
サン=サーンス: 交響曲第3番「オルガン付き」、プーランク: オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲、他 / 山田和樹、他
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某カーオーディオコンテストの課題曲となっているため仕方なく購入しました。謳い文句に「演奏も音質も素晴らしい」とあったので,期待して聴いたのですが,あくまでカーオーディオで聴くので,普通のCDとして聴きましたところ,音質は贔屓目に見ても中の上程度。ワンポイント録音のような,空気感を大事にする遠目の録音かな?と思ってよく聴くと,ホールトーン・楽器ごとの余韻共に乏しく,各楽器の存在感・厚みも感じられず,ホールの広さもよくわからない平面的な音場。演奏にしても,中庸と言えば聞こえはいいですが,いい意味でも悪い意味でも「楽譜通り」。奏者の「熱」が伝わってきません。こういうのが今風なのでしょうか。パイプオルガンの音色・演奏ともに,月並みの域を出ません。パッケージに書かれた賞賛の内容との落差に愕然としました。
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てっちゃんさんが書いたメンバーズレビュー
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この曲は若い頃から何度も演奏に関わったことがある関係で、勉強のために、昔から様々な録音を聴いてきましたが、いつも感じるのは(仕方ないのですが)、「全部そろった」演奏がなかなかないことと、録音が難しくて、オーディオファンとしても満足のいくものがなかなかないことでした。ところが今回、とあるレビューで「全部そろった名盤だ」とあったので、期待半分で購入したのですが、結果としては「並」というものでした。 特に物足りないのはソリストで、歴代名盤の綺羅星のような達人たちの演奏と比べてしまうと、女声はどの方も「まあまあ」、男声に関しては、特にバリトンとバスの声質が逆ではないかと(特にバスが・・・)。また、第二部の感動的なはずのバリトンソロや、天使たちと絡みつつのテナーソロなど、なんだか作り過ぎだしドイツ語の発音もなんだかおかしいし全然ときめきません。 録音に関しては、マルチマイク録音の不自然さを極力排して、自然な音場を描こうという意図を感じる収録なのですが、いかんせんそれも「やり過ぎ」というか「狙いすぎ」というか、ポジショニングがまずかったのか、特にオケ楽器は遠すぎてモヤモヤし過ぎ。ソリストが最前列で歌っているからにしては、トゥッティになった時、合唱よりもソロばかりが聴こえてくるバランスももちょっと何とかなったのでは?エンジニアがスコアをちゃんと理解してたのかな?とも思います。 ということで、「稀にみる優秀録音で全部そろってる」というどなたかのレビューの根拠は一体なんなんだという疑問しか残らないものの、全体としては可もなく不可もない、まあまあまとまった演奏であり録音であるという事で、☆3つにさせていただきました。また、オケは下の方、合唱は正面、天の声のソプラノソロはさらにその上と、3段階の上下の定位が割とわかりやすく聴きとれる録音です。2チャンネルステレオには、上下の定位は存在しないと言い切る方が、特にカーオーディオに特化した人の中に多くいらっしゃいますが、そういう人に聴かせてあげたい録音です(まあ、カーオーディオでオーケストラを聴くのはマイノリティーだと言われているので、余計なお世話ですね)。
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某カーオーディオコンテストの課題曲となっているため仕方なく購入しました。謳い文句に「演奏も音質も素晴らしい」とあったので,期待して聴いたのですが,あくまでカーオーディオで聴くので,普通のCDとして聴きましたところ,音質は贔屓目に見ても中の上程度。ワンポイント録音のような,空気感を大事にする遠目の録音かな?と思ってよく聴くと,ホールトーン・楽器ごとの余韻共に乏しく,各楽器の存在感・厚みも感じられず,ホールの広さもよくわからない平面的な音場。演奏にしても,中庸と言えば聞こえはいいですが,いい意味でも悪い意味でも「楽譜通り」。奏者の「熱」が伝わってきません。こういうのが今風なのでしょうか。パイプオルガンの音色・演奏ともに,月並みの域を出ません。パッケージに書かれた賞賛の内容との落差に愕然としました。
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