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インタビュー

The Strokes(3)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2003年10月30日 14:00

更新: 2003年11月20日 16:37

ソース: 『bounce』 248号(2003/10/25)

文/村尾 泰郎

そんなこと知ったこっちゃないよ

 今回のインタヴューで、アルバートの機嫌を損ねた質問があった。それはテレヴィジョンやソニック・ユースといったいわゆる〈NY派〉のバンドとストロークスとの共通点について。彼はしばらく押し黙ってこう答えた。

「……そんなこと知ったこっちゃないよ。僕らがほかの連中よりもいい曲を書いているから、そんなふうに言われてるだけさ。そうであることを願うね」。

 何モノかに比較されるのを嫌う彼らにしちゃそりゃそうだろう。新人はすぐに過去の偉大なバンドを引用される。そうした外ヅラだけの理解と戦いながら生み出されたセカンドだからこそ、ここには彼らの生きる道が明確に刻印されている。一見シンプルに見えて、そこに込められた研ぎ澄まされた感情の高ぶり。そのきわどいバランスはストロークスにしか成し得ないオリジナルなアートだ。でも、そこにはやはりNYという土地抜きでは生まれなかった質感があると思う。

  「NYの街全体が僕らの雰囲気なんだ」とも語ってくれたアルバート。NYあってのストロークス、というよりも、NYもまたストロークスの一部、ってところか。いずれにせよストロークスは、今や最強の〈ローカル・バンド〉となった。デビュー作『Is This It』の異常な盛り上がりゆえハイプ扱いされたこともあったが、この2作目でストロークスは2003年現在、ロック・シーンにおける最高にリアルな存在となったのだ。

「ストロークスは少しずつ進歩していってる。どのように、っていうのはうまく説明できないけど、5人のメンバーが1曲づつ一生懸命に曲を作っている、それが僕らのサウンドなんだ。そして今回、メンバー全員が素晴らしいレコードを作ったと思っている。ぜひエンジョイしてほしいな」。

 もちろん、するともさ。

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