world's end boyfriend 『Xmas Song』(2002)
world's end girlfriendの別名義による唯一のアルバム。クリスマス企画ものといって侮ることなかれ。敬虔なクリスチャン以上の崇高さとROMZ印のお下劣さが交錯するメロディーとビートにサンタも仰天です。
(望月)
VARIOUS ARTISTS 『Let's i Love You』(2002)
すべてはここから始まった! ROMZオールスターズに加えて交流のある海外勢が登場した、第1弾レーベル・サンプラー。ブレイクコアからエレクトロニカ、ブレイクビーツまで、現在の人気を予見させるディープな強力盤です!
(郡司)
Joseph Nothing 『Dummy Variations』(2002)
world's end girlfriendに勝るとも劣らぬメルヘンチックかつドリーミーな独自の世界観を持つJoseph Nothing。初期ROMZを代表するこの一枚は、緩急を自在に使い分けるビート、涙腺を刺激し続けるメロディーでブレイクコアの限界を越えた!
(望月)
SHIRO THE GOODMAN 『踊り狂って飯が腐るのだ』(2003)
スーパー・ハードコアDJとして全国を飛び回る、レーベル主宰者の傑作ミックスCD。ダンスホール・レゲエを基本軸に、超高速ジャングルやハードなブレイクコアを横断した、破天荒な音魂には悶絶必至。脳天をブチ抜かれる狂気の一枚だ!
(郡司)
Joseph Nothing 『Deadland after Dreamland』(2003)
世界的に高い評価を得ている奇才の、〈廃墟の遊園地〉をテーマにしたサード・アルバム。ドリーミーで深遠なエレクトロニカ・サウンドに見え隠れする、歪んだ感情と毒気……美と退廃が混在し、虚構の世界へと誘う大作。
(郡司)
VARIOUS ARTISTS 『Summer Tracks』(2004)
ROMZと周辺の面々による36曲をSHIRO THE GOODMANが選りすぐった2枚組の夏コンピ……って、どんな夏やねん。赤犬やOORUTAICHI、モユニジュモらも巻き込んだキュートな無法ぶりはどっちも楽しいんですが、断然カッコイイのはグライミーな花火がドーンと上がるDisc-2!
(轟)
DJ /RUPTURE 『Special Gunpowder』 Tigerbeat6/ROMZ(2004)
世界中の音楽を、とりわけレゲエやライ、アフリカ音楽を核にしてエディット~サンプリングで独自の世界を築き上げる、一流よりも二流好きな才人。“Bam Bam”で知られるレゲエDJ=シスター・ナンシーに歌わせた“Little More Oil”がもっとも象徴的かも。
(櫻井)