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第6回 ─ オリジナル・ディスコマン

第6回 ─ オリジナル・ディスコマン(3)

連載
JAMES BROWN IS NOT DEAD
公開
2007/10/18   22:00
ソース
『bounce』 291号(2007/9/25)
テキスト
文/出嶌 孝次

JB生存説を裏付ける証拠物件の数々──今月も時空を超えてドカドカ提出するぜ!

JAMES CHANCE & THE CONTORTIONS 『Live Aux Bains Douches』 ZE(2004)
パンクやディスコの遺灰から立ち昇ってきたニューorノーウェイヴは、JB本人の迷いとは対照的にファンクを尖鋭化した。NYのJBならぬJCが80年のパリで録ったこの実況盤では、性急な“I Got You(I Feel Good)”と“King Heroin”がソリッドにつんのめる。

PIGBAG 『Dr Heckle And Mr Jive』 Y/BMG JAPAN(1981)
ポップ・グループのサイモン・アンダーウッドがJBとフェラ・クティのプリミティヴな融合を推進したバンドの怪作。いま聴くとポスト・ディスコ的なフリー・ファンクといった感じか。ヤバ~い7インチ・ミックスの“Papa's Got A Brand New Pigbag”は日本盤で聴けるぞ。

『The Original Sound Of Ibiza : Mixed By Alfredo』 Ministry Of Sound(2007)
バレアリックの先駆者的なイビザのDJ、アルフレッドが80年代のセットを再現した興味深いミックスCD。バレアリックがディスコ本来の自由さを取り戻す動きだったと位置付けるならば、ここにJBの“How Do You Stop”があるのも偶然じゃない。

SHARON JONES & DAP KINGS 『100 Days, 100 Nights』 Daptone/Pヴァイン(2007)
マーヴァ・ホイットニーばりにJBフィーリングを漲らせて登場してきた、シャロン姐御と仲間たちの最新作。今回はダイナマイトな直球のJBらしさは抑え気味ながら、泥臭いサザン・マナーの向こう側にはどっちにしろJBがいるのよ。