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第20回 ─ BLUE-EYED SOUL

第20回 ─ BLUE-EYED SOUL(4)

連載
Di(s)ctionary
公開
2007/11/08   00:00
更新
2007/11/08   17:38
ソース
『bounce』 292号(2007/10/25)
テキスト
文/北爪 啓之

Ⅲ その後の流れと、現在の音楽シーンに見るブルーアイド・ソウルの影響力

 80'sのUKブルーアイド・ソウルの流れは、90年代に入るとアシッド・ジャズやレア・グルーヴなどのクラブ・カルチャーに吸収されるかたちで次第に収束していくのだけれど、その過程でジャミロクワイというニュー・ヒーローが誕生した。ファンクやニュー・ソウルをネタ使い的な感覚で蘇らせた彼らのサウンドは、まさにサンプリング世代の象徴だよね。

 ところがそれ以降、ブルーアイド・ソウル的な新人はしばらく登場せず、言葉自体も風化しつつあったんだ。それがここ何年かで状況が変わってきた。まずはマルーン5のブレイクだね。あくまでロック・フォーマットにこだわりながらも、そのサウンドは実にソウルフル。それはかつてヤング・ラスカルズがめざしたものに似ていると思わないかい? また、ジェイムス・ブラントやジェイムス・モリソンらUKの正統派男性シンガーにはモロにブルーアイド・ソウルの影響を感じるし、サーフ系の文脈で語られがちなドノヴァン・フランケンレイターだって2作目『Move By Yourself』ではAORばりのメロウ・グルーヴを披露。さらにクラブ・シーンからリンクしてきた、ベニー・シングスやタルクが持つ黒さも実にブルーアイド的だ。つまり、現在はさまざまなフィールドから登場した新世代ブルーアイド・ソウラーの全盛期と言ってもいいね。

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