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米のテナー・サックス奏者、MICHAEL BRECKERが白血病のために死去

これまでに11度もグラミー賞を獲得するなど、現在のジャズ・シーンにおけるトップ・アーティストとして知られるテナー・サックス奏者、マイケル・ブレッカーが1月13日、白血病のためニューヨークで亡くなった。享年57歳。マイケルは2005年に難病である骨髄異形成症候群と診断され音楽活動を休止。その後、手術を経て一時はステージに立てるまでに回復し、今年3月にリリース予定のニュー・アルバム(タイトル未定)を完成させるなど最後まで精力的な活動を続けたが、惜しくも帰らぬ人となった。
マイケルは1949年、米フィラデルフィアにて誕生。実兄でトランペット奏者のランディ・ブレッカーと共にブレッカー・ブラザーズとして1975年にアルバム『The Brecker Brothers』でデビューしてブレイク。70年代フュージョンを代表するグループとして一大センセーションを巻き起こすと共に、スタジオ・ミュージシャンとしてもスティーリ−・ダンやジェイムス・テイラ−、ジョニ・ミッチェルなど数多くのアーティストの作品に参加。当時の音楽シーンにおけるキー・パーソンとして多方面で活躍して、その人気を不動のものとした。また、80年代以降からは、ソロ・アーティストとしてストレートなジャズ作品を続けて発表し、ジョン・コルトレーンの流れを汲む正統派テナー奏者としての実力も発揮。古くからのジャズ・ファンからも信頼されるミュージシャンとなった。ご冥福をお祈りします。

掲載: 2007年01月15日 20:00

更新: 2007年01月15日 21:04