
商品詳細へ戻る
シューボックスさんが書いたメンバーズレビュー
|
|
ライナーの「ツァラトゥストラ」再録音。1954年のものも素晴らしいがこの再録音は演奏・録音共に更に素晴らしい。「突き詰めてより踏み込んだ緊張感のある演奏が余裕をもって雄大に再現されている」と言えばこの名演に相応しいだろうか。カラヤンも他はともかくR.シュトラウスは良いと思っていたが、これを聴くと陰が薄くなる。余談ですが8才と4才の私の娘と息子はこれを見て「ピエロのCD」と言ってなぜか恐れています。
0
|
|
|
「英雄の生涯」「ツァラトゥストラ」ともに1954年3月録音で、リヴィング・ステレオとして最古のマスターが存在する歴史的なもの。商用モノラルと共に実験用ステレオが残されていた。ステレオ実験期にこれだけの成功は驚異的(フルヴェンの「ルツェルン第9」はこの5ケ月後)。それにしてもライナーのR.シュトラウスは素晴らしい。ロマン的な表現とコントロールされた精緻な響きが両立しており新鮮な感動が味わえる。
0
|
|
|
この盤が、この曲の名盤として数えられることはまずない。しかし、大好きな演奏です。透明でツヤのある響きとキリリと引き締まった表現がいい。木管楽器とホルンの精緻な演奏が素晴らしい。トランペットの聴きどころも結構あり、ハーセス・ファンは必携でしょう。シカゴ響の弦楽器の実力も十分に発揮されており、その美音を堪能できる。打楽器もハッとさせる演奏をさりげなく決めてくれている。
0
|
|
|
王の凶暴さと妃の優美さが大きなコントラストをもって描かれる。強奏の立派さはシカゴ響らしいところ。しかし、特筆すべきは、シェエラザードを描く弱奏部分の繊細で優美な表現。優秀録音がそれを美しく描写。また、ライナーが意外なほどにテンポを揺らしたりして入念な表情をつける。それがまた曲想にマッチして素晴らしい。ストラヴィンスキーは冴え冴えとした鋭い音で多彩に表現。まさにライナーならでは。
0
|
|
|
フランクの交響曲は好きではなかった。名曲だから名盤はいくつか持っていても愛聴盤にならない。退屈なのである。ブルックナーに愛聴盤は多いがフランクはどうもダメ。しかし、このモントゥー/シカゴ響は初の愛聴盤となった。悠然たるスケール感と厚みのあるサウンド、そしてテンションの高さを備えている。何回聴いても感動的。ぺトルーシュカも多彩な表情とリズムの切れに巨匠の至芸を聴くことができる。
0
|
|
|
バルトーク「管弦楽のための協奏曲」購入以来、演奏・録音のあまりの凄さにLiving Stereoにはまり、半年で30枚ぐらい購入し、ヒット率7割。しかし、この盤は3割のほう。シカゴ響の金管に対抗するシルキーな弦セクションを常々、評価していましたが、ここでは冴えない。音質もこもり気味でいまひとつ。2つの序曲はライナーの気合い勝ちで★★★★です。
0
|
|
|
Tuba奏者ならこの「アレクサンドルネフスキー」は必携。冒頭から終始、Jacobsのヨーク・サウンドにしびれます。特に「氷上の戦い」のTubaのソロは絶句もの。低音なのにぶっとい音(でもフォルテではない)がエッジをつけて鋭く立ち上がる。アバド/ロント゚ン響の同曲盤も所有していますがTubaの存在感がまったく違う。ただ、ライナーによる素晴らしい緊張感が漲った演奏ですがコーラスが貧弱。しかしTuba奏者なら5倍の金額でも購入価値あり、と思う。
0
|
|
|
2曲とも驚異的なアンサンブルの精度と熱気のある演奏。ニュアンスが豊かで冒頭の低弦から唸らされた。オケコンの他のシカゴ響盤も持ってますがこれが最高!1989年の同盤(日本盤)を聞いたときは「かったるいなぁー。1955年録音だから仕方ないか」と思ったが、このLving Stereoは音質も超優秀。しかも安い。この盤でLiving Stereoにはまり半年で30枚ぐらい購入しました。(シューボックスより)
0
|
商品詳細へ戻る