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第2回 ─ エレクトロニカ~ハウスを横断する鬼才マシュー・ハーバートがゲスト出演! え!? 消火器を叩くビッグバンドだって?

スウィング・エイジ

連載
鈴木惣一朗の貝がらラジオ
公開
2003/05/22   14:00
更新
2003/05/22   17:16
ソース
『bounce』 242号(2003/4/25)
テキスト
文/田辺 有朋

〈スウィング・エイジ〉を華やかに彩ったビッグ・ジャズメンたちを紹介!

 1900年代に確立したニューオーリンズ・ジャズをもとに、シカゴ、カンザス・シティ、NYなどで発展したスウィング・ジャズ。勇壮かつ軽妙なホーン、軽快なピアノ、かっちりビートを刻むリズム隊といった編成からなる大所帯、ビッグバンドによるダイナミックでスウィートなサウンドは、1930年代にアメリカ各地で隆盛を迎えた。そんななかから、代表的なアーティストを紹介していこう。

 カンザス・シティで〈伯爵〉の称号を奉られたカウント・ベイシーは、多くのスター級プレイヤーが去来したオーケストラを率い、絶妙にスウィングする痛快な演奏で人気を博した。また〈公爵〉の呼び名を持つデューク・エリントンは、NYの最高級クラブ、コットン・クラブなどで活躍。一流ソリスト揃いのオーケストラによる、ブルージーでスケールの大きいサウンドが素晴らしい。また伝記映画でも知られるトロンボーン奏者、グレン・ミラーは、上品で細やかな演奏スタイルで商業的に成功するも、第二次大戦下のドーバー海峡上空で行方不明になったという。そして〈スウィングの王様〉、クラリネット奏者のベニー・グッドマン。現代音楽の作曲家からも重用された確かな演奏力に裏付けられた、洗練を極めたメロウなサウンドが心地良い。

▼文中に登場したアーティストの作品を紹介。