシカゴ音響界のキーパーソン。本作はそれまで前衛ギタリストとして活動していた彼が、アメリカン・ルーツ音楽を現代的に再構築してみせたフォーキーでポップなインスト作だ。

GASTER DEL SOL 『Camoufleur』 Drag City(1998)
デヴィッド・グラブスとジム・オルークが在籍したシカゴ音響派を代表するグループのラスト・アルバム。ジムの99年作『Eureka』への序章とも言える60年代ソフト・ロックの近未来的解釈と、ブッ飛んだ実験性の融合が絶妙なバランスで繰り広げられる様が愉快だぞ。

SIGUR ROS 『Agaetis Byrjun』 Fat Cat(1999)
ビョークを生んだ神秘の国・アイスランドらしく、ひたすら幻想的で美しい彼らの音世界は、その後のポスト・ロック界に〈美の追求〉という新たな流れを作り出した。彼らの出世作であるこの2作目を、先生も毎晩星空を見上げながら聴いてはウットリしていたっけ……(遠い目)。

GOD SPEED YOU! BLACK EMPEROR 『Lift Your Skinny Fists Like Antennas To Heaven』 Kranky(2000)
管弦楽器を多用した、暗く長い組曲のような作風、そしてインストでありながら強烈な社会的メッセージを込めたアレンジなど、すべてが個性的すぎるカナダの大所帯バンドが放った2枚組! 先日の解散に涙!!

MOGWAI 『Rock Action』 Matador(2001)
現在のポスト・ロック・バンドの多くが〈モグワイ系〉などと評されているほど、叙情的なギターと静寂から轟音への急激な転換という彼らのスタイルは、後のシーンの方向性を決定付けた感がある。だが、バンドはこの3作目で歌や打ち込みを導入し、さらに後続を引き離したのだ!

MICE PARADE 『Obrigado Saudade』  Bubble Core(2003)
USポスト・ロック界の重要プロデューサー、アダム・ピアースのメイン・プロジェクトである! 流石はドラマーだけにリズムへの探求心が凄まじく、ダブやエレクトロニカにフラメンコ・ギターまでを取り込んだパーカッシヴな音は、何度聴いてもスリリングだぞ!

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