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インタビュー

太陽族(2)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2003年05月01日 17:00

更新: 2003年05月29日 17:39

ソース: 『bounce』 242号(2003/4/25)

文/宮本 英夫

まだまだ、始まったばかりです

 太陽族もたぶん、よく知らない人から勝手に○○系に入れられているだろうということは、十分承知している。ただし彼らの場合、バンドの側も〈勝手にやる〉タフネスを持っているので、うまく釣り合いがとれている。そこがおもしろいし、頼もしい。地に足が着いているから、言葉に作為を感じないのである。

「若い人は、太陽族をパンクだと思うかもしれないけど、もうちょっと上の人――セックス・ピストルズとかクラッシュがパンクだという人――から見ると、ぜんぜんパンクじゃないと思うんですよね。でも、太陽族にはパンクとかそういうこだわりはないんですよ。結局、花男の歌がどれだけ出せるか……歌モノなんで」(アリ、ドラムス)。

 前作のミニ・アルバム『花火』が昨年8月のリリースだから、それから約8か月ぶり。初のフル・アルバム『手をつなごう』には、これまで以上にヴァラエティーに富んだ曲調と、サウンドの冒険とが詰まっていて、最後まで気持ちよく聴くことができる。逆回転ギターを採り入れた“青い空 白い雲”から始まり、ギターのそら坊がメイン・ヴォーカルをとる“泣き虫な僕”があり、賑やかなホーンを入れた“よきもわるきも”のアルバム・ヴァージョンがある。“HAPPY BIRTHDAY”での楽しげなコーラスは、彼らのオフィシャル・サイトで募集した有志たちによるものだし、“パーティー”はストリングスが入ったドラマティックなバラードだ。「一生懸命広げました、というわけでもなく、自然に滲み出た色彩」(花男、ヴォーカル)というそれらの曲は、どの曲も耳に優しい。

「倍まではいかないですけど、いままでのミニ・アルバムと比べて曲がすごく多いと感じるかな?って思ってたら、そんなでもなかった。曲の雰囲気も違ったし、曲によってはピックじゃなくて指で弾いたりしたから、いろんな曲があるっていうのは、録るときにも助かったかな。いろんな曲があったから、自分も楽しみながらできましたね」(つよし、ベース)。

「テンションが下がったことはなくて、かといってずっとハイ・テンションだったかというとそうでもなくて。新しいことをいろいろやってみたんで、すごく楽しくできました」(そら坊、ギター)。

「作ってるときは、そのときの雰囲気とか感情とかをメロディーや詞に乗せて、気持ち良く歌えるやつを作りたいっていうだけですね。そしたら自然とそうなっちゃった。もしかしたら、長いスタンスで〈探してるとき〉なのかもしれないです。オレたちにとってなにがいちばんいいのか?って。結局、最後はすげえシンプルになってるかもしれないし。この先、一枚一枚ぜんぜん違うアルバムを作っていくような感じかもしれないけど、結局太陽族がやれば太陽族になるねっていう、そういうふうになっていけばいいですね。まだまだ、始まったばかりです」(花男)。

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