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シューマン: 交響曲第2番、「マンフレッド」序曲<タワーレコード限定>
ジュゼッペ・シノーポリ、他
私は輸入盤LPでこの演奏を持っていますが、シューマンの交響曲でも地味な第2番を一躍名曲に仕上げたのがシノーポリ、ウィーンフィルの超名演。今でもこの演奏を超えるディスクは存在しないと言えよう。
ストラヴィンスキー: 春の祭典/火の鳥
マリス・ヤンソンス、他
収録されているこの2曲には、7年の録音差があり約10年前の春の祭典は少しおとなしすぎる印象。録音もしかり。2年前の火の鳥の方が録音も含めて優れていると思った。録音時期がもう少し新しい物なら、春の祭典ももっと素晴らしい演奏が記録できたのではないでしょうか?ヤンソンスがもし来日していたら、と思うとつくづく残念に思う。最新の演奏が聴きたかったなあ、といまさらながら思ってしまう。
ベルリオーズ: 幻想交響曲 Op.14(1830)
ダニエレ・ガッティ、他
演奏内容、録音ともに期待はずれの1枚。ヤンソンスとの演奏とは雲泥の差がある。この新コンビの将来が大いに不安。こんな演奏をしているようでは、コンセルトヘボウのファンが減ってしまうだろう。
マーラー: 交響曲第9番
昨年の来日公演の名演が印象深い、待望のバイエルン響との再録音。オスロフィルとの演奏も良かったが、コンサート当日のあの感動をぜひもう一度味わいたい。期待大です。
Tchaikovsky: The Nutcracker, Symphony No.4
ワレリー・ゲルギエフ、他
ゲルギエフはロシアもののレパートリーが多いのは当然だが、なぜか交響曲第4番はこれまでに名演と思えるソフトが存在しない。特にウィーンフィルとのものは最悪だった。今回の録音で汚名挽回できるか?購入するか?今、頭を悩ませている。星を三つのしたのは、現在の期待値からです。今度のCDも不出来なようなら、今後ゲルギエフとは縁切りとなるだろう。
ベートーヴェン: 交響曲全集, 序曲集, <特別収録>交響曲第8番(RCO)<タワーレコード限定>
ベルナルト・ハイティンク、他
韓国盤より明らかに音質が優れているのでまるで別の演奏のようだ。BOXも箱自体の質感、印刷の鮮明さ、いずれも韓国盤より上だ。ハイティンクのベートーヴェン交響曲全集は、コンセルトヘボウ、ロンドン響盤も後年録音されているが、個人的にはこのロンドンフィルとの物が若々しさや勢いがあり、今はやりのピリオド奏法が出てくる以前の正統的演奏でも上位にランクされてよい。
ベートーヴェン: ミサ・ソレムニス
覇気のないキリエの冒頭から退屈な演奏でした。オケやコーラスは一流なのになぜ?ひとえに指揮者の技量のなさゆえ、としか思えない。
Bruckner: Symphony No.7
ヘルベルト・フォン・カラヤン、他
カラヤン最後の録音ということで、高く評価する人も多いが、私は一度聴いて二度と聴くまいと思った。カラヤン臭が強く、まるでブラスバンドでの演奏みたいだ(特に第3、第4楽章)。ベルリンフィルとのスッぺ序曲集でも同じ印象だったので、カラヤンは死ぬまでカラヤンだったということか?一枚になった第8番が意外?と良かったので期待したのだが、見事に裏切られた。。
Beethoven: Die Symphonien
21世紀に発売されたベートーヴェン全集の中では、演奏、録音とも最高ランク。来日公演を西宮と横浜で聴いたが、そのときの熱演を彷彿させてくれた。ラトルのような面白おかしい演奏でも、ティーレマンのような20世紀懐古型でもない。(特に後者は、指揮に変なクセを感じる。)このヤンソンス盤は新鮮な感覚を持ちつつ、誰にでも受け入れられる性質を兼ね備えた稀有な演奏だと思う。
ベートーヴェン: 交響曲第9番<タワーレコード限定>
ベルナルト・ハイティンク
まだクラシックを聴き始めてあまり時間のたっていないころにFMで聴き、今でも印象の消えないこの演奏。もう入手できないと思っていたが、待望の復活。ロンドン響とのライヴよりも、このコンセルトヘボウの方が熱っぽい演奏だったように記憶している。特に第4楽章の声楽陣が優れていたと思っている。ハイティンクのこの80年のライヴは、十分に存在価値のある演奏だと思う。購入して再確認したい。
Beethoven: Symphonies No.1-No.9
ギュンター・ヴァント、他
これは数多いベートーヴェン交響曲全集のなかでも、ベスト3に入るすばらしい演奏であり、録音も大変良い。値段がこんなに安くてよいものか?まだお持ちでない方は、まよわずに購入することをおすすめする。ヴァントはブルックナーだけではない。
チャイコフスキー:交響曲第5番<数量完全限定盤>
ナマでこのコンビの演奏を聴いた者として、当日のコンサートの印象とほとんど同じ。少し物足りない部分もあるが、及第点をつけたい。音量を大きめにして聴くと良い。驚いたのは、このCDが会場で販売されていたのだが、値段がなんと3000円。高過ぎやしないか?
Brahms: Symphonies No.1-No.4
クルト・ザンデルリング、他
ベルリン響盤も持っていますが、個人的には、すべての点でこのドレスデン盤の方が優れているとおもいます。値段の安さも魅力。
Tchaikovsky: Symphony No.5 Op.64, Francesca da Rimini Op.32
グスターボ・ドゥダメル、他
来日後、評判の高くなったドゥダメルだが、少なくともこのCDを聴いた限りでは、私には不満の大いに残る結果と言わざるを得ない。録音も良くない。生の演奏を聴いていたら印象は変わっていたかも?
Beethoven: Symphony No.6
カルロ・マリア・ジュリーニ、他
私が最初に聴いた田園が、ジュリーニ1回目のEMI盤。ゆったりとした実にいい演奏。後年、ロスフィル、スカラフィルと録音し、ジュリーニお気に入りの曲のひとつだが、これもすばらしい。とても85歳の現役引退をした指揮とは思えない。ただひとこと。感動!!
1980年日本公演 モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」/カール・ベーム、ウィーン国立歌劇場管弦楽団
カール・ベーム
当時大学1年だったが、このフィガロは忘れる事のできない名演。FMでの録音をずっと大切に保存していた。ビデオをまだ持っていない時代だったので、待望のDVD化。何も言う事はありません。ひとつだけ注文があるとすれば、終演後のカーテンコールを最後まで動画で発売していただいていたら何も言う事はなかったのに。
Beethoven: The Complete Symphonies
オイゲン・ヨッフム
最近の軽い物足りない演奏では聴く事のできない重厚なベートーベン。70年代後半に録音されたものでは、バーンスタイン、ウィーンフィルと双璧をなすもの。やはりベートーベンは、こうゆうスタイルの方がしっくりくる。
TCHAIKOVSKY:SYMPHONIES NO.4 OP.36-NO.6 OP.74"PATHETIQUE":ANTONIO PAPPANO(cond)/ROME SANTA CECILIA ACADEMY ORCHESTRA
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団、他
あまり期待していなかったのだが、思いもかけぬ名演奏。第4番はゲルギエフが期待はずれだったので、それを吹き飛ばす快演。5番、6番もよろしい。ただし、オケの音色が明るいのでロシア的な演奏を好む人には敬遠されるかも?
Schumann: Complete Symphonies No.1-4, Manfred Overture, Genoveva Overture
ズービン・メータ、他
70-80年代のメータがウィーンフィルを指揮した録音は、マーラーの復活やブラームスの第一も含めて名演、名録音があるが、これもそのうちのひとつ。プレスの関係か?序曲にノイズがあるのが玉にきず。
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