シェーンベルク: 歌劇「モーゼとアロン」、ワンルシャワの生き残り、ベルク: 歌劇「ヴォツェック」より3つの断章、歌劇「ルル」組曲からアダージョ＜タワーレコード限定＞

ヘルベルト・ケーゲル、他

シュトリューベンの素晴らしい録音が際立つモーゼとアロンです。リマスタリングのおかげで楽器の分離や声の艶がよく、かなり聴きやすくなっています。同時発売のヴォツェックも良かったですが、音質だけに絞ればこちらの方が優れています。ケーゲルの演奏も丁寧ながら熱狂も同時にあるので素晴らしいです。

モーツァルト: レクイエム＜タワーレコード限定＞

カール・ベーム、他

マスターテープがユニバーサル本家のSACDとは異なるだけあり、この盤にはテープヒスノイズが全くなく、オケも合唱も鮮明。
買い換える価値はあり。
ただ、エミールベルリナースタジオリマスターらしく、低音はスポイル気味な点は本家のSACDと変わらず残念な点。マスターテープ通りと言ってしまえば聞こえはいいが、マスターテープの段階でスポイルされてしまっているのだからEQで低音足してもバチは当たらないだろうと思うが。

没後20年 武満徹オーケストラ・コンサート(2016/10/13)＜タワーレコード限定＞

オリヴァー・ナッセン、他

武満徹没後20周年記念コンサート録音である。実演されることが少なくかつ曲の完成度が高いものが選ばれているので希少な録音。演奏も丁寧でかつコンサートらしい熱気があるのが特徴。10周年コンサートもタワレコfontecで出ているがこちらの方が10年の機材の進化か低音や楽器の艶等音質が良い。

モーツァルト: 弦楽四重奏曲「不協和音」、「狩」

アウリン弦楽四重奏団

モーツァルト弦楽四重奏、五重奏のシリーズは録音も素晴らしい臨場感と艶があり、演奏も極上です。ハズレはありません。在庫あるうちに入手されることをオススメします。

ウェーバー: 歌劇「魔弾の射手」(全曲)

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、他

タワレコさんSACD化しませんか？
放送エアチェックテープが元テープと思われるが臨場感、音質共に復刻音源では最高峰だと思う。演奏はライブならではの瑕疵もあるがテンポをゆったりとったウィーンフィルらしい大したもの。歌手もグリュンマー、ホップ、エーデルマン、フリックと豪華絢爛。演者の靴音を打楽器として用いる演出も楽しい。演奏、音質共フルトヴェングラーのライブ録音最高のものの一つだろう。

プッチーニ: 歌劇「トゥーランドット」全曲(対訳付)＜タワーレコード限定＞

ビルギット・ニルソン、他

もう廃盤で中古市場では大変な値ですが、素晴らしいリマスターでした。ニルソン、コレルリ、スコットという豪華歌唱陣の声の張り艶はSACDでないと楽しめません。オケの迫力もなかなかいい。ただ、オケの分離は元の録音がそこまででないのかイマイチでした。とはいえトゥーランドットの決定盤の座はこれからも他の録音に渡ることはないでしょう。圧巻です。

ワーグナー: 歌劇「ローエングリン」全3幕(対訳付)＜タワーレコード限定＞

ルドルフ・ケンペ、他

EMI最高の録音を最良のリマスターで。合唱、オケ、歌唱全て艶があり美しい。ヒスノイズ消さないのもいつも通りの見識。ケンペとウィーンフィルの見事さ、ソリストの豪華さ、全部いい。次のオペラも楽しみにしてます。

ワーグナー: 舞台神聖祝典劇「パルジファル」全曲 (1951年録音)＜タワーレコード限定＞

ハンス・クナッパーツブッシュ、他

51年のモノラル録音とは信じられない。録音スタッフにはウィルキンソンがいるとのことで納得。楽音や歌唱は勿論舞台上の騒音や観客の咳なんかもよく拾い、あえてカットしていない。
演奏はクナッパーツブッシュ率いるバイロイトのものなので間違いない。ハイビット、ハイサンプリングも素晴らしい。これまでこの演奏の海賊盤買っていた人は是非買い換えよう。

ウェーバー: 歌劇「魔弾の射手」全曲(対訳付)＜タワーレコード限定＞

ヨーゼフ・カイルベルト、他

軽快なクライバーのSACDとは異なり、重厚な本来のドイツオペラという雰囲気の魔弾の射手。
音質は歌手陣の声に艶があり、低音もしっかりしたピラミッド型で素晴らしいものに仕上がっている。リマスターは大成功。ショックやグリュンマーの歌唱は素晴らしく、ベルリンフィルのオケの手綱をしっかり引いているカイルベルトの指揮振りも文句なし。
音質、演奏共にクライバーと双璧を成す魔弾の射手の決定盤だと思う。

ホルスト: 惑星、ブリテン: 歌劇「ピーター・グライムズ」より4つの海の間奏曲、パッサカリア＜タワーレコード限定＞

アンドレ・プレヴィン、他

録音、演奏共に惑星の決定盤と呼ぶに相応しいものだと思います。音質は繊細なピアニッシモから迫力の低音まで最新録音と比較しても問題ありません。分離もいい。
演奏も熱のこもったもので素晴らしいです。

R.シュトラウス: 交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》/ストラヴィンスキー: バレエ《春の祭典》、8つのミニアチュア＜タワーレコード限定＞

ズービン・メータ、他

ツァラトゥストラはかく語りき、春の祭典共にオルガンやティンパニの低音の迫力、楽器の分離、弦の艶全て申し分ないSACDです。CD持っていても買い換える価値あります。ツァラトゥストラはカラヤンのSACDやベームよりは遥かに上、マッケラスのSACDよりも分離はいいです。決定盤かな。春の祭典はブーレーズよりテンポ速め。ただティルソン・トーマスのブルーレイ程完璧ではないくらい。

ビゼー: 歌劇《カルメン》全曲＜タワーレコード限定＞

クラウディオ・アバド、他

音質、演奏共に新リマスターにふさわしいものです。
ダイナミックレンジも広く、艶、低音の迫力全て大変優れています。

オルフ: カルミナ・ブラーナ＜タワーレコード限定＞

リッカルド・ムーティ、他

ダイナミックレンジが極めて大きく、ピアニッシモが聴こえる音量に合わせると最大音では家が揺れます。迫力満点でCDより随分楽しめます。楽器の分離もいい。EMIでは最上の録音の部類だと思います。合唱も素晴らしい。

モーツァルト: 歌劇「フィガロの結婚」全曲＜タワーレコード限定＞

エーリヒ・クライバー、他

アナログマスターから直にDSDマスター作成しただけあって楽器の鮮明さ、残響の豊かさが最新録音のように素晴らしい。低域がスカスカとのレビューがあったがうちのサラウンドシステムではそんなことなかった。満足している。

マスカーニ:歌劇≪カヴァレリア・ルスティカーナ≫全曲＜タワーレコード限定＞

ジュリエッタ・シミオナート、他

発声、分離とても優れたSACDです。シミオナートとモナコの熱演も素晴らしい。通常盤ですがモナコの道化師のタワレコ限定盤とセットでおススメです。

プッチーニ:歌劇≪蝶々夫人≫(全曲)＜タワーレコード限定＞

ヘルベルト・フォン・カラヤン、他

演奏はいいがマスターテープの状態がそこまで良くないのかオフマイク気味の音像であった。CDとそこまでの差はないかな。フィガロの結婚やカヴァレリア・ルスティカーナのSACDが素晴らしかっただけに少し残念に感じた。