SPACEK 『Vintage Hi-Tech』(2003)
彼らの!K7移籍は大きな話題だった。アイランド・ブルーからデビューするも、レーベルのゴタゴタでその名を轟かし損ねた不遇の天才グループ、スペイセックの移籍第1弾。エレクトロニクスと歌のソウルフルな融合劇はもっと評価されるべき。(出嶌)
SWAYZAK 『Dirty Dancing』(2002)
これまで展開してきたディープ~クリック・ハウスはそのままに、ディスコやニューウェイヴ的なタッチを新たに加えた斬新な構成。ほぼ全編に登場するヴォーカルも大きなアクセントとなり、実にユニークな内容の一枚に。(青木)
SMITH & MIGHTY 『Life Is...』 More Rockers(2002)
ヴェテランながらいまだ貧欲に進化を求めるスミス&マイティ。ダブ/レゲエを軸にソウルやヒップホップなどさまざまなエッセンスを織り込みつつブリストル特有のスモーキーな音に仕上げ、深遠なる世界を堪能させてくれる。(青木)
URSULA RUCKER 『Supa Sista』(2001)
キング・ブリットや4ヒーローがプロデュースに携わった、フィラデルフィア最高の詩人/シンガーが送るファースト・アルバム。現行のコマーシャルなUSシーンからはこぼれ落ちてしまう才能をフックアップするのも!K7の役割か?(出嶌)
HERBERT 『Bodily Functions』 Soundslike(2001)
本来持っていた実験性とこれまでにないポップな要素が見事に融合し、大ブレイクのきっかけとなった本作。テクノ、ハウスをはじめエレクトロニック・ミュージックのあらゆるテイストが絡み合ったフリースタイルな作品。(青木)
RECLOOSE 『Cardiology』 Planet E(2002)
カール・クレイグの下から衝撃的なデビューを果たしたリクルース。デトロイトのシーンに新風を吹き込んだこのファースト・アルバムは、ジャズからテクノ・リスナーまでをも虜にさせる美しいシンセと、緻密に作り込まれた感覚が特徴。(青木)
TOSCA 『Dehli 9』(2003)
ダビーでクールなダウンテンポ、ジャズを得意とするトスカ。2枚組となる本作では生楽器やヴォーカルを積極的に採り入れることで、新しいトスカ・サウンドの獲得に成功。Disc-2に収められたピアノ・ダブが最高の出来です!(青木)
RAE & CHRISTIAN 『Nocturnal Activity』(2002)
独自のソウルフルな音世界を編み上げるレイクリ。快作『Sleep Walking』に続く本作は、フェイズ・アクションやアット・ジャズ、トム&ジョイスといった並びが!K7っぽいリミックス集。パーラメントのヌルいカヴァーも収録。(出嶌)