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「名作コンシェルジュ」掲載!山下和仁の芸術 ギター・デュオ編曲&名曲集

山下和仁

2022年3月13日(日)日経日曜版「名作コンシェルジュ」に掲載されました。
「オーケストラ超える 生ける伝説の迫力と音色」(鈴木淳史氏評)

弱冠16歳で国際コンクール優勝を果たした日本を代表するクラシック・ギタリスト、山下和仁が60歳をむかえ、RCAに残した録音から自選し、4タイトル8枚に凝縮させたの「山下和仁の芸術」シリーズは2022年2月に発売され、好評を博しました。その中の第2巻、妹の山下尚子とのギター・デュオのために編曲した『シェエラザード』を含む『ギター・デュオ編曲&名曲集』(2枚組)が 2022年3月13日(日)日経日曜版の鈴木淳史氏による名物コラム「名作コンシェルジュ」で紹介されました。

鈴木氏は早熟の天才ギタリストだった山下和仁の演奏を「速く正確に弾けるだけではない。その技術が鮮烈な表現に直結、聴き手にインパクトを与える演奏が世界のヤマシタの持ち味だ」とし、妹の尚子とのデュオも「共演すれば、どちらが兄で妹かわからぬような、ともに図抜けた表出力。そんなダブル山下が、密度の高いアンサンブルを繰り広げる」と解説。このCDでの『シェエラザード』でも「大きな波をうねり表す太々と倍音を効かせた存在感。この同じ主題がトレモロで楚楚と奏でたり、鋭くかき鳴らすなどと次々に変化。そして、最終楽章クライマックス、この主題が再現されるとき、最初に奏でられた太々としたうねりが戻って来て、はっとさせられる」と多彩な表現力だけでなく、しっかりとした構成感をもった演奏であることを高く評価。加えて、リムスキー=コルサコフが、作品の舞台である「ペルシャの情景を描くにあたり、エキゾティックなスペイン情緒」を用いたこともあり、「ギターとの相性は抜群」で、「ブルースやフォーク、フラメンコも顔を覗かせ、または津軽三味線やサントゥールといった弦楽器の響きまで聴こえてくる」と鋭く指摘しています。
(タワーレコード)

【曲目】
《DISC 1》
リムスキー=コルサコフ(山下和仁編)
1-4. 交響組曲「シェエラザード」
ドビュッシー(山下和仁編)
5-8. 小組曲
9. パスピエ(「ベルガマスク組曲」より)
フランセ
10-13. ディヴェルティメント
伝承(シャイト編)
14. 「グリーンスリーヴス」による変奏曲
ソル(フォルテア編)
15. 練習曲ロ短調「月光」

山下和仁、山下尚子(ギター)

[録音]
1985年6月27日
新宿文化センターでのライヴ・レコーディング (1-4)
1985年4月3日&4日
入間市民会館 (5-8)
1982年8月20日&21日
入間市民会館 (9)
1984年9月1日&2日
入間市民会館 (10-13)
1983年9月1日&2日
入間市民会館 (14-15)

[プロデューサー]
山下亨(1-4)
斎藤哲也(5-9)
陶山義則(10-15)

《DISC 2》
プティ
1. トッカータ
カステルヌオーヴォ=テデスコ
2. プレリュードとフーガ第4番ホ長調 作品199-4
カルッリ
3-5. セレナード第3番ト長調 作品96-3
6. 対話風小二重奏曲第2番ト長調 作品34-2~ロンド
ファリャ(プジョール編)
7. 歌劇「はかなき人生」~スペイン舞曲
カウフマン
8-12. 組曲
ジョリヴェ
13-16. セレナード
ソル
17-18. 第1歩 作品53
シャイドラー(シャイト編)
19-21. ソナタ ニ長調 作品21
モーツァルト(ジュリアーニ編)
22. 歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲
ソル
23. ディヴェルティスマン第1番「アンクラージュマン」作品34

山下和仁、山下尚子(ギター)

[録音]
1983年9月1日&2日
入間市民会館 (1-6)
1982年8月20日&21日
入間市民会館 (7-21)
1984年9月1日&2日
入間市民会館 (22-23)

[プロデューサー]
斎藤哲也
陶山義則

カテゴリ : Classical

掲載: 2022年03月14日 12:00