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チェコの名指揮者ヴァーツラフ・ノイマン生誕100年記念特集(1920年9月29日 - 1995年9月2日)

カテゴリ : Classical

掲載: 2020年09月29日 00:00


マーラー:交響曲第1番《巨人》~第4楽章
ノイマン指揮チェコ・フィル

2020年9月29日は、プラハ生まれのチェコの名指揮者、ヴァーツラフ・ノイマンの生誕100年の誕生日です。

ノイマンはプラハ音楽院でヴィオラを学ぶ傍ら、指揮をヴァーツラフ・ターリヒに師事。在学中より音楽院のメンバーと弦楽四重奏団を組み、戦後はスメタナ弦楽四重奏団の名称でデビュー。同時にチェコ・フィルハーモニー管弦楽団のでヴィオラ奏者も務めました、1948年からはスメタナ弦楽四重奏団を辞して指揮活動に専念し、クーベリック首席指揮者時代のチェコ・フィルの常任指揮者を50年まで務めました。

1951年から54年までカルロヴィ・ヴァリ交響楽団、1956年から63年までプラハ交響楽団の芸術監督を歴任。その間、1957年から64年まで東ドイツのベルリン・コーミッシェ・オーパーの常任指揮者を兼任しました。1964年には名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスターに就任し、演奏に、録音に活躍を始めた矢先、1968年にチェコ事件が発生。チェコ・フィルの首席指揮者だったカレル・アンチェルがソ連による迫害を恐れてカナダに亡命すると、ノイマンはライプツィヒの座を辞して、母国の名門であり古巣でもあるチェコ・フィルの首席指揮者に就任。その危機を救うとともに、同団を20年に渡って率いて世界的水準を維持しました。1989年のビロード革命においては一貫して反体制側(市民フォーラム)で活動し、母国の民主化を見届け、1990年に首席指揮者を退任しました。

ノイマンの代表的レパートリーはもちろんスメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェク、マルティヌーといったチェコ音楽となりますが、同時にベートーヴェンからマーラーに至るドイツの交響曲作品にも優れた解釈を示し、とくにマーラーは交響曲全集を完成させるなどバーンスタイン、ショルティ、クーベリックとともにマーラー録音のパイオニアの一人として活躍しました。

日本へは1969年以降、1991年まで、チェコ・フィルを伴ったり、単身来日してNHK交響楽団や東京フィルハーモニーに客演したりと度々来演し、我が国の愛好家にたいへん親しまれた巨匠の一人でした。

1995年9月2日、滞在中のウィーンで現役の指揮者のまま74歳で亡くなり、その死が惜しまれました。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

代表作ご紹介

タワー企画盤で聴くヴァーツラフ・ノイマン~マーラー:交響曲全集

冒頭に上げた映像にあるように、ノイマンはマーラーの交響曲をたいへん得意にしていました。タワーレコードではチェコ・フィルとの偉大な遺産、マーラーの交響曲全集が全てSACDハイブリッド盤でセット化しました。第1,2,5番以外は世界初SACD化となります。マーラーへの深い共感と説得力をもって描いた彼らの代表的録音のひとつ。チェコ・フィル黄金期の録音を最上の音質でお楽しみください。


タワー企画盤で聴くヴァーツラフ・ノイマン

1枚目はノイマンがライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスター時代に録音したスメタナの《わが祖国》の記念すべき第1回録音。第6回昭和43年レコード・アカデミー賞〈管弦楽部門〉受賞した名盤です。2枚目は彼にとって3度目の《わが祖国》全曲録音となるチェコ・フィルとの1975年のセッション録音。この名コンビの代表的な名盤として広く知られています。3枚目はチェコ・フィルとの第1回目のドヴォルザーク交響曲全集から第6番以降の4曲を2枚に収録したもの。壮年期のノイマンによる格調高い名演です。第6番と新世界は世界初SACD化となります。4枚目はチェコの至宝フッフロとスーク、ノイマンとチェコ・フィルというこれ以上ない組み合わせのドヴォルザークの定盤を新規で高音質化したものです。


BOXセットで聴くヴァーツラフ・ノイマン

一組目はノイマンの初期貴重録音集(6枚組)。ほとんどが初CD化で、30代前半の若き演奏から、アンチェルの後任として1968年にチェコ・フィルの首席指揮者となるまでの芸術を堪能できます。二組目はノイマンがチェコ・フィルを指揮して、ドヴォルザークの「交響的作品」を演奏したセット(8枚組)、1973年度の第11回レコード・アカデミー賞交響曲部門にも輝いた交響曲全曲のほかに、チェコの国民詩人、K.J.エルベンのバラードに着想された交響詩4曲、演奏会用序曲三部作などが収められています。



ドキュメンタリー「ある指揮者の生涯」より

映像で観るヴァーツラフ・ノイマン

最初の2枚はノイマン生誕100年を記念して再発売されたDVD。1枚目は1993年にプラハ、ルドルフィヌムで行われた「新世界」交響曲初演100年記念コンサートのライヴ映像。こちらには貴重なドキュメンタリー「ノイマン ある指揮者の生涯」が併録されています。2枚目は1989年のチェコの民主化「ビロード革命」の際、主体となった「市民フォーラム」のためにプラハ、スメタナ・ホールで行われた感動的なベートーヴェン「第九」のライヴ映像です。3枚目(ブルーレイ)、4枚目(同内容のDVD)は1986年に収録されたドヴォルザーク(1841-1904)とヤナーチェク(1854-1928)の作品集、指揮者とオーケストラの良好な関係が伺える素晴らしい演奏です。特典映像として「剣士の入場」で知られるユリウス・フチークの行進曲とポルカ集が収録されています。



Václav Neumann (1920 - 1995) | Great Conductors In Rehearsal
リンク先のYouTubeでベートーヴェン《レオノーレ》序曲第3番のリハーサル風景の全篇を視聴できます