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インタビュー

SUITE CHIC(4)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2003年02月20日 12:00

更新: 2003年03月06日 16:27

ソース: 『bounce』 239号(2002/12/25)

文/猪又 孝

「すごい評判いいんだよ」(ZEEBRA)

 また、VERBALが歌詞を書いた“Just Say So”は、キャッチーなフックとブリブリなベース音が効いた軽快でダンサブルなナンバー。R&B特有の抑制を効かせたヴォーカルと、高揚するアドリブ~フェイクのギャップが楽曲を一層ハイクラスなものにしている。

「こっちも、聴いてすぐ〈かっこいい!〉と思ったし、もう踊ってる自分が想像できましたね。でも実際歌うとなったら、やっぱり難しかったし、今井さんは〈こうやってくれ〉っていう注文が多いし(苦笑)。でも今回は〈安室奈美恵〉とまったく違うものにしましょうっていうところがあったし、いい意味で自分を全部任せちゃおうかなと思ってたんですよ。で、そこでまた新しい自分を引き出してもらえたらなって。だから今井さんのイメージに近づけることに抵抗もなかったし、レコーディングは楽しくできましたね」(安室)。

加えて、同曲では安室がみずから歌ったコーラスも聴きもの。ここ数年来のR&Bは(サビ部分を含めて)コーラスの厚み/和音の積み方/唱法が、その楽曲の雰囲気や方向性、完成度を担っているといっても過言ではないし、そのためにコーラスを先にレコーディングするケースも多いのだが、安室は今回初めて〈コーラスを先に録る〉というやり方を経験したそうだ。

「今回のようにサビのコーラスから固めていくっていうのは初めてだったんですけど、勉強になりましたね。あと“PLEASE SMILE AGAIN”(2000年)から自分でコーラスをつけるようになったんですけど、R&Bのコーラスってポップスのそれと違うじゃないですか。必ず微妙な音が入ってたりして。で、それも勉強になったし。でもホント楽しかったですよ。もともとメロを録るよりコーラスを録るほうが好きだったりするし、同じことを繰り返す作業ってすごく好きだったりしますから(笑)」(安室)。
 
そんなコーラスワークをはじめ、安室は今回のプロジェクトでさまざまな初体験に直面し、「だからこそレコーディングは緊張もするし、疲れる(苦笑)」と言いながら、確実にそれをひとつずつこなしているわけで。しかし、今回のシングルでコラボした3人は口を揃えて、彼女の楽曲に対する咀嚼力、対応力、吸収力を賞賛する。

「安室さんはホント(曲を)自分のモノにするのが早い。決して手抜きしてるわけじゃないし、それでいて〈これが私なの〉ってガッといっちゃうっていう。やっぱりプロとして長いことやってるだけあって、僕も見習わないとなって思いましたもん」(VERBAL)。

「俺も、彼女は飲み込みが早いなと思いましたね。なぜなら、ダンスも含めて、いままで積み重ねてきたものがちゃんとあるから、ビートやリズムに対してすごく対応力があるんだと思うんだけど。だからもう〈なんでいままでこういうことをしなかったんですか!〉って言いたいくらいだもん」(今井)。

「あと、ラップもそうだけど、韻のところの音を同じように響かせることが大切だったりするわけじゃん。で、そこに関してもちょっと言ったくらいだしね。〈ココとココは同じように聴こえて欲しいから……っていうことなんだよね〉って。でもさ、俺、とりあえず仕上がった曲を周りのヤツらに聴かせてるんだけど、すごい評判いいんだよ。UZIなんて〈マジでもう、安室ちゃんにこんだけタイトな韻を踏まれると死ぬよ〉つってたしね。もう悶絶しておりました(笑)」(ZEEBRA)。

「レコーディングのときは頭のなかを真っ白にして臨むんですよね。もちろん曲は事前に何回も聴いて覚えておくんですけど、〈こんな歌い方にしよう〉とかなんにも決めずに、ヴォーカル・ブースに入ってサラッと歌って。で、〈ここはそれでOKなんだけど、こっちはこういうふうに〉って言われたところだけ、そこで直すとか。あんまり自分で決め込んでいくと、それを直すのに時間がかかっちゃうし、今回もそういうやり方だったから早かったんだと思いますよ(照笑)」(安室)。

▼SUITE CHICのシングル“GOOD LIFE/Just Say SO”に参加しているアーティストの近作を紹介。

なお、2003年1月22日には、ZEEBRAのシングル“BIG BIG MONEY”(FUTURE SHOCK/ポニーキャニオン)がリリースされる。フィーチャリングにHIRO(F.O.H)、プロデュースはもちろんFIRSTKLAS!

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