95年にスタートした〈DJ Kicks〉シリーズは、あらゆる分野のDJ(ではない人のモノもあります)を迎え、より幅広いジャンルの音楽を送り出そうというもの。人選はさまざまですが、まだシングル・サイズの作品しかリリースされていない段階でミックスCDをリリース(トゥルービー・トリオやヴィクター・デュプレーがこの例です)し、その才覚をいち早く世に出すのに寄与したり、あるいは単純に旬のド真ん中な人選(別掲のプレイグループやティガ、昔だとニコレットなんかがそうでした)で楽しませてくれたり、ちょっとリリースとはご無沙汰なアーティストの近況報告でもあったり、いろいろです。下に紹介した他にも、クルーダー&ドーフマイスター、ナイトメアズ・オン・ワックス、ステイシー・プーレン、ロッカーズ・ハイファイ、スミス&マイティ、クロード・ヤング、テラノヴァ……といったビッグ・ネームが〈DJ Kicks〉をリリースしているので、チェックされたし。こうやって並べてみると、微妙に統一感のあるジャケも素敵ですね。
▼豪華すぎる〈DJ Kicks〉シリーズを一部紹介。
96年のカール・クレイグ盤(!K7)
97年のニコレット盤(!K7)
98年のアンドレア・パーカー盤(!K7)
2000年のステレオMC's盤(!K7)