レコ発ワンマン・ライヴで示した、確かな成長の証し
7月13日にNMNL RECORDSよりリリースされたセカンド・アルバム『WORLD AND MARBLES』を引っ提げ、7月20日に下北沢シェルターにてレコ発ワンマン・ライヴを行ったUNDER THE COUNTER。ファースト・アルバム『POOL OF CIDER』からわずか5か月後に届けられたこの新作で驚異的な成長ぶりを見せてくれただけに、そのカラフルな楽曲たちがライヴという生の現場でどういった輝きを見せるのかがポイントでもあった。超満員の空間を染め上げていくバンド・サウンドの確かなパワーとエネルギーは決して刺々しいものではなく、あくまでも優しい。「ギター・ロック、ポップ……なんと言われてもいいけど、オレたちは、ただいい曲をこれからも作っていきたい」というヴォーカルの関谷謙太郎の強い意志が込められた言葉が印象的だった。そう、UNDER THE COUNTERは、ただ〈いい曲〉をわれわれに届けてくれるいいバンドだ――その夜のライヴは、そんなシンプルな事実を十二分に確認させてくれた。