
CONVERGE
『Caring And Killing』1997
現アメリカ・ハードコア・シーンの良心!本誌がお目見えするころには、なんと来日公演中なんです!今作は91~94年までのレア・トラックを集めたコンピ。現在の轟音グルーヴもいいけど、オールド・スクールとニュー・スクールとジャンクが見つめ合ってるような、ちょっとチープなこの時期も格別。化け物になる前の序章。通常はNYのイコール・ヴィジョン所属だけど、今後もハイドラ・ヘッドとともにいろいろとやらかしてくれることでしょう。(小林)

PIEBALD
『When Life Hands You』1999
サード・アルバムにあたる最新作『Barely Legal/All Ages』では突き詰めたポップ感をアピールしている彼らだが、このデビュ-作は、レーベルのイメージにふさわしいシリアスさと荒々しいエモーショナル感がミックスされ、絶妙なニュアンスを感じさせている。彼らがこの作品で表現した、不思議なトーンと軽快なタッチによるコントラストはオリジナリティーとなり、シーンの意識を向上させた。現在、地元ボストンをはじめ本国で人気急上昇中。(斎郷)
COALESCE
『There Is Nothing New Under The Sun』1999
ゲット・アップ・キッズ、レジー&ザ・フル・エフェクトの〈踊るキーボーディスト〉、ジェイムス・ディウィーズがドラムで在籍している激ハードコア・バンド。基本的にはセカンド・ネイチャー所属なんだけど、今作ではここからお遊び作品を……、だってレッド・ツェッペリンのカヴァー作品なんだもの!これがハマッてるからたまんない。ダミ声+タイトでカオスなサウンドがパワー・ワールドを展開。とにかく新作を発表してほしいバンドです。(小林)
BOTCH
『We Are The Romans』1999
ケイヴ・インのあと、レーベルを背負って立つ存在だったのに解散しちまった。ホントに悔しい。アホ~。シアトルの本物たちが放った魂は思いっきり重たくてスリル満点で見当もつかなかった。ディリンジャー・エスケイプ・プランあたりを思わせる激展開が繰り広げられるんだけど、もっと彼らのほうがガンガン鈍器を投げておりました。もうすぐ未発表曲を含んだメモリアル作品が発表されるらしいけど、そんなのはいいから復活してくれたまえ~。(小林)
THE DILLINGER ESCAPE PLAN
『Calculating Infinity』1999
ハードコア界に革命を起こしたといえる驚異のファースト・アルバム。擦れまくった激烈感に独自性を決定づけたのは、緻密な計算下から繰り出されるスタイリッシュな変則感と密やかなプログレ風味。あり得ないはずのスタイルを正解にしてしまった彼らのセンス&アイデアはものすごい影響力を生み、膨大な量のフォロワ-・バンドを生む結果となった。ちなみに当レーベルからのリリースはLPのみで、CDはリラプスから。(斎郷)