カスタマーズボイス一覧

ベートーヴェン: 交響曲全集 / ロヴロ・フォン・マタチッチ、他

今頃になって何故こんなすごい名盤が⁈購入してひと月以上聴いていますが全曲ムラのない絶好調な演奏で録音も良い。オケをいっぱい鳴らした豪傑風でいて慈愛に満ちたベートーヴェン。マタチッチの広くて頼もしい背中を見ながら客席でライブに聴き入る自分が目に浮かぶ。これが¥4400ならもう買うしかないでしょう。もっと若い頃に出会いたかった‥。いや、この歳になって出会えた事を喜ぼう。CD化してくれてありがとう。

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ピーマサさんが書いたカスタマーズボイス

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(全8件)

アーノンクールのモーツァルトの交響曲、セレナード、序曲等の、全集ではないけど大部分を網羅したセットが1枚あたり440円というお買い得のボックスです。全部ではないけどオリジナルデザイン仕様の紙ジャケがクラムシェルボックスに収められている装丁が予想外で、久々にワクワクする開封でした。何年も前にアーノンクールの破天荒な演奏に接した時、マリナーやベームの"標準的な"モーツァルトに慣れていた自分には、うるさい、わざとらしい、自己主張し過ぎの演奏に思えてどうも受け付けなかったんですが、このセットを見つけてダブりも数枚しかなかったので久々に聴いてみようかとポチりました。いま聴くと音が色鮮やかで意図が明快で、なかなか楽しい演奏ではないですか。当時異端だの革命だの言われた演奏スタイルは改めて聴くと、"映え"とか"盛り"とか重視する今の時代を先取りしていたのではないかとさえ感じさせられます。基本的には全てアーノンクール調だが曲によってテンポや楽器のバランスのデフォルメ等のアプローチに変化を持たせて飽きさせない事にも気づき、当分は聴くものに不自由しないお買い得セットであり、私のように長年アーノンクールを遠ざけていた人にもお勧めできると思います。一例を挙げるとセレナード第5番の直球スタイルの演奏は気分爽快になります。

CD1枚に収まらない程の強烈なスローテンポの「我が祖国」。あまりの遅さに最初は抵抗がありましたが、3回聴くと病みつき間違いなしの濃厚な味わいがあり他のCDを聴けなくなる恐れがありますので要注意。好みは分かれるかと思いますが、一つの指標としてクナのブル8が好きな人は絶対お勧めします。

今頃になって何故こんなすごい名盤が⁈購入してひと月以上聴いていますが全曲ムラのない絶好調な演奏で録音も良い。オケをいっぱい鳴らした豪傑風でいて慈愛に満ちたベートーヴェン。マタチッチの広くて頼もしい背中を見ながら客席でライブに聴き入る自分が目に浮かぶ。これが¥4400ならもう買うしかないでしょう。もっと若い頃に出会いたかった‥。いや、この歳になって出会えた事を喜ぼう。CD化してくれてありがとう。

「皇帝」は57年のモノラルなので最初は音の悪さが気になるが、すぐにものすごい気迫の演奏に引き込まれてしまった。暴走するミケランジェロに対しスメターチェクも負けじと応戦し火花を散らすようなエキサイティングなぶつかり合い。本命のシューマン「春」が期待した程には最初インパクトが弱かったので(どうしてもパレー&デトロイト響の鮮烈な「春」と比較してしまう)、星4つにしたが、繰り返し聴くごとにじわじわと良さがわかってきた。「皇帝」が期待を遥かに超えてすごかったのでこれは買って良かったです。
それにしても「チェコのカラヤン」ってキャッチコピー、誰が言い出したか知らないけど、もうやめたらどうかと思う。カラヤンとは全く目指す次元が違うので、スメターチェク知らない人に誤解を招くと思うし、おそらく本人も不本意だろうと思うのは、私だけだろうか‥?

「新世界」は絶対王者ケルテス/ウィーンフィル盤が圧倒的過ぎて、これまでどのCDを買っても何かしら不満がありお金をドブに捨てる思いを散々繰り返していたが、やっとケルテスと並んで愛聴できそうな演奏に巡り会えた!ティンパニの強打や鋭いオケのスピード感が爽快だが、対照的にしみじみと遠い昔を懐古するような情緒も漂わせ、土俗的でありながら気品のある演奏。宇野氏が昔ケルテス盤に次いで推薦していたシルヴェストリやクレンペラーはちいとクセ強でハマれなかったがこの盤はしばらくハマりそうだ。6番も大好きな曲だがこれまた名演で嬉しい限り!やや牧歌的なケルテス/ロンドンの名演と較べるとよりドラマチックな演奏。同じチェコのノイマンはあまりに真面目過ぎて面白くないので、(※個人の見解)お国物というよりはやっぱりその人の個性だと思う。

後期6大交響曲に加えてぼくの好きな34番が入っていて良かったです。どれもまるでベートーヴェンのように熱い演奏で素晴らしい!何よりもピアノ協奏曲21番はシンフォニックで最高だと思います。この曲はモーツァルトピアノ協奏曲で一番好きな曲ですが、これまで聴いたどのCDよりも満足できました。江尻南美さん、初めて聴きましたが、バレンボイム、ベルリンフィルのCDよりも断然素晴らしいです!(※個人の見解です)

ロシア物目当てに購入したのですが、意外にもヨハン・シュトラウスの3曲が凄かった!「春の声」の出だしから男性的なたくましい響きに圧倒されました。優雅なウインナワルツのイメージとは全く別次元の力強い音楽になっており、いつまでも浸っていたい、飽きのこない「春の声」。改めて、かつて日本にこんな偉大な指揮者が存在していたんだなぁと感慨にふけりました。

ラロのバレエ「ナムーナ」第1組曲にハマっています!初めて聴く曲ですが、バレエ曲とは思えない壮大な音楽です。この組曲に出会えただけでも買った価値ありました。

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