カスタマーズボイス一覧

ハイディング / Albert Lee

英国生まれながら、エミルー・ハリス率いるホット・バンドのメイン・ギターにまで出世。さらにエリック・クラプトンのツアー・ギタリストとしても名をはせた〈彼が参加した”ジャスト・ワン・ナイト”は名盤!)超早弾きギタリスト、アルバート・リーの1979年の1st。ブルース/カントリーへの愛と深い理解、造詣がしっかり込められた名作。ギターと共に彼のヴォーカルも聴き所です。

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おせっかいさんが書いたカスタマーズボイス

(全94件)

『ベルリン』『ブルー・マスク』と共に傑作に推したい作品。当時親交を深めていたデヴィッド・ボウイとミック・ロンソンのプロデュース。ノイジーなギターが最高な⓵、ア・トライヴ・コールド・クエストらがネタに使った代表曲「ワイルド・サイドを歩け」、コチラも名曲「サテライト・オブ・ラヴ」、などアウトサイダーとしての魅力と音楽的バランスが取れた名盤だ。

60年代に輝くソフト・ロック超名盤!⓵の変則的なアルペジオに絡むこれまた変則的なピアノのストローク、その曲から⓶に移る時が堪らなく美しい!ペット・サウンズと並び称される名盤ですね。

オリジナル・アルバム(別名プロジェクトを除く)では最もアヴァンギャルドな作風を持つのがこれ。ウイングス解散後の初のソロ・アルバムでプログラミングを含む全ての楽器をポールが担当。当時のテクノブーム(特にYMO)に呼応するかのような作品で、打ち込みのみのインストからブルース、そしてお得意の美メロバラードまでさまざまなタイプの曲を収録し、聴きこむうちに不思議と深みにはまっていくアルバムだ。

ミックテイラー脱退、ロンウッド加入の第1弾アルバムで76年発表。全8曲と数は少なめですが、ファンキーな⓵、ストーンズお得意ロックナンバー⓶、レゲエな⓷、必殺バラードの⓸、⓻、ジャジーな⓻などバラエティに富んだ内容で、しかも各曲のクオリティもかなり高い。ベガーズやならず者などの名盤を買った次は、これを是非聴いてほしい。

ナッズを脱退してソロとしてスタートしたトッドの記念すべき1STアルバム。彼の持ち味といえる美しいメロディーと、どことなく狂気じみた部分、その2つですが同居しており、どことなくポール・マッカートニーの1STにも通じる名盤だ。名曲⓶⓷収録。

1976年発表でA面6曲がカバーでB面がオルジナルと言う変則的な内容。とにかくA面のカバーがお見事。曲の構成は勿論、サウンドまでも極限に再現。中でも60年代のスタジオワークスの結晶とも言うべきビートルズの「ストロベリーフィールズ・フォーエバー」とビーチ・ボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」の2曲が凄い。正に”完コピ”で、こんなのトッドしか出来ません。B面のオリジナル曲も恐ろしいの一言。

トム・ペティの14枚目のアルバム。久しぶりにジェフ・リンをプロデューサーに迎えた作品、過去のジェフのプロデュースとは違い癖のないシンプルな仕上がりで、これがまた新境地を感じさせる素晴らしさ。演奏はほぼ全曲でトム・ペティ本人とマイク・キャンベルとジェフ・リンのみ。彼の作品の中でも傑作の一つでしょう。

グレイテスト・レコード!2本のギターが最高の絡みを見せる77年発売の1STアルバム。トム・ヴァーレインとリチャード・ロイドのアイデア溢れる2本のギターに、最高のリズム隊(特にドラム)が加わった音はヒリヒリとした最高のロックンロール。ヴェルヴェッツより続くNY的知性を感じさせてくれるアルバムです。

ソロ名義で「ストロベリー・フィールズ~」「レイン」の完コピを披露したトッドが、今度はビートルズねた満載のオリジナル曲で勝負した作品。見事なまでのパロディぶりで聴きながら元曲を探すと言うのがこのアルバムの楽しみ方。流石にオリジナルを越えるということはないですが、ビートルズよりビートルズを知ってるんじゃないの?と思わせるほどのクオリティ。ニヤニヤしながら聴きましょう。

2000年以降にリリースされたロック・アルバムの中で傑作の一つ。1963年以降に制作された機材は一切使わないという徹底したアナログ録音にこだわった作品で、ダイナミックで生々しい音がシンプルに次々と耳に飛び込んでくるのが快感。出来れば音質の良い再生機材で聴いていただきたい。

カンやクラスターのメンバー,、フィル・コリンズも参加したジャーマン・ロックの流れを汲む1977年発売の作品。前半5曲はイーノ流ドイツ的POPソング。そして後半5曲はアンビエントの要素を含む静かで限りなく美しいインスト曲が並ぶ。前作「アナザー・グリーン・ワールド」と双璧をなす彼の”歌もの”ソロ傑作の一つです。

「これぞASH」なナンバーがずらりと並ぶ、彼らの作品の中でも傑作の一つ。シャウト気味に歌うティムの声が良い⓵、美しいストリングスが印象的なバラードナンバー⓸、お得意のダークなマイナー・ロック・ナンバー⓶などすべての曲が素晴らしい。若さと貫禄を感じさせる作品です。

説明不要の最高傑作。ここで見せるアンガスとマルコムのギターアンサンブルは今聴いても古びることなく美しい。このオーソドックスな歪みがいいんだよなー。リズム隊も最高のグルーヴを披露してくれてます。ロック・ファンはお聴き逃しなく。

マニュエル・ゲッチングことアシュラ・テンペルの傑作の一つ。なんとこのアルバム、4トラック・テープ・レコーダーとギターとエフェクターのみを駆使した作品というのが驚き。硬質なギターの音で構築されるミニマルな世界はこのアルバム独自のもの。やはり⓵は恐ろしく感動的ですね。

67年に発売されたフランク・ザッパ名義の初のソロ作。ストリングスや打楽器にテープコラージュした声などを絡ませて、次々に音を展開させて行く現代音楽的手法の素晴らしい作品だ。マザーズとしての作品ではなくソロ・で作ったのも納得。ヴァン・ダイク・パークスも絶賛したらしいですが、どことなく彼の代表作「ソング・サイクル」に通じるところがありますね。

ジャケットも衝撃の73年発売「チャンガの逆襲」。1970年の母の日コンサートで出遭ったという元タートルズのフロー&エディがヴォーカルで参加。インスト・ナンバー、ヴォーカル・ナンバーが入り混じる内容ですが、やっぱりここでも注目はザッパのギター・ソロ!ブルージーでジャズ的要素も入ったここでのギターは彼のベスト・プレイの一つと言っても良いでしょう。マザーズのメンバーとの絡みも素晴らしい。

ザッパ&マザーズの67年発表の2NDアルバム。基本的にはバンド編成の音を、さまざまな音を加えて編集をしたという、1ST「フリーク・アウト」の延長線と言った内容ながらも、それをさらに分かりやすくした感。一般的な知名度は「フリーク・アウト」に劣るが、ザッパファンの間ではそれ以上の完成度を誇ると言われている傑作だ。

1969年に発表されたマザーズ名義の大作。もともとは同名映画のサウンドトラックていう形だったが映画は未完成に終わり、音源のみ発売されたもの。それまでの常識を逸したようなアヴァンギャルドで自由度の高さを感じさせながらも綿密なザッパの計算の元でなっていると感じる作風。ザッパのアルバムの中でもかなり難解な部類に入りますが、一度ハマルと抜け出せない魅力を持っていますね。

前作「オーバーナイト・センセーション」と並び証されることの多い(ちなみにその2つは同じセッションで作成)74年の作品。ザッパにしてはコンパクトで聴きやすい楽曲が並ぶ作品で、ザッパのメロディーメイカーの才能が堪能できるアルバムだ。元クリームのジンジャー・ベイカー、ジム・ゴードンら豪華メンバーが参加。冒頭曲⓵ザッパにしては珍しくシングルヒットもしてます。

79年発売(この年はなんと5枚のアルバムを発表!)の傑作。ベーシック・トラックは全てライヴ・レコーディングを使用しながらも、それをオーバーダブなどスタジオワークを駆使し、編集したと言う恐るべしアルバム。ハード・ロック、ドゥーワップ、現代音楽などが入り混じる内容は「フリーク・アウト」を連想してしまいます。ザッパにしては珍しく大ヒットしグラミー賞にもノミネートされました。

1975年に発表された邦題『万物同サイズの法則』。(最高な邦題です!)ザッパ本人のギターは勿論のことルース・アンダーウッド、ジョージ・デューク、ナポレオン・マーフィー・ブロックらバンドのメンバーは究極の凄まじいプレイを披露。さらにジョニー・ギター・ワトソンとキャプテン・ビーフハートというゲストも参加。歌モノハードロックと言える内容で聴いた後には失神間違いなしの凄まじい1枚。

66年に発売された彼のファースト・アルバム。ドゥーワップ、R&B、ブルース、ジャズ、現代音楽などあらゆる音楽をを飲み込んだザッパ・ワールドがこの時点で確立を見せている傑作。最初聴いたときはどことなく気持ち悪いのですが、聴きこむうちにザッパワールドの虜になる、ロックの’裏’名盤です!

当時ヨーロッパでビートルズの「アービーロード」、キング・クリムゾンの「クリムゾン・キングの宮殿」を抑えアルバム・オブ・ジ・イヤーを獲得した69年発売の傑作。自らのバンド、マザーズではなく一流のスタジオ・ミュージシャンをリズム・セクションに起用し、ザッパがギタリストとして勝負してみたブルース~ジャズ・ロック調インスト中心の作品。各人の美しすぎる演奏を隅々まで聴いてほしい!

1980年に発表した通算7作目で、事実上第一期のラスト・アルバムとなった作品。前作に続きほぼ全ての演奏をスタジオ・ミュージシャンに任せるという究極の演奏と、グラミー賞のエンジニアリング賞を取った究極の音とフェイゲン/ベッカーのこれが完成形と言っても良い究極の楽曲で作られた、クールで完璧なアルバム。一つ一つの楽器の音だけ聴いていても飽きることのない、まさに一つの無駄な音もない作品。

彼らの代表作でもある傑作ライヴ盤。ツイン・リード・ギターとツイン・ドラムという迫力満点の構成でぐいぐいと押していくライヴは、何回聴こうとも、どれだけ曲か長くても、決して飽きることのないパワーを持っています。やはりデュアン・オールマンの奏でる太く鋭いギターの音色は、他では聴けない彼独自の個性的なもの。ギターだけ聴いていても十分楽しめますね。

バンドのアルバムの中でも傑作の一つ。4枚目のアルバムで過去のアルバムより格段に音が良くなっており(決して以前の音が嫌いと言うわけじゃない)彼らにとって新機軸を感じさせる内容。ニューオリンズの番人、アラン・トゥーサンのホーン・アレンジもこのアルバムの魅力だが、何よりも曲の出来が素晴らしい。3人のヴォーカリストの声もこの時が1番良いんじゃないかと思うほどエモーショナルだ。

ジョニ・ミッチェルの最高傑作に推したい1枚。74年発表の「逃避行」(この邦題が良い)は前作で見せたジャズ、フュージョン指向を更に推し進めた作品。なんと言っても話題は天才ベーススト、ジャコ・パストリアスの参加。ここでのジャコのベースプレイは間違いなくキャリア・ハイと言っても良いでしょう。

「サムシング/エニシング」と並ぶ、ポップ・サイドの傑作で万人に受けいられるような聴きやすく、耳障りの良いナンバーが並ぶ内容。と言ってもそこはさすがトッド。全ての楽器を1人で演奏。⓸や⓹などでは捻くれた曲だし、⓺はアグレッシヴなロック・チューン。随所に'トッドらしさ'を出しています。とはいいつつ、やはり彼のメロディ・メイカーとしての才能を堪能できる作品だ。

1STと並ぶ名盤。ここで初めてアトラクションズと組み、初期の「コステロの音」が確立されたと言っても良いでしょう。曲の良さは前作と変わらないながらも、キーボードが目立った曲が増えたことによりニューウェイヴっぽさが増しているのが本作の特徴。⓵⓷⓸⓽など初期コステロの代名詞的な曲を多数収録。小粋な感じが良いんです!

ブレイク前夜。ビリー・ジョエルの1976年発売の通算4作目初のセルフ・プロデュース作であり、ビリー・ジョエル自身が最も気に入っていると語った作品。おそらくフィル・ラモーンがプロデュースしてたらここでブレイクしてたんじゃないか?と思わせるほど、楽曲のクオリティは素晴らしい。フィル・スペクターへの愛情たっぷりの⓵、ピアノのアルペジオが美しい⓶、レゲエ調⓷、壮大なバラード⓸など収録。

通算7枚目の後期ツェッペリンの金字塔的作品を最高傑作として推したい。ギターリフを曲の中心にどっしりと据えて、ギミックなしのストレートなバンド・サウンドが魅力。特に⓶~⓺のファンキーさと言ったらもうこの世のものじゃございません!ファンキー期のレッチリ、レイジのファンにも是非聴いてほしい1枚。

ペット・サウンズのリリース後の2in1。FRIENDSはお得意のコーラスをふんだんに使ったソフト・ロック的まろやかな1枚。20/20はブライアン以外のメンバーが頑張った佳曲が並ぶ(勿論ブライアンの曲も素晴らしい)サイケを感じさせる作品。特にボートラのBREAK AWAYがこれだけのために買っても良いほど素晴らしい曲だ。アルバムの完成度が中途半端なのが、この時期の彼ららしくて良いですね。

スティーヴ・ウィンウッドがブラインド・フェイス解散後にもともとソロ・アルバムとして作っていたものが、結局トラフィックのアルバムになったという70年発売の4作目。初期のサイケ色はすっかり影を潜め、研ぎ澄まされた演奏とウィンウッドの素晴らしき声があるのみの、ジャジーでフォーキーでロックな名盤。ポール・ウェラー・ファンも必聴です。

4週連続チャートの1位に輝いた彼らの最高傑作にして60年代UKロックを代表する歴史的名盤。A面に強力なナンバーを並べ、B面はハピネス・スタンなる人物の物語という構成はまさに時代を象徴するコンセプト・アルバム。グルーヴィーなインスト⓵が終わったあとに、マリオットの黒い喉が炸裂する⓶の流れが感動的だ。

ラスカルズと言えばヒット曲「グルーヴィン」などを発表したワーナー期が有名ですが、個人的には不遇だったコロムビア時代の作品のほうがお気に入り。そんなコロムビア期の代表作がこれ。22分にも及ぶタイトル曲を含むトータル・アルバムで、ラスカルズ版ペット・サウンズとも言って良い意欲作だ。ブルー・アイド・ソウル好きなら必聴の作品。

スクイーズのフロントマンであり、ほぼ全ての作曲を担当していた英国きっての名ソングライター、グレン・ティルブルックが2001年に発表した初のソロ作。勿論スクイーズ時代と比べても遜色のないソングライティング力を発揮しており、レノン/マッカートニー級のメロディアスな曲がずらりと並ぶ。ソロになって角が取れた感があり良い意味で聴きやすいですね。英国ポップ好きは必聴。

1986年にリリースした8枚目の作品。トッド・ラングレンがプロデュースしたこのアルバムは、メンバーのアンディ・パートリッジとの激しい衝突があったものの、それが功を奏しPOP史に輝く傑作に。XTCが作り出す捻りの効いたPOPなメロディをトッドが独自のエンジニアリングで優しく包み込む。文句の付けようのない名盤。

イギリスの国民的シンガーと行っても良い彼女がメンフィスに渡り1969年に製作された(但し歌入れはNYとの事)稀代の名盤。アーシーさとソフト・ロック風味が絶妙に混じりあったサウンドと彼女のホワイト・ソウル風味の声が見事にマッチ。バリー・マンやゴフィン&キング、ランディ・ニューマンなど作家陣も素晴らしい楽曲を提供と、非の打ち所のない内容を誇る名盤。

「カフェ・ブリュ」と「アワ・フェイヴァリット・ショップ」だけではなく、これも忘れてはいけません。デビュー曲⓸をはじめ、初期にリリースされた3枚のシングルを中心に編集されたコンピレーション盤。ソウルミュージックに傾倒した曲が並ぶ本作は、オリジナル・アルバム以上の輝きを放つと言っても過言ではないです。

彼の名演を堪能できる2枚組み。オールマン・ブラザーズ・バンドやデレク&ザ・ドミノスは勿論、名演として名高いウィルソン・ピケットの「ヘイ・ジュード」やアレサ・フランクリン、ボズ・スキャッグスなどのセッション参加作も数多く収録。作品ごとに合わせて弾きわける彼のギターはセッション・マンとしてお見事としか言い様がない。

デレク&ザ・ドミノス解散後、ドラッグまみれになっていたクラプトンを救済しようと、ピート・タウンゼントが呼びかけて開催された73年のライヴ盤。ピートの他に、ロン・ウッド、スティーヴ・ウィンウッドなど豪華ゲストが参加。クラプトンのギターはよれよれで、完調には程遠い。でもその生々しさがクラプトンの他のアルバムにはない魅力となっている。参加メンバーの演奏は素晴らしいの一言。

ホリーズのサイケ期最高傑作と言えるのが本作。ビートルズの『サージエント・ペパーズ~』を機に、多くのビート系バンドがサイケデリックなトータル・アルバムを制作しましたが、その中でも『バタフライ』はトップ・ランクに位置する作品。特に⓹はサイケデリック・ソングの代表作と言ってよい壮大な曲。全編で聴けるコーラスも素晴らしく、時にはビートルズ以上!と思える時もあり。

ナッシュビル録音のトニー・ジョーのデビュー作で1969年リリース。渋くて飾りのないスワンプ名盤。特に彼の素朴なヴォーカルと粘っこい独自のギター・ワークは聴けば聴くほど味の出るスルメのような魅力を持っています。フランスでヒットした⓶、プレスリーが取り上げたことでも有名な⓺など名曲揃い。

1970年発表で同じシンガー・ソングライター、ランディ・ニューマンの曲をカバーした作品。オリジナル作では多彩なアレンジの曲が多いが、ここではシンプルなほぼピアノの弾き語りのみ。それ故にニューマンの美しい曲が心にスッと沁みる。曲とニルソンの声のマッチ感は素晴らしく、オリジナル作かのように聴こえる傑作です。

2005年に長いキャリアの中で待望の1stアルバムリリース後、僅か1年半後にリリースされたソロ2枚目。キンクスでは見られないような、非常にリラックスした雰囲気の中、ギター・ロック・ナンバーからアコースティックな曲、哀愁漂うメロディの曲、カラッとしたものまで、多彩な曲をがバランス良く収録されている。彼の作曲センスの良さが再確認できる作品だ。音に張りのある、アナログ・サウンドも心地よい。

ストーンズを脱退し、始めてリリースした1979年発表のソロ・アルバム。全9曲全て彼のオリジナル作。前半がアメリカン・スタイルのカラッとした味わいの歌もので、ストーンズ風のルーズなギターナンバーも楽しめる。そして後半がインスト中心のクロスオーバー風作品。ラストの曲は、キャリア最高と言っても良い鳥肌もののギター・プレイ。何かから開放されたような至福のギター・プレイが味わえます。

暫く不振だったイギーがデヴィッド・ボウイの力を再び借り、見事にイギーの本領を発揮した1986年の快作!セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズが参加。シンセを織り交ぜた、いかにも80’sっぽいポップなサウンドが意外なほどイギーのヴォーカルにマッチしており、新しい一面を引き出すのに成功。イギーの傑作の一つに推したい。

墜落事故からの復帰作である1974年の作品。ドラムは叩けなくなったがが、その代わりに神がかった歌声がある。一つ一つの音を紡ぎ寄せる様な崇高な音世界は、例える言葉が思いつかないほど美しい。ニック・メイスンによるプロデュースで、マイク・オールドフィールドやカンタベリー系アーティストの演奏もお見事。文句なしの傑作です。

ザ・フーの名作ロック・オペラ『トミー』に多大なる影響を与えたと言われる、1968年発表の史上初のロック・オペラ作。ストーリー性を持たせたアルバムの展開はお見事としか言い様が無い。サイケ、フォーク、ロック、ガレージまで感じさせる各々の曲も素晴らしい。エンジニアはビートルズを担当したハリケーン・スミス。正に時代が生んだ、奇跡的な美しさを持った名盤。

グラスゴーの至宝、ブルーナイルが放った1989年発売に放った2NDアルバム。美しいメロディをシンセを中心としたアンビエント感たっぷりのサウンドで包み込む。何よりポール・ブキャナンのヴォーカルが感動的だ。ロビー・ロバートソンやロッド・スチュワートなど数多くのミュージシャンがリスペクト。夜に聴くと泣きそうになるインドア・ポップの究極の名盤。

(全94件)