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第2回 ─ 味噌と和尚とスコッティ・ブラザーズ

第2回 ─ 味噌と和尚とスコッティ・ブラザーズ(3)

連載
JAMES BROWN IS NOT DEAD
公開
2007/04/05   16:00
更新
2007/04/05   18:32
ソース
『bounce』 285号(2007/3/25)
テキスト
文/出嶌 孝次

JB生存説を裏付ける証拠物件の数々──今月も各方面からゾロゾロと登場してるぜ!

MACY GRAY 『Big』 Will.I.Am/Geffen/ユニバーサル(2007)
彼女の魂の器のデカさは、この新作でも確認できるが、注目すべきは“Ghetto Love”だ! JBのブルージーな名曲“It's A Man's Man's Man's World”を、派手なイントロから哀しげなストリングスまで上手く引用しているのだ。アリシア・キーズ“Fallin'”と同ネタでもあるな。

IGGY POP 『Naughty Little Doggie』 Virgin/東芝EMI(1996)
この怪人もJBに通じるモンスターだよ。ブライアン・イーノが〈クラフトワーク+JB〉と例えた初期作もいいが、証拠物件としては本作の日本盤ボートラが強力! 奇声を交えながら脱力カヴァーを展開する“Sex Machine”が楽しいね。


JB 『Live...Love...Life -The Triple L Album』 Mello Soundz/Pヴァイン(2006)
おっ、JBが新作をリリースしたのね……って別人かよ! 彼はルーサー・ヴァンドロス系の歌声を駆使してアダルトなR&Bを聴かせる新人シンガー。このシルキーな味わいは好きだね。しかし、ジョージア出身で本名もジェイムズ・ブラウンとは!

CLYDE STUBBLEFIELD 『The Original』 Nardis/Cotton Club(2004)
上に登場してくれたDJオショウも「〈ブルーノート〉で“Funky Drummer”のブレイクを叩いていた彼を見た時はチビリました」と告白する、オリジナル・ファンキー・ドラマーの最新作。本作の日本盤化に合わせた来日公演の詳細は〈http://www.nardismusic.jp〉にて。