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インタビュー

INTERVIEW(1)――前兆

 

前兆

 

FAR FRANCE_A
Far France

 

――今回のコンピの参加メンバーは、以前から繋がりがあったんですか?

英真也(Far France)「元々、ライヴハウスで対バンする機会がけっこう多かったんですね。2007年か2008年ぐらいにSuiseiNoboAzと、解散しちゃいましたけどマヒルノとうちでスリーマンをやって、その時にすごい、1つのムーヴメントのような感じにはなっていて。で、その年の終わりにMotionとMARZで〈SWAN SONG COUNCIL〉っていうイヴェントがあったんですけど、確かその2日目かなんかに、このコンピに参加してるバンドがガッツリ出てて、その日が最初から最後までやたら盛り上がっていて、これはなんかおもしろいことになるんじゃないか、って。それは誰もが思ってる感じだったんですけど、みんな思ってるだけで終わってたところを、タカハシヒョウリ(オワリカラ)君が、それを残したい、みたいに考えてくれて」

――英さんは、デザインを担当されてるんですよね?

「はい、全部やりましたね」

――全部!? パッケージ全体を?

「ガッツリやりましたね(笑)。ここね、ホントにフォント太くしてほしいんですけど(笑)。1回、サンプルみたいな感じでジャケットをスタッフに出したら、〈ん~、微妙だね〉って言われて〈マジか〉と。で、そっから寝ないで作って、最終的に俺もけっこう自信があるものを出したらOKが出て、いまのジャケットになったんですけど。なかのブックレットだったり、CDの下のトレイのとこだったり、ひとつひとつこだわってるんで、ぜひそこも見ていただけたらな、と」

――特にここにこだわった、っていうところはあります?

「ジャケットを見てもらえればわかると思うんですけど、コーンって、東京のガヤガヤしてるところを区切ってるものだな、東京を象徴しているなと思って、コーンをモチーフにしようと考えたのが最初で。あと、赤と青っていうと、いま、3Dとか流行ってるし、3Dメガネとか、あれの色もあるな、と思って。いまのTOKYO NEW WAVEに参加してるバンドたちには、3Dみたいにバーッと音楽業界に飛び出していくカッコよさみたいなのが絶対あるなーって思ったんで、赤と青と3D、コーンっていうのをイメージして、トータルでデザインしたんですけど。これね、誰にも言ってないですよ(笑)。スタッフの誰にも言ってない(笑)」

 

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掲載: 2010年07月07日 17:59

インタヴュー・文/土田真弓