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第11回 ─ プロレスLOVE

闘いのドラマを彩ったファイティング・ミュージックの数々 その1

連載
Discographic  
公開
2003/02/20   11:00
更新
2003/02/20   17:24
ソース
『bounce』 239号(2002/12/25)
テキスト
文/石田 靖博、卯之田 吉晴、出嶌 孝次

LED ZEPPELIN
『Led Zeppelin III』 Atlantic(1970)

元祖インテリジェント・モンスター、ブルーザー・ブロディの入場曲〈移民の歌〉収録。あのトライバルなドラムと共に振り回されるチェーンで殴打されたかった。(石田)

BLACK SABBATH
『Paranoid』 Castle(1970)

屈強な肉体とロックな風貌で一世を風靡した史上最強のタッグ・チーム、ロード・ウォリアーズ。花道を疾走して登場する彼らを盛り立てたのは、ブラック・サバスの“Iron Man”。まさに!(出嶌)

PINK FLOYD
『Meddle』 EMI(1971)

〈吹けよ風 呼べよ嵐〉といえば極悪コンビ=ザ・シーク&アブドーラ・ザ・ブッチャーの入場曲。ピンク・フロイド曲中、この曲の認知が異常に高いのは、試合会場でブッチャーに追いかけられた人がいかに多かったかの証明だ。(出嶌)

竹田和夫
『ニッポンのロック・ギタリスト』 ビクター

クリエイション時代の竹田による“SPINNING TOE-HOLD”はもちろんザ・ファンクスの入場テーマ。まさにテキサス・ブロンコばりのファンキー・ロックですわ。(出嶌)

MADONNA
『Madonna』 Sire(1983)

先日の〈K-1 GP〉で裏優勝して世界最強説再燃、いまやお茶の間の人気者でもあるボブ・サップ。通常の入場時は〈ツァラトゥストラはかく語りき〉だが、グレート・ムタと対決した〈W-1〉では“Holiday”をバックにダンサーと共に踊って(これがまた上手いんだ)登場。(石田)

SPEED 2 : CRUISE CONTROL
『Soundtrack』 Virgin(1997)

その天才的閃きに溢れたファイトで総合格闘技ブームにもっとも貢献した桜庭和志の、有名すぎる入場曲(高阪剛じゃないほうのTKこと小室哲哉作の)“Speed”収録。入場時のコスプレも名物の桜庭。完全復活して欲しいッス。(石田)

THE LAST OF THE MOHICANS
『Soundtrack』 Morgan Creek(1992)

引退試合は誰とするのか、日本のヴァーリトゥード人気の火付け役、500戦無敗のヒクソン・グレイシー(およびグレイシー一族)入場曲“Fort Battle”収録。グレイシー・トレインも名物。(石田)

高中正義
『虹伝説~THE RAINBOW GOBLINS』 キティ(1981)

いまなお昭和の香りを漂わせる風雲昇り龍、世界最強の52歳、馬場と猪木から日本人として唯一フォールを奪った男──〈ミスター・プロレス〉こと天龍源一郎の入場曲“THUNDER STORM”収録。(石田)