【タワレコ発インストア・ライヴ速報】キセルがタワレコ新宿店に登場!
05年11月6日(日)にSHIBUYA BOXXで行われたライブの模様を収録した、初のDVD「スキマミュージック 番外編」を2月24日にリリースしたキセルがインストア・ライヴを行った。DVDの発売から時間も経っているので、お客は入るのかな?と心配していたが、フタを開けてみるとイベントスペースの外まで人があふれる大盛況ぶり。改めて彼らの根強い人気を再確認する。ゆったりとした拍手の中、これまたゆったりと兄弟が登場し、〈日曜のこんないい時間に来てくれてありがとう。僕らはさっき起きたばかりだけど頑張ります(笑)〉と兄の豪文が挨拶。そんな言葉通り、半分眠っているかのようなまどろみの中、1曲目“春”を披露。アコギとミュージカル・ソウ(※のこぎり型の楽器)の編成で鳴らす音に合わせ、ゆらゆら、ふわふわと観客の頭が揺れていく。
そして2曲目は“ピクニック”。弟の友晴はベースに持ち替え、サンプラーから流れる不器用だけど素直なご機嫌ビートに身をゆだねる。DVDにも収録されている3曲目の“ハナレバナレ”では、ファンキーでドロッとしたリズムの上に、羽毛ぶとんや猫の昼寝のようなやさしいメロディが乗り、たぶん誰もがそのあまりの気持ちよさに夢心地だったはず。打ち込み、歌、ギター、ベースの音のバランスが絶妙で、永遠にこの時間が続いてほしかった。
最後には〈たぶんキセルを初めて観た人もいると思うけど、ボクら兄弟でやってまして〉、〈兄です〉、〈弟です〉と各自メンバー紹介。〈僕ももう30になりましたが、30になると身体が変わる。さっきまで裏で2人で肩のもみ合いをしてました(笑)。初のDVDを買ってくれたみなさま、どうもありがとうございます〉と豪文が丁寧なMCで締め、ラストの“ギンヤンマ”へ。全4曲という短さだったが、選曲も季節にぴったりで、春の陽気と相まって非常に和やかな雰囲気のまま終了。上着を脱いで外を散歩したくなるようなポカポカしたショウだった。(田家大知)
〈06/3/19キセルインストアライヴ @TOWER RECORDS 新宿店〉
1.春
2.ピクニック
3.ハナレバナレ
4.ギンヤンマ
〈~DVD発売記念&新曲発表ワンマンライブ~「続・すきまミュージック 番外編」〉
東京編
4月16日(日)代官山UNIT
料金:前売3,500円(税込・1ドリンク別)
京都編
4月23日(日)京都磔磔
料金:前売3,500円(税込・1ドリンク別)