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インタビュー

LOVE PSYCHEDELICO(3)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年05月16日 15:00

更新: 2003年03月06日 20:00

ソース: 『bounce』 228号(2001/12/25)

文/フミ・ヤマウチ

“Standing Bird”に導かれて

 「レコーディングに入りながら曲作ってたね。1曲目の“Standing Bird”は2001年の1月にはもうあって──レコーディングは入ってなかったけど、ギターとキーボードとかのテイクはもう録り終えてて、アレンジもまとまってきてたから──〈あっ、これ絶対1曲目!〉っていうのは2人のなかであってさ。みんなのなかでは『THE GREATEST HITS』に導かれた1年であったかもしれないけど、俺たちは“Standing Bird”に導かれてて。もう〈この1曲だよね〉って話してて、それを意識しながら生活しててできてきた曲たちだからね。曲のメロディーがもってるアイデンティティーの高さとか、そういうのがスゴく〈一歩前に踏み出す〉みたいなのをイメージさせてくれる曲であったから」(直樹)。

その“Standing Bird”に導かれて色めく世界が展開していく──このセカンド・アルバムのタイトル『LOVE PSYCHEDELIC ORCHESTRA』は、現在のネーミングになる以前に名乗られていたバンド名。つまりは、セルフ・タイトルド・アルバム。あいかわらず圧倒的なKUMIの声、その声に寄り添うような印象的な響きを聴かせるアコースティック・ギター、そのリフレイン──作曲時にしてもうレコーディングのマイキングまでが発想に盛り込まれているという彼らのサウンドは、楽曲にふさわしいレアさと響きに満ちている。

「ヴォーカル以外はほぼエコーもリヴァーヴも使ってないんだけどさ、アンビエンスのマイクを、どんな楽器を録るにしても必ず立てて置いたの。で、たとえばタイコ録るときも、ドライのマイクと部屋の鳴りを拾うマイクを立てといて、部屋の鳴りが欲しいときはそっちのヴォリュームを上げる、っていうね。“unchaind”とかわかりやすいよね。クラップと、途中から入ってくるドラムとボンゴの3つには、どれを録るときも部屋鳴りのマイクをいちいち全部別の場所に立てて、楽器ごとで録って。そのアンビエンスの組み合わせで、ヘッドフォンとかで聴くとちゃんと広がりが出てるんだけど、鳴ってる楽器はドライなんだよね」(直樹)。

これはあくまでも手法の一例。そういう手法的な原因に依らないサムシング、リアルな手触りというか生々しさというか、そういうものが多分に含まれているように思えてならないのだが。

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