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インタビュー

Justin Timberlake(2)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年09月28日 21:00

更新: 2006年10月05日 22:17

ソース: 『bounce』 280号(2006/9/25)

文/出嶌 孝次

同じことの繰り返しはイヤなんだ

――今回のアルバムは、全体的に90年代のプリンスを思わせる印象だったんですが。

「んー(苦笑)、明確で素晴らしい分析だね……。僕は、自分が影響を受けたものをどう自分の作品に採り入れて昇華していくかが音楽だと思っているんだ。いろんなアーティストからの影響があるけれど、アルバム全体でもっとも顕著なのはプリンスだよね」

――ティンバランドも凄くプリンス好きよね?

「そうそう、ティムはタイムとかも好きで、ミネアポリス・サウンドが好きみたいだよ」

――じゃあ、ゲストの話ですけど、“My Love”にT.I.を招いた理由は?

「それは彼が最高だから(笑)。あの曲に入れるラッパーを誰にしようかティムと相談した時、適切な人がいなくてけっこう苦労したんだ。あのビートに合わせるには、特殊なフロウを持っていないと無理だからね。フレッシュで、なおかつ強引に合わせた感じのしないラッパーが必要だったから、T.I.はまさに適役だった。ユルい感じの南部風のフロウが、スタッカートの効いたビートによく合ったと思うよ」。

――あなたも南部生まれだから親しみを感じるのかな?

「だと思うよ。今回は“Chop Me Up”をスリー6マフィアとやってるんだけど、僕はメンフィス出身だから、ティーンの頃は彼らのミックステープを聴いてたんだよ。ああいうテイストのヒップホップは凄く理解できるし、大好きだ」

――メンフィスといえば、マフィア以外にもエルヴィス・プレスリーやジョニー・キャッシュの音楽にも昔から親しんできた?

「もちろん。とにかくメンフィスにはいろいろな音楽があるから、当然カントリーもロックンロールもそうだね。あと、ブルースもね。今回の『FutureSex/LoveSounds』にもそういう狙いがあるんだ。それぞれの曲単位にもいろいろな要素が入っていて、それこそが〈セカンド・アルバム〉でやりたかったことなんだよ。いまの時点でもっと音楽の幅を広げていかないと、3枚目、4枚目で同じことの繰り返しになってしまう。それはイヤだからね」

 発言はいちいち優等生ながら、創造性の発露に対する執念と情熱が伝わってきた。他にもプロデューサーにはジョー・ブレイカーズの盟友であるウィル・アイ・アムと、大御所のリック・ルービンが名を連ね、スヌープ・ドッグも客演している。ギンギンに漲った実験性と親しみやすさが共存した、このうえなくフューチャリスティックでセクシーでラヴリーで、最高に理想的なポップスのあるべき形。本物のポップ・ミュージック。参った。ヤバい。最高だ。

▼『FutureSex/LoveSounds』に参加したアーティストの作品を一部紹介

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