某カーオーディオコンテストの課題曲となっているため仕方なく購入しました。謳い文句に「演奏も音質も素晴らしい」とあったので,期待して聴いたのですが,あくまでカーオーディオで聴くので,普通のCDとして聴きましたところ,音質は贔屓目に見ても中の上程度。ワンポイント録音のような,空気感を大事にする遠目の録音かな?と思ってよく聴くと,ホールトーン・楽器ごとの余韻共に乏しく,各楽器の存在感・厚みも感じられず,ホールの広さもよくわからない平面的な音場。演奏にしても,中庸と言えば聞こえはいいですが,いい意味でも悪い意味でも「楽譜通り」。奏者の「熱」が伝わってきません。こういうのが今風なのでしょうか。パイプオルガンの音色・演奏ともに,月並みの域を出ません。パッケージに書かれた賞賛の内容との落差に愕然としました。