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日経日曜版「名作コンシェルジュ」に紹介!ベームのチャイコフスキー:交響曲第4~6番

カテゴリ : Classical

掲載: 2020年02月09日 12:00

ベームのチャイコフスキー

オーストリア出身の大指揮者カール・ベーム(1894~1981)が1977~80年に録音した「チャイコフスキー: 交響曲第4番・第5番・第6番《悲愴》」が2020年2月9日(日)の日本経済新聞日曜版の鈴木淳史氏による名物コラム「名作コンシェルジュ」に紹介されました。ここでは、その掲載盤とベームの生涯と芸術についてご紹介いたします。
鈴木氏は「今は昔。カラヤンとベームといえば、1970年代の日本でもっとも人気のある指揮者だった」と書き出し、両者を「スタイリッシュで、どんな作品でもオシャレにキメたカラヤンに対し、ベームはどりらかといえば、むっつりと無骨。『巨人の星』でいえば、カラヤンが花形満で、ベームは左門豊作といったところか」と対比。ベームが最晩年になってチャイコフスキーを取り上げた当CDを「かなり個性的な演奏である。ロシア風の情緒やセンチメンタルな雰囲気はなど、どこ吹く風とばかりに、重厚で巨大なゴツゴツした音楽だ」と解説し、「現在、こんな強烈な演奏をする人はいない。ベームがこれらの録音を残してくれてよかったとつくづく思う」と結んでいます。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

カール・ベーム(1894年8月28日 - 1981年8月14日)はオーストリアのグラーツ生まれ。グラーツ大学で法律の博士号を取得後、指揮者を目指し1916年(22歳)グラーツの練習指揮者として出発。1917年、ネスラーの歌劇《ゼッキンゲンのラッパ吹き》を指揮してデビュー。1921年(26歳)にブルーノ・ワルターの招きでバイエルン国立歌劇場の第4指揮者となって研鑽を積み、1927年(33歳)にダルムシュタット市立歌劇場、1931年(37歳)にハンブルク国立歌劇場の音楽監督を歴任し、着実にキャリアを高めていきました。1934年(40歳)で名門ドレスデン国立歌劇場の総監督に就任。ハンブルク時代に親交を結んだR.シュトラウスとの共同作業が始まり、1935年(40歳)には《無口な女》、1938年(44歳)には自身に献呈された《ダフネ》を世界初演しました。1943年(49歳)、ウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任。シュヴァルツコップ、ゼーフリートなど才能ある歌手を次々と見いだして、第2次大戦中の困難な時代に素晴らしい芸術的成果を打ち立てました。

戦後、連合軍により2年間の指揮活動停止を命じられますが、活動再開後は再び世界的な指揮活動を開始。1954年(60歳)にはウィーン国立歌劇場に復帰し、1955年11月5日(61歳)の再建された国立歌劇場のこけら落とし公演、ベートーヴェンの《フィデリオ》の指揮を執りました(CD:C813102DR)。1956年(62歳)、自由な客演指揮を望んだベームはウィーン国立歌劇場の音楽監督を辞任。その後、フリーの指揮者としてウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロンドン交響楽団、メトロポリタン歌劇場など世界の一流オーケストラ、歌劇場に出演しました。

日本へは1963年10月(69歳)、日生劇場のこけら落とし公演のためにベルリン・ドイツ・オペラを率いて初来日。ウィーン・フィルを率いた1975年3月(80歳)の来日公演は社会現象となるほどの人気を呼び、後にNHKが収録したライヴ録音が正規にLP化(その後CD化)されたほどでした。1977年3月(82歳)にはウィーン・フィルとの2度目の来日公演が実現しました。1980年9~10月(86歳)にはウィーン国立歌劇場を率いて最後の来日公演を行い、歌劇《フィガロの結婚》全曲や、ベートーヴェンの交響曲第2番&第7番を指揮し、その芸術の最後の輝きを示しました。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

おすすめディスク

(1)ベームの遺産を幅広く収録したBOX!『ア・ライフ・イン・ミュージック』(29枚組 / 限定盤)

カール・ベームがドイツ・グラモフォンに残した録音より、作曲家ではハイドンからR.シュトラウスまで、曲目では交響曲、管弦楽曲、協奏曲、声楽曲、録音年代では1953年から1980年まで、代表的名演を幅広くセレクトしたBOXです。下記2つの音源も収録されています。

『ア・ライフ・イン・ミュージック』(29枚組 / 限定盤) 特集ページはこちら>>>


Provided to YouTube by Universal Music Group
ベートーヴェン:交響曲第3番“英雄”~第4楽章
ベーム指揮ベルリン・フィル(1961年12月録音)


Provided to YouTube by Universal Music Group
ハイドン:交響曲第92番“オックスフォード”~第1楽章
ベーム指揮ウィーン・フィル(1974年4月録音)

(2)タワーレコード企画盤で聴くカール・ベーム
ベーム晩年のアナログ・ステレオ録音より演奏、録音とも傑出したものを厳選し、タワーレコードでしか買えないSACDハイブリッド盤として発売中です。CDプレーヤーでも再生可能ですが、SACD専用プレーヤーでは更に美しい音質でベームの名演をお楽しみいただくことができます。