ドイツ・クロスオーヴァー、これがマスト!! その1
MEITZ 『Vertikal』 Infracom!(2003)
プロデューサー/キーボード奏者としてジャザノヴァ、ジョージ・レヴィンなどドイツ・クラブ・ジャズ・シーンの要人たちと何度も共演してきたフォルカー・マイツのファースト・アルバム。アフロ、ラテンとエレクトリック・ファンクが融合した美メロ揃いの一枚。(堀内)
AROMABAR 『Milk & Honey』 Infracom!(2002)
インテリジェントでモコモコ&ポコポコなサウンドがクールなアロマバー。流麗なヴォーカルを配したジャジーな2ステップから、ラウンジ・テイストのハウス曲までバランスのとれた構成の本作は、お洒落さんが身体を揺らすセカンド・フロアで機能しそうな逸品。(出嶌)
TAXI 『Blue Zero One』 Infracom!(2001)
デトロイトやアフリカやフィリーを経由する超遠距離タクシー。いまやインフラコムを代表するユニットとなった彼らの2作目は、テック・ハウス調の“City Wanderer”で神秘的に滑り出す、ロマンティックなフューチャー・ソウルの傑作。間もなく新作もリリース予定とか!(出嶌)
GEORG LEVIN 『Can't Hold Back』 Sonar Kollektiv(2003)
“When I'm With You”で注目を集めたジョージ・レヴィンのアルバム。ブルーアイド・ソウル~AORノリの薄すぎず濃すぎない歌唱に端正なトラックが寄り添う。仕掛人はマイツとジャザノヴァのアクセルで、間口が広く奥も深い名作。若人は踊り、オッサンは昇天!?(高橋)
TRIO ELETRICO 『Echo Parcours』 Stereo Deluxe(2003)
ニュルンベルグで活動するブーズー・バユーのメンバー、ピーター・ヘイダーを中心にアーバン・ダブ(?)を生み出す3人組。ジャケから連想できるオモチャっぽさは皆無! アダルトなヴォーカル曲や緻密でジャジーなダウンテンポが心地良い。(出嶌)
MO' HORIZONS 『...And The New Bohe-mian Freedom』 Stereo Deluxe(2003)
ステレオ・デラックスの看板デュオ、3作目。曲名どおりドラムンベース&ブーガルーの“Drum 'N Boogaloo”や、シタールを用いた“Morning Bay”、サウダージな“Come E Or”など、のんびりした幸福感に溢れた色合いの豊かさは彼らならでは。(高橋)
BEAT CLUB 21 『Mobile Wellness』 Infracom!(2003)
傑作コンピ『[re:jazz]』で生音に目覚めた(!?)インフラコムが送り出した9人編成バンド、ビートクラブ21。ジャズ、ブレイクビーツ、ボッサといった、いわゆるオシャレアイテムの必須要素がすべて入った〈生クラブ・ジャズ〉。バンドです、ってところが重要。(堀内)