Ⅱ それでは実際に聴いてみよう! その2
VARIOUS ARTISTS 『Nuggets:Original Artyfacts From The First Psychedelic Era 1965-1968』 Rhino
60'sガレージ入門盤。最初はレニー・ケイが〈ちょっと前のイイ曲を集めてみよう〉的感覚で作ったものですが、いまやガレージの定番コンピとしてシリーズ化。いろんなバンドをまとめて聴くには、この第1弾が便利です。
VARIOUS ARTISTS 『The Essential Pebbles Collection, Vol.1』 AIP(1966)

〈Nuggets〉からさらに一歩踏み込んだものが同シリーズ。ガレージ・バンドはシングル1枚で消えたりして、アルバム・リリースに至らないものが多かったのですが、そんなバンドの音源が多数収録されています。深く聴きたい人にオススメ!
ザ・ゴールデン・カップス 『アルバム第2集』 東芝EMI(1968)
日本に飛び火したガレージはグループ・サウンズという呼び名で一大ブームになります。なかでも不良度の高いのが、ダイナマイツとこのザ・ゴールデン・カップス。アルバムやライヴでの彼らは歌謡曲要素を排除した本格的なサウンドで、海外でも好評価を得ています。
MUTANTES 『Mutantes』 Universal Brazil(1969)
ムタンチスと読みます。ブラジルというとリオのカーニヴァルやボサノヴァなど、ロックとは程遠いイメージがありますが、このような優れたバンドもいたんです。エフェクトが多くてサイケデリック色も強く、ユーモアと革新性を兼ね備えていました。
MC5 『Kick Out The Jams』 Elektra(1968)
自動車工場の街、デトロイトで爆発したロックの塊。とにかくド派手で破天荒な存在感は、ライヴ音源を収録したこのファースト・アルバムで感じることができます。政治的指向の強かったバンドですが、その後のパンクの原点としても重要な役割を担っていますよね。
THE STOOGES 『The Stooges』 Elektra(1969)
MC5と並ぶデトロイト発の最重要バンド。純粋にガレージと呼ぶのはどうかな?とも思いますが、特に今作で顕著な渾沌としたロックンロール的パワーの放出が、後のパンクへと繋がる流れに大きく関与しています。その証拠に、これまでにも数多くのフォロワーを生んできました。