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チャイコフスキー:交響曲 第4番 第5番 第6番≪悲愴≫
ヘルベルト・フォン・カラヤン、他
素晴らしい音質向上です。通常CDは2枚組で5番が2枚に分かれているが、今回はそんな煩わしさはありません。弦の分離が良くなり、なまめかしく艶やかです。管楽器奏者の息遣いまで聞こえて来ます。ティンパニの迫力も抜群。低音楽器が明瞭になりました。今月発売になったSACDシリーズの最大の目玉でしょう。
オペラ間奏曲集 [SACD[SHM仕様]]<初回生産限定盤>
従来のCDと比較にならないほどの素晴らしい音質です!こうしたポップな曲集は当にカラヤンの十八番です。特にタイスが甘く美しく溜め息が出るほどです。シュヴァルベのバイオリンも最高です!一生大事にする名盤です。
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」 全3幕<限定盤>
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
SACD化の成果が大きいです。演奏の印象も変わってしまうほどです。トリスタンに比べて知名度は低いですが、今後は変わると思います。第1幕から古代ドイツの黒い深い森が広がります。巨大なスケールの指揮で、ウィーンフィルも実に艶やかで迫力満点です。また歌手陣も今の歌手と違い、一種近寄り難い存在感がある歌唱を聞かせます。
ウィーンのフルトヴェングラー 第2集<限定盤>
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、他
ロマンチックで素敵なアルバムです。ロザムンデの音楽と未完成が目当てで買いました。先月のベートーベンと同様に音質改善が著しいです。実に柔らかい音色で、ウィーンフィルならではの音色が堪能出来ます。リストの「前奏曲」は掘り出し物でした。
ベートーヴェン:交響曲 第1番&第3番「英雄」<限定盤>
東芝製のLPからの付き合いだが、初めて「音量を上げて聞きたい」と思えました。これまでのような硬質感が無く、実に柔らかく豊かな音で、通常盤CDとは別次元の情報量の多さです。英雄の第2楽章の木管や第4楽章でのホルンのブリリアントな響きは、まるで目の前で鳴っているかのようです。1番も優雅でいてスケールの大きさを感じます。
ベートーヴェン:交響曲 第5番「運命」&第7番<限定盤>
新発見テープ使用と云う「誘惑?」に負けて購入した。その結果は予想以上の音質改善で驚いた。先ず5番は、これまでは'47年のベルリンライブを聞いていたが、今後は本盤を第1に推す!!爆発するフルトヴェングラーではないが、音楽は十分に熱く深淵でスケールが大きい。今回の目玉の7番は信じられないほどダイナミックレンジが広く、ffでも音が潰れない。まるでライブのような熱狂で、興奮した!
ワーグナー:管弦楽曲集 第1集<限定盤>
フルトヴェングラーの録音では元々音が良いことで知られるが、今回いっそう良くなった!最近の録音と比べても、同等に聞き比べられるようになった。低音の立ち上がりが良くなり、コントラバスの弦の刻みやティンパニの皮の張りも見えて来る。マスターテープの音そのものと云う感じだ。それにしてもフラグスタートの声は本当の威厳を感じる。
ベートーヴェン:交響曲 第9番 「合唱付き」<限定盤>
全く新しい音に変わった!とまでは言えないだろうが、これまでの耳に痛い高音の歪みは無くなり、バランスが良くクリアになった。特に第2楽章のティンパニの皮の張りが見えて来るようだ。フィナーレのオケが落ちて行くさまも手に取るように判る。今まで聞いた中では一番優秀な音質である。初めてLPで聞いた時の感激が味わえた。もうLPやCDには戻れません!
ワーグナー: 楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》
カール・ベーム、他
買って良かった!先ず音質が良いのが嬉しい。40年前とは思えない素晴らしい音質だ。バイロイトの響きを、余すところ無く捉えている。演奏はベームの指揮するバイロイトのオケが、さざ波のようなワーグナーサウンドを緊張感のある調べを奏でる。歌手陣も、アダムのザックスとクメントのヴァルターが素晴らしい。戦後のバイロイト音楽祭の偉大な記録である。
C.M.von Weber: Der Freischutz
Gustav Elger、他
コレは素晴らしい『魔弾の射手』である。ボリュームの調整が必要だが、ワンポイントならではの歪みの少ない綺麗な音質である。舞台上の動きも良く分かる。音質については、コレ以上必要ないほど良い。演奏では、特にヤノヴィッツのアガーテが素晴らしい。当時のベストの歌手達で固めて、ベームの指揮もライブならではの良さが出ている。やはりベームはライブの方が素晴らしい。ウィーンフィルの音色も実に味がある。
ブックエンド<完全生産限定盤>
Simon & Garfunkel
Blu-spec CDになって、音は良くなった。レコードの音の広がりがCDでも聞けるようになり、SACDにする必要を感じない!内容は『明日に架ける橋』と並ぶ傑作である。ミセス・ロビンソンは卒業のサントラでは一部だけだったが、フルコーラスで聞けるだけでも価値がある。
Beethoven: Symphonies No.3, No.5-No.8 (1947-53) / Wilhelm Furtwangler(cond), BPO
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、他
文句なしに5つ星に値する。これまでは同じ音源でも、音が団子状になってしまい、想像で補うしかなかったが、初めて素直にそして違和感なく聞く事が出来た。フルトヴェングラーの録音の中では、情報量がこれまでより圧倒的に多い。特に47年の第5は、初めてこの演奏の本当の凄まじさが理解出来た。FURT2000シリーズには今後も大いに期待する。
Brahms: Symphony No.4, Haydn Variations (12/12-15/1943) / Wilhelm Furtwangler(cond), Berlin Philharmonic Orchestra
デルタ盤よりクリアでハイスピードな音である。但し、再生にはコツがある。スピーカーの四隅とプレーヤーの足の下に、フォック等の振動吸収性に優れたインシュレーターを挟むと良い!ケーブルも低音の振幅に強い物が良い。低音がブーミーでは真価を発揮出来ないだろう。某ブログの評価も原因は此にあると思われる。演奏は当に鬼気迫るモノがある。
ベートーヴェン: 交響曲第5番「運命」、コリオラン序曲
フルトヴェングラーのベートーベンの5番は、この録音の方が音楽がスムーズに流れて、名演だと思う。しかし、カートリッジ再生での復刻は、低音が細くなり高音も潰れがちになるのが気になっていた。今回のエルプ再生で漸く、この演奏の凄さと恐ろしさが実感出来た。とにかくスケールが巨大である。今まで音の悪さから、戦時中の録音を敬遠して来た人も、このアルトゥス盤なら納得だろう。
ベートーヴェン: 交響曲第3番《英雄》
衝撃的な復刻である。デルタ盤との比較で言えば、デルタ盤はこの演奏の美しさを伝えたが、このアルトゥス盤は恐ろしさと凄さを伝えている。低音が締まってパンチ力が効いている。正直戦時中の録音には、カートリッジ再生には限界を感じていた。針の形状と音溝が合わないからだ。戦後の綺麗な録音とは違うからだ。技術の進歩が漸く彼の凄さを伝えられる様になったのだ!
WEBER:DER FREISCHUETZ:W.FURTWANGLER(cond)/VPO/E.GRUMMER(S)/R.STREICH(S)/ETC
ダメモトで買ってみたが、掘り出し物である。多分Tahraレーベルと同じ音源だと思う。フルトヴェングラー唯一のステレオ録音である。序曲の始まりにテープトラブルがあるが、後は安定し、臨場感豊かで音も良い。演奏はスケールが凄く大きい。狼谷の場面迫力は凄い!何より値段が安いのが良い。この価格なら絶対に「買い」だ!
ブラームス:交響曲第1番 (10/27/1951), ハンガリー舞曲第1番, 第3番, 第10番 (4/4/1952) / ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮, NDR SO
北ドイツ放送交響楽団、他
フルトヴェングラーの全CDの中で1.2を争う音の良さだ。たった今録られたかのように、鮮度が高い!ティンパニが冒頭から凄い迫力で迫って来る。第2・3楽章も綺麗だ。フィナーレは正に、芸術は爆発だ!の感じで圧倒される。彼のファンなら必携である。
80 - 50 Anniversary Album / Neville Marriner, et al
Marriner, Neville, Sir/Academy of St. Martin in the Fields、他
本当のモーツアルトサウンドが聴けます。マリナー親子のこのCDは数ある中でも最高です。私にとって座右の名盤です。モーツアルトの演奏はポップスに学ぶべき!
Trio - Mozart: Don Giovanni / Marriner, Allen, Sweet, et al
Marriner, Neville, Sir/Academy of St. Martin in the Fields/Marriner, Neville, Sir/Ambrosian Opera Ch、他
とかく疲れる演奏の多いドンジョヴァンニだがマリナーはその心配が一切無用です。肩が凝らない、一気に最後まで聞けて感動が得られます。まさしくモーツアルト!
モーツァルト:歌劇「魔笛」全曲
ネヴィル・マリナー
まず、私はモーツアルはマリナーを最も高く評価しています。これを聞くとベームやワルターもクレンペラーも総て余分な音が多すぎると思います。ビートルズの「ロングアンドワインディングロード」でフィルスペクターがストリングスをポールマッカートニーに無断で付けてしまって、恐ろしく快楽に満ちた曲にしてしまったことを思い出す。その点マリナーはモーツアルトの前で心を無にしている。必ず感動します。
Mozart: Wind Concertos
コンセルトヘボウ室内管弦楽団
「スイングするモーツアルト!」そんな表現があてはまりそうな演奏である。映画「ベニーグッドマン物語」のカーネギーホールのラストシーンを思い出す。聞いていて体が自然にリズムをとってしまいそうだ。こんな演奏を待っていた。もう怖いモーツアルトは沢山だ。
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲全集
内田光子、他
内田さんらしく即興性に富んだ演奏で3枚一気に聞いてしまった。これを聞くとバックハウスでさえ手垢にまみれている気がする、たった今生まれたかの様な新鮮な生命力が感じられる、多くの人に薦めたい、
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