カスタマーズボイス一覧

Pod / The Breeders

カート・コバーンのお気に入りとして名高いピクシーズ『サーファー・ローザ』とこの『ポッド』、後にスティーヴ・アルビニを招いてこの乾いたドラム音と力強くもひりついたサウンドを再現したとも言われるのが『イン・ユーテロ』。ピクシーズのツアー中に書き溜めた楽曲の数々は紛れもなくキムのソングライターとしての才能を証明するもので、バンドの代表曲に数えられる「ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン」も完璧。

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つかもとさんさんが書いたカスタマーズボイス

(全109件)

ジャケットやタイトルを含め、日本的なわびさびが溢れる今作は個人的にキャリアの中で最も好きな1枚。「アクロス・ザ・シー」「ザ・グッド・ライフ」「ピンク・トライアングル」等、どこか日本人の琴線に触れる佳曲が多数収録されています。

Weezer

Weezer

5:

★★★★★

後にお決まりとなった合成前ジャケ+カラーアルバムもこのブルーから。今で言うエモいの象徴は僕ら冴えない君たちの心に突き刺さりまくり、後に多くのフォロワーと一大パワーポップ旋風を巻き起こす。「マイ・ネーム・イズ・ジョナス」や「バディー・ホリー」をはじめ、後に矢野顕子さんもカヴァーした「セイ・イット・エイント・ソー」は永遠の名曲。

次代のダフト・パンクとして鮮烈デビューを飾ったジャスティスのデビュー盤。Tシャツの絵柄が次々と変わる「D.A.N.C.E」のMVは今でも脳裏に焼き付いているほど。フレンチ・ハウス諸先輩方同じくスペーシーなサウンドを正当後継しつつも、ブリブリでエッジーなエレクトロ・サウンドは今聴いても新鮮です。

Kala

M.I.A.

5:

★★★★★

ディプロの元を離れ、と言っても数曲で参加しているが、前作以上の個性豊かな彼女の魅力が存分に発揮されたセカンド。ダンサンブルでときに呪術的なサウンドは中毒度非常に高め。The Clashの「Straight to Hell」をサンプリングした「Paper Planes」は映画『スラムドッグ$ミリオネア』でもお馴染み。

EDMシーンのパイオニア的な存在でありながらも、常に新しいサウンドを模索し続けたアヴィーチー。一介のダンスミュージックではなく、普遍的な魅力が詰まったソングライティングの数々は他の追随を許さない。今作ボートラに収録されている「アイ・クッド・ビー・ザ・ワン」は何度聴いても美しい。

凄まじいエネルギー!ヒップホップやR&Bがチャートを席巻していた時代に生まれ落ちた音楽革命集団。尋常じゃない程の熱量を感じるセドリックの歌声もオマーの本能むき出しのギターも全部込みで最高。後のマーズ・ヴォルタでの活動も素晴らしいが、衝動的なサウンドのATDIもまた素晴らしい。空耳で有名すぎるあの曲も収録してます。

大学の頃に友人のバンドが繰り返し「アザーサイド」を練習しているのを聴いていたこともあり、青春の1頁として記憶に鮮やかな1枚。ジョン復帰1作目ということも相まってか、メンバー個々が躍動しているように感じ、今聴いても新鮮で凄まじくエネルギッシュ。メロディアスな③④⑥あたりジョンの仕事ぶりは流石の一言。

音源だけで聴いたときはピンと来なかったが、ライブを観てそれが自分の中で可視化されることでかつてない名盤に化けた1枚。「2001年:宇宙の旅」や「80年周期説」から着想を得たサウンドは、現代におけるバロック音楽であり、どこか退廃したアメリカを映し出す。後にEPで(Sandy)Alex Gがアコースティック版を歌う「バビロン」は屈指の名曲。

寝る前に聴いたら悪夢でうなされること間違いなしの「Intro」からスタートする終始不穏な1枚。エイフェックスの「カム・トゥ・ダディ」にも似たノイズと凶悪ビート、効果的に使用されるサンプリングされた数々の人の声、キャリア史上最もスラッシーなメタル・サウンド、それらが結びついて異能なポップ・ミュージックを生み出すロパティンはとてつもない。

自身の本名を冠し不敵にほほ笑むジャケットは、是非ともアナログ盤を自室に飾って頂きたい1枚。繊細なメロディと強靱なドラムンビートが同居するサウンドはリチャードにしか成しえない業。複雑な構成ながらも聴き手を陶酔の世界へと誘い、私自身も学生の頃に数え切れないほど聴きまくった。

パンク史に残る超名盤コンピ。101バンド参加で1バンドに与えられた時間は僅かに30秒。そんな短い曲の中でもしっかりと各々のバンドの良さが伝わってきます。ハイスタにレスザン、オフスプ、グリーンデイ、ラグワゴン、ユースレスID、ブリンク、オール、ヴァダルズ...挙げだしたらキリが無いですね。

同じ年にリリースされたオアシスの『モーニング・グローリー』が全曲シングルカットレベルの名盤だとしたら、こちらも全然負けていない。「マクスウェル・マーダー」のベースを何度練習しても弾けなかったから仕方なく「ジャーニー・トゥ...」のイントロを弾き始めるまでがいい思い出。ワープのDVDで観た同曲のティムが死ぬほどカッコいい。

QOTSAのキャリアの中でも一際輝く3rd。一言で表すと信じられないぐらいにカッコいい。冒頭のカーステレオからぶっ放す、作品全体の疾走感が半端ないです。「ゴー・ウィズ・ザ・フロー」のようなどこか在り来たりな楽曲でも底抜けにカッコよく魅せれるのはジョシュのロックスターたる所以。全面参加のデイヴ・グロールは名盤での叩き方をよく分かってらっしゃる。

アナログ盤再発より、4thアルバム。これぞ硬派の極み、QOTSA節は今作でも炸裂。疾走感溢れる「メディケーション」、ジョシュの別プロジェクト“デザート・セッションズ”より「イン・マイ・ヘッド」、デイヴ・グロールとのセッションから生まれた「リトル・シスター」等、佳曲多数収録。

こちらも嬉しいアナログ再発。何食ったらそんなリフ思い浮かぶの?的なQOTSAサウンドが随所で炸裂する傑作。「シック・シック・シック」「アイム・デザイナー」極めつけは「3's&7's」これまさに脳天撃ち抜かれるサウンド。ビタースウィートな泣きの「メイク・イット・ウィット・チュー」なんか歌われた日には惚れてしまうよ。

嬉しいアナログ盤の再発。前身バンドからのストーナー路線をポップ寄りに振り切って、オリジナリティを提示したバンドの傑作2nd。冒頭の色んな意味で大分ぶっ飛んだ「フィール・グッド・ヒット・オブ・ザ・サマー」(8曲目の後にももう一度)、ジョシュの捻くれたポップセンス「レッグ・オブ・ラム」辺りは最高ですね。

当時そこそこ評判が良くなかった印象ですが、個人的にはベストです。改めて聴き直すとキャリアの中でも聴きやすい類に入ると思いますが、楽曲ひとつひとつの完成度が凄まじいです。特にメイナードが亡き母のことを歌った「10,000Days」(これをアルバムの表題にするところも泣けます)、深い陶酔の先に見える「Right In Two」はシリアスでありながらキャリア史上最も美しい。

通常のアナログ盤かと思いきや、ジャケが微妙に違うピクチャー盤なのでCDを所持されている方にも是非お勧めしたいです。内容は言わずもがな。前作は前任のポールが楽曲制作にかかわっていたこともあり、ジャスティンが全面で参加した今作はサウンド面にも大きな影響を与えています。「The Grudge」「Schism」あたりのリフは顕著ですね。

Opiate

Tool

4:

★★★★

現トゥールをイメージして聴くと大分粗削りに聴こえますが、それでもモンスター級の片鱗を随所に覗かせます。サウンドの要と言えるダニーのドラミング、そして若さ溢れるフレッシュなメイナードが凄く新鮮です。この頃特に貴重なライヴトラックが2曲収録されているのも嬉しいですね。表題曲は言わずもがな名曲です。

Undertow

Tool

4:

★★★★

ベースがポール・ダムールの旧体制時の1stアルバムです。プログレ要素は少なめでハードロック~ドゥーム感強いです。「Swamp Song」「Sober」「Undertow」等、根強い人気を誇る初期の名曲多数収録。中でも「Sober」なんかは現体制からは絶対生まれなかっただろうな...メイナードはこの頃には既にカリスマ性十分。

キャリア初期のミックステープ3部作より第1弾にあたるデビュー盤。シンガーとしての圧倒的な歌声はもちろんのこと、特異なサンプリング使いっぷりにロック・リスナーをも虜にした衝撃作。中でもスージーの「ハッピー・ハウス」を大胆に用いた「House of Balloons / Glass Table Girls」はキャリア屈指の名曲。

ジェイ・Z自ら客演で参加し、リアーナ自身が絶対に他のアーティストに譲りたくないと意気込んだ「アンブレラ」が大ヒットを記録し、彼女のアーティスト像を確立したといえる3作目。チャートアクションにおいては初の全米1位を惜しくも逃しており、アルバム以上にシングルの方が鮮烈だった。スターゲイトとの③、ニーヨとのデュエット⑥等、時代を彩った名曲多数。

サラーム・レミの手によってジャズ・シンガーだったエイミーのキャリアを一変させることになったゼロ年代を代表する1枚。当時まだ10代とながら末恐ろしい才能を見せつけるエイミーの歌声は何度聴いても心を震わす。サラームが引合わせたナズの「Made You Look」を見事に歌い上げる「In My Head」は圧巻。

プロデューサーとしての手腕もさることながら、高速回転のネタ使いの根底に秘めた音楽への多大なリスペクトこそが彼の真骨頂。ちょっとやりすぎなぐらいに自身のスキルを詰め込んだ04年リリースのデビュー作はカニエの創作に対する情熱を多分に含んだ傑作。空耳でもお馴染み「The New Workout Plan」は最高に痺れる。

アッコちゃんの30周年を記念したセルフカヴァーアルバム。槇原さんとの「自転車でおいで」小田さんとの「中央線」YUKIさんとの「ごはんができたよ」と本当に素晴らしい楽曲が続きますが、清志郎さんとの「ひとつだけ」は僕にとって格別な1曲です。
“離れている時でもぼくのこと忘れないでいて欲しいよ”忘れる訳ないよ清志郎。

オリジナル・メンバーが揃った作品としては最後にあたる5作目。前2作で見せたニューウェイヴ路線を踏襲しながらも、確かなパンク精神を根底に感じさせるクリエイティヴな作品。中でも「ステイ・オア・ゴー」は初期に勝るとも劣らない名曲で、「ロック・ザ・カスバ」や「ストレイト・トゥ・ヘル」は実験的でありながら、世代を越えて愛される稀有な名曲。

初期衝動的なパンクを成熟させ、政治的な主張をレゲエを用いてニューウェイヴ的解釈で鳴らした一大傑作『サンディニスタ!』。ジョー・ストラマーをはじめとするメンバー個々の音楽の幅広さを感じるとともに、4作目にして尚凄まじいエネルギーに満ちた楽曲群は36曲、約2時間半と圧巻。モーズ・アリソンを迎えた「ルック・ヒア」は痺れる。

毎年のように作品をリリースしながらも、その音楽性は劇的な変化をみせる。その最たるはこの『ロンドン・コーリング』で、メンバーのルーツ回帰に大胆に舵を切った歴史的名盤。中でも「スペイン戦争」は永遠のアンセム。楽器の修理を生業とする父に、楽器を粗末に扱うなと度々教えられた僕にとって、最高にパンクなジャケ。

デビュー作から僅か1年半足らずながら、演奏力の向上によって屈強なビートを手に入れ、後のメロディック・パンクへと派生する多彩なメロディによって、パンクの可能性をより拡げたといえるセカンド。「セイフ・ヨーロピアン・ホーム」「トミー・ガン」等、パンクキッズなら誰もがときめく名曲収録。

ロンドンパンクの代表格でありながら、その音楽性は多彩で偏差値も高く、バンドが短命でなかったことも踏まえて一介のパンクバンドでなかったのがザ・クラッシュ。ジョー・ストラマーのカリスマ性は早くも隠し切れない程で、この1stに込められた反体制的なエネルギーは凄まじい。「白い暴動」「出世のチャンス」等、パンクアンセムは必聴。

ジャケットとサウンドが見事にマッチした77年の名盤は、ELOキャリアで最も輝く1枚。最強のメロディーメイカー、ジェフ・リンのソングライティングが輝きまくる。並み居るシングルヒットの中でも、大人気の「ミスター・ブルー・スカイ」はビートルズの遺伝子を受け継ぐ屈指の名曲。

前アルバム『Movement』後にリリースされた「Everything's Gone Green」によってJoy Divisionからの脱却、それはサウンド的な転換を予感させ、続く今作でひとつの完成形を示したといえる80年代屈指の傑作。後のデラックス盤には収録されたが、今作後にリリースされる「ブルー・マンデー」も含めた革新的サウンドはいつまでも新鮮で色あせない。

ハードコアパンクの衝動そのままに当時のNYヒップホップシーンに飛び込み、勢い溢れて初の全米1位を獲得してしまったビースティのファースト。サンプリングやリリック、随所でロックの先人達へのリスペクトを感じつつ、固定観念をぶっ潰してやろうぜ的なパイオニア精神が最高に気持ちいい。「No Sleep Till Brooklyn」のギターがエグイ。

僅か1枚にしてその存在感は圧倒的、いや1枚だからこそその輝きがいつまでも色褪せることがないのかも。The La's唯一のアルバムはデラックス版を強くお勧め。スティーヴ・リリーホワイト版とマイク・ヘッジ版の是非は各々に任せるとして、中でも今作目玉の追加セッション音源6曲の中にはBuddy Hollyのカヴァーも。

65年リリースのUS盤セカンドはUKでリリースされたEP『キンクサイズ・セッション』を編集した独自企画盤。全米13位を記録した今作は60年代において、アメリカで成功した(UKバンドによる)作品の1つに数えられ、キンクスのキャリアの中でも輝く貴重な1枚の再発として価値深い。初期のヒット曲として数えられる①⑩収録。

64年リリースの記念すべきデビュー・アルバム『キンクス』のUS盤。UK盤14曲収録から3曲削られリリースされた今作にボートラ曲(うち1曲は削られた曲、もう1曲はUK盤ボートラから)を追加、なので実質ほぼUK盤。カヴァーとオリジナルは約半々収録、表題曲のインパクトが強すぎるが、レイ
の②③⑩も素晴らしい。シェル・タルミーの⑦はザ・フーよりこちらが好み。

マディ・ウォーターズによって見出されたチャック・ベリー黄金期、前後の2作と比べるとややパンチに欠ける印象がある58年リリースのセカンド。シングルヒット「ロックンロール・ミュージック」そして後のThe Beach Boysの大ヒット曲「Surfin' USA」へと繋がる「スウィート・リトル・シックスティーン」は値千金。

後に晩節汚しまくる彼の黄金期、1955-59年の初期3作最後にリリースされたサード・アルバム。輝かしいリフの数々を堪能できる「Carol」や「Maybellene」「Johnny B. Goode」「Roll Over Beethoven」等名曲を多数収録。ボートラも充実しており、破壊力抜群の楽曲の数々をインストを楽しめるのも嬉しい限り。

1950年代後半、ロックンロール一時代の終焉のきっかけともなった早すぎる彼の死は、長きにわたるロック史の中でも大きすぎる喪失であった。ザ・クリケッツにおけるツインギターを中心としたバンド編成は後のロックに多大な影響を与え、今なお多くのフォロワーを生み続ける。『The Buddy Holly Story Vol.1&2』もお勧めだが、「Words Of Love」収録でこちらに軍配。

55年の『Shake, Rattle and Roll』と大ヒット作『Rock Around the Clock』を1枚にまとめた(と言っても重複多い2作だが...)編集盤。映画『暴力教室』で「学園もの×ロック」を確立した「Rock Around~」収録。良く言えばぶれない音楽性、後の幾多のリヴァイバルで一発屋的な印象もあるが、改めて聴くと「Thirteen Women」はじめ佳曲が非常に多い。

ロックを少しでもかじればここに辿り着くであろう。シカゴ・ブルースの祖であるマディ・ウォーターズがエレキ・ギターに持ち替え「I Can't Be Satisfied」をヒットさせて以降、チェスの黄金期を支え続けた彼の音楽的変遷を収めた歴史的な1枚。1948-54年の名曲の数々、中でも「Hoochie Coochie Man」は後のロック史を揺るがす1曲。

57年にリリースされたデビュー盤。1953-57年のシングル集にあたる今作はアトランティック史に残る歴史的大名盤。バラード中心のAサイドとリズムトラックひしめくBサイドの対比も完璧で、「Ain't That Love」「Hallelujah I Love Her So」「I Got A Woman」等はもちろん、後に幾多のアーティストにもカヴァーされる「A Fool for You」は最高。

2017年にこの世を去った偉大なるブルースマン、ファッツ・ドミノのインペリアル時代のシングル集。昔BOXものを購入しましたが、手軽に聴ける1枚を探していたところこの作品に行きつきました。1950年のデビューから63年まで在籍したインペリアル期とあって、名曲の数々はほぼ収録されています。因みにコンプリート版はストリーミングで楽しめます。

言わずと知れた大名盤「ブラック・コーヒー(56年版)」含む、61年までの8作品収録。コスパが素晴らしい「8 Classic」シリーズのペギー・リーvol.1です。作品数が多いがゆえ網羅できていない名曲は多数ありますが、入門盤としては十分すぎる1枚。Disc.2のジョージ・シアリングとのライヴ盤は至高。確か単体では廃盤になっていたはずなのでコチラをお勧め。

恐らく人生で最も聴いたであろう今作はサンプリング・ミュージックの無限の可能性を示した歴史的名盤。50秒弱の完璧な導入から描かれる一大音楽史絵巻は、圧倒的なスキルはもちろんのこと、シャドウのソングライティングにおけるクリエイティヴな面でもその非凡な才能は筆舌に尽くし難い。「Stem/Long Stem」から「Midnight~」まで続く怒涛の展開は最早神の領域。

フルヴォリュームでのリリース嬉しい19年作。インスト盤からはアンクル期を想起させる「Firestorm」圧倒的なサンプリング&ビート・スキルを堪能できる「Rosie」とこれだけでも満足だが、ヴォーカル盤は更に圧巻。DJスキルが詰まったNasとの「Drone Warefare」をはじめ、スマホCMでもお馴染み「Rocket Fuel」や「Urgent,Important~」等、文句なし名盤。

地元名古屋からめきめきと頭角を現し、今や全国区へと飛躍したハーフ・タイムの17年作。「アドホック」「『0』」とオープニングから疾走感溢れる怒涛の名曲が続き、独特な詞の世界観とメロディ・センスが爆発する屈指の名曲「忠犬ヒト公」、こちらもスリリングなバンドサウンド素晴らしい「アウトフォーカス」等々、17年を代表する名盤。

ポップに振り切った前作からまた一歩立ち返り、初期のスリリングなサウンドが蘇る19年作。プログレッシヴ・ポップな「337km」から始まり、曲名そのまま歌詞が痛いほど突き刺さる「いたいよ」、新境地を魅せる「クレオパトラ」からグッと世界に引き込む「桜通り」。最後は地元グランパスのアンセムで閉める会心作。

ストリーミング世代の謎多きSSW、アンノウン・クン初のフィジカル作。TVタイアップで耳にして一発で惹かれてしまった。Owl CityやSmallpoolsに通ずる洋楽的シンセ・ポップとEDM要素が絶妙で、思わず口ずさんでしまうキャッチーなメロディに乗せた英語詞と日本語詞はどちらも素晴らしい。アコースティックな魅力も垣間見る「My Superman」は珠玉。

後のRANCIDへと続く伝説のスカ・パンクバンド、オペレーション・アイヴィー唯一のアルバム。ここ日本でもトリビュート作が出るほど、その後のシーンに残した功績は大きい。「ザ・クラウド」「ボムシェル」「ユニティ」「アーティフィシャル・ライフ」等、スカパンククラシックがズラリと並ぶ。当時のレーベル、ルックアウト!はGreen Dayを輩出したことでも著名。

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