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インタビュー

カテゴリ : .com FLASH!

掲載: 2010年05月26日 17:59

更新: 2010年05月27日 15:09

インタヴュー・文/土田真弓

 

約束をして未来を見る

 

――(笑)ではタイトルの話から繋げると、今度はアルバムのタイトル『敢えて、理解を望み縺れ尽く音声や文字の枠外での『約束』を。』ですね。以前、インタヴューで〈『』のなかの言葉をつけてから、周りに肉付けしていく〉という話があったと思うんですが。まず、今回の『約束』とは?

masa「はい。基本的にはアルバムと曲ではタイトルの付け方がまったく別のヴェクトルなんですけど。いままでのアルバムのタイトルは、〈僕らはバンドだよ〉ってことが言いたかったので、そういう『』の中身なんですよ。で、僕らインスト・バンドですよってところで、前後の肉付けをしてて。でも、まあ今回はそういうんじゃなくて、単純に、次のステージにきたから、と思って。なんていうか……俺、真面目に話すよ?」

kono「いいよ」

――ぜひお願いします(笑)。

masa「人間だけが、未来を見れるんですよ。それはどうやって見るかって言ったら、約束をして未来を見るんですよ。動物は明日の20時、何やってるってわかんないですけど、人間は約束したら〈明日の20時、あ、飲んでるわ〉ってわかるじゃないですか。でも、未来とかってちょっとカッコ良すぎるよな、と思って。ま、次のステップに来たんで〈先に行ってるんだよ〉っていうニュアンスが出ればいいかな、って考えてた時に、〈あ、約束がいいかな〉と。あとはいつも通り、〈僕らインスト・バンドです〉っていう肉付けです」

――なるほど。では次のステージにきたな、っていうのは、端的にどういうところで?

masa「単純に責任が出てきたかなってところですね。いままではインタヴューひとつ取っても、〈別に脱線しても怒られる筋合いはないし〉っていうのでやってたんですよ(笑)。僕らが楽しければそれでいいじゃねえかよ、っていう(笑)」

kono「それは彼だけですよ(笑)」

masa「僕だけです、はい(笑)。僕は自分タイムで動く人間なんで(笑)。少し、時間通りに来ようかな、って(笑)。そういうステップです」

――4枚目にして。

kono「4枚目にして、責任が。アルバムのタイトル、『責任』でもよかったね(笑)。もしくは反省(笑)」

――では、konoさん的に、次のステップに進んだな、っていうところはあります?

kono「僕は、いままでアルバム3枚出して、聴き返すことがほとんどなかったんですね。いい作品でやれることは全部やったんだけれども、気持ちのどこかでは、まだ納得するところまでは行けてなかったな、っていうのがずっとあって。で、まあ今回は、レーベルも新しくなって、新しいことをやるうえで、自分が何度も聴けるアルバムにしたいな、っていうのがあって、それを作るためには何をやったらいいかを考えて、楽曲の細かさ、音の繊細さすごく詰めてやって。で、それをやっただけ、今回のアルバムは出来上がってから何度も聴いてるんですよ。すごくいいアルバムだなって聴くことができたんで、それがやっぱり、今回は新しい発見だったな、っていうのがありますよね。いままでやってたことがあって今回がある、って感じなんで、いままでのことも無駄ではないし、新しいものが見えたおかげで、次はこういうことをやろう、って創作意欲が湧くようなことも、考えられるようにはなったんで、早くも次のを作りたいな、っていうのはありますよね。うん」

――いまレーベルも新しくなって、っていう話が出たんですけど、それはどういう経緯で?

kono「これまで3枚アルバムを出して、この3枚でワンセットというか、ひとつの通した作品みたいな形で、自分らのなかではひとつ収まっていて、次にそうじゃないことをやろうとした時に、曲作りだけじゃなくて、te'の活動自体も新しいことをやっていきたいな、って思ったなかの一環で、たまたまそういうお話をする機会があって。まあhiroが休んでた時期もあって、新たにスタートするには新しい環境でできることはすごいいいことだな、と。自分らのやってることを広げていくには、インディーだけじゃなかなか難しいところもあると思うんで、新しいフィールドのなかでやっていけるのはすごい幸せなことなんじゃないかなっていうのは思って。でね、ましてやインスト・バンドで〈じゃあいっしょにやろう〉っていうことを思ってくれる人もそうそういないし、自分らの新たな挑戦でもあるし、そういう興味はあったかな、って感じですよね」

――より多くの人に音楽が届くような環境をととのえる。

kono「そうですね。それはミュージシャンとして自然なことだと思うんですよね。僕らはそれなりに経験もあって、お客さんも増えていってて。そういう状況で、単純に音楽を作るうえでひとりでも多くの人に伝えるっていうことを考えると、あたりまえのことなのかな、とは思いますけどね。いままでやってきたことの延長で、ポリシーを曲げずにどこまで広げていけるか。そういうことをいっしょに考えてもらえるパートナーとうまく組めた、って感じですかね」

 

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