フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
デジパック |
発売日 |
2024年04月05日 |
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規格品番 |
TDSA291 |
レーベル |
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SKU |
4943674389315 |
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※世界初SACD化(1)
※SACDハイブリッド盤
※デジパック仕様
※2024年最新マスタリング音源使用(192kHz/24bitで高品位デジタル化後にSACD層、CD層を個別にマスタリング)
※マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※仏オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書内に他のジャケット・デザイン(モノクロ)を一部採用)
※解説:柴田 龍一氏(新規解説)、解説書合計12ページ
ジョルジュ・プレートル(1924-2017)生誕100年記念企画。作曲家・オルガニストとして著名なモーリス・デュリュフレ(1902-86)を迎えての「オルガン付き」は、パリ音楽院管弦楽団との1964年収録の旧EMIへの名盤。フランス人指揮者によるステレオ初期の代表的名盤として高く評価されている音源です。加えて、今回の復刻では「動物の謝肉祭」とプーランクの組曲「典型的動物」も収録。これらの音源もプレートルの代表的な録音であり、往年の音色が鮮明に蘇りました。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。
旧EMIレーベルでの「オルガン付き」は、同じくパリ音楽院菅との1955年のモノラル録音のクリュイタンス盤以降、ステレオ録音によるメジャー指揮者での本国録音が無い状態でした。クリュイタンスが存命のなか、ステレオでのプレートル盤の登場は録音史的にも興味深い点です。クリュイタンスがなぜステレオで再録音を行わなかった(それともプレートル盤があるから再録音できなかったのか)は今となっては憶測の域を出ませんが、ステレオ録音が多くのオーケストラ録音を拡大させていったこの時代においては、「オルガン付き」は各レーベルにとっても重要な曲となっており、RCAのミュンシュ盤やDECCAのアンセルメ盤は既に著名でした。その点でもこのプレートルによる録音はEMIの期待の高さが伺えます。もっとも、パリ管創設以降、EMIはミュンシュによる録音を計画していたかも知れません。急逝により実現できず、以降1975年収録のマルティノン盤を待つことになります。尚、マルティノンはERAROに1970年に「オルガン付き」を収録していました。その後のEMIでのマルティノンの獲得、短い間隔でのEMIでのサン=サーンスの交響曲全集としての収録はこのあたりの事情が関係していたとしたらなど、想像が膨らみます(マルティノン盤も「オルガン付き」を当企画TDSA185で発売中)。尚、演奏自体はパリ音楽院菅の名手の技が光るもので、当時の音色が今回良く再現されています。特筆すべきはオルガン奏者のデュリュフレの起用でしょう。収録当時62歳で作曲家としても著名であり、オルガン奏者としてもサンテティエンヌ・デュ・モン教会のオルガニストを務めるなど、録音でもプーランクのオルガン協奏曲やバッハの作品等を残しました。当時のEMIとしては決定盤的な意味合いで挑んだ録音であったことがわかります。今回の復刻では、カップリングとしてプレートルが残したもう1枚のアルバム、「動物の謝肉祭」とプーランクの組曲「典型的動物」を収録しました。「動物の謝肉祭」ではパリ音楽院菅の奏者等にチッコリーニやワイセンベルクが加わった、非常にレヴェルの高い演奏が繰り広げられています。リラックスしながらもセンスのある、美的感覚溢れる演奏を最高音質でお楽しみください。
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<音源復刻コンセプト>
当企画では、本国より取り寄せた192kHz/24bitのWAVデータを基本に、SACD層用としてDSDに変換後にマスタリングを行い、別途CD層用としてPCMでもマスタリングを施していますので、SACD層、CD層、それぞれ独立したマスタリングとなっています。PCMで編集した後にDSDにも変換を行う、もしくはDSDで編集した後にPCMにも変換を行うといった1回のマスタリング作業で兼ねるのではなく、SACD、CD、それぞれの特徴や音質を重視した上で、個別にマスタリングを行いました。その際、過去に発売された音源と極力比較する検証も行なった上で、音楽を最大限に生かすべく、オリジナルのアナログ・マスターテープを尊重した上での最適なマスタリングを心がけています。
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構成数 | 1枚
エディション | Remaster
Total time 79:05
1. カミーユ・サン=サーンス:交響曲 第3番 ハ短調 作品78 「オルガン付き」
2. カミーユ・サン=サーンス:組曲「動物の謝肉祭」
3. フランシス・プーランク:組曲「典型的動物」
【演奏】
モーリス・デュリュフレ(オルガン) (1)
アルド・チッコリーニ&アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ) (2)、
ミシェル・デボスト(フルート) (2)、 ロベール・コルディエ(チェロ) (2)、
マルセル・カゾーラン(コントラバス) (2)
パリ音楽院管弦楽団
ジョルジュ・プレートル(指揮)
【録音】
Recorded : April 1964(1), 4&6 May 1965(2,3), Salle Wagram, Paris
【Original Recordings】
Producer: Rene Challan、 Balance Engineer : Paul Vavasseur
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
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1.[SACDハイブリッド]
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プレートルの生誕100周年記念企画の一環として、同時発売の「新世界」と共に若き日の旧EMI時代の録音がリリース。この「オルガン付き」は1964年の収録で、当時のパリ音楽院管弦楽団を指揮したスケール感大きい名演。これまでCD時代でも復刻の頻度が低いと思われるが、後の再録音盤と比較しても興味深い音源ではないだろうか。しかも作曲家・オルガニストとして著名なモーリス・デュリュフレ(1902-86)との共演。会場のプレゼンスを活かした録音は、今回アナログ・マスターから192kHz/24bit後にマスタリングを行った高音質化により見事なまでに当時の音色が蘇っている。手触りの演奏感覚も嬉しい。
intoxicate (C)北村晋タワーレコード (vol.169(2024年4月20日発行号)掲載)
交響曲3番はプレートルのダイナミックでキレのある名演。教会の豊かなプレゼンスが自然な空気感で味わえる名録音でもある。パリ音楽院管弦楽団の響きも存分に味わえるのが素晴らしい。
この時期の教会収録のパリ音楽院管弦楽団の名録音では、アルトマンのグノー聖チェチーリア荘厳ミサ曲も忘れられない。天井の高い空間で残響がきれいに消えていく様子が通常CDでもよくわかる名録音、商業的には難しいと思うが、オリジナル企画のsacd化に期待したい。
なお、交響曲3番の録音データは、仏EMI CDM4787172では、1963年4月23〜26日となっている。EMIからワーナーへの引継の際の混乱と思うが、これは残念。
同じくプレートルの名演で動物の謝肉祭、典型的動物のカップリングもうれしい。
こらまでプレートルの「オルガン付き」を聴いたことがなかったわけではないが、今回のSACD化でじっくり聴いた。盛大なパイプオルガンが響き渡るが、録音会場のデータを見るとサル・ワグラムとある。元々舞踏会場(ダンスホール?)だったサル・ワグラムにパイプオルガンがあるわけもなく、どうやってパイプオルガンの音を挿入したのだろう?と疑問に思っていたが、サンドオイルさんのカスタマーズボイスを見て納得できました。デュリュフレがオルガニストをしていたサンティティエンヌ・デュ・モン教会での録音だったのですね! ご教示ありがとうございました。それを知ると確かに教会録音らしいプレゼンスだなとますます納得。ワーナー発売エラートレーベルの「ザ・シンフォニック・レコーディングスICON」(CD17枚組)にもサル・ワグラム録音となっているので、元々のデータ自体が間違っているのでしょう。
この曲は同じタワレコ・ディフィニション・シリーズからも出ているマルティノン=フランス国立放送管の1975年録音のものを愛聴していますが、これもパリの別の教会での録音です。(交響曲全集で他の曲はサル・ワグラム録音というのも面白い。)
マルティノン盤は11年もあとの録音なので、プレゼンスもすっきりまとまっていてその上ダイナミックな力感もある。 その点、プレートル盤はマスターテープの経年劣化があるのでしょう、テープヒスがありヴァイオリンの音などザラついてきつい音になっているのが残念。プレゼンスもマルティノン盤のすっきりに比べて雑然とした感があるが、考えてみると雑然としているのがフランスだという気もする。その意味ではフランスらしい演奏・録音と言えるかも。
それより、感心したのはオリジナルジャケット! 仏パテ・マルコニ盤LPのジャケットでしょうか? まさにこの曲にぴったりのセンス溢れる教会をデザイン。 同時発売の「新世界交響曲」のジャケットも素晴らしく、この時代の仏パテの質の高さはどうだ! プレートルの「新世界」なんて全く興味もなかったのに、ついつい「ジャケ買い」してしまった(笑)。(ちなみに両方のジャケットの左下に小さくデザインしたアトリエらしき名前が書いてあります。)現代のCD製作者さんたちもジャケットデザインまで頑張ってもらいたい!
参考:ブリリアントレーベルで最近発売になったCD3枚のジャケットも素晴らしかった。
恐らく『オルガン交響曲』として最良の演奏でしょう。プレートルは後にERATOに再録音しましたが、このEMI録音の方が優れています。チャーチ・プレゼンス豊かな録音は、パリのサン・エティエンヌ教会で行われましたが、ライナー・ノーツではサル・ワグラムでの録音と誤って表記されています。
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