フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2019年10月23日 |
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規格品番 |
TDSA-126 |
レーベル |
|
SKU |
4997184108232 |
※SACDハイブリッド盤。世界初SACD化
※作品解説、歌詞対訳付。特別仕様
※デジパック、透明ケース仕様
※2019年最新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング)。マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※解説:広瀬大介氏(新規解説)他、解説書合計104ページ
オペラ・シリーズ第2弾。"魔弾の射手"の代表的な録音であり続けている、カイルベルト&ベルリン・フィルによる1958年録音の旧EMIレーベルの名盤を現在における最高音質で復刻。グリュンマーとショックの端正かつ瑞々しい歌唱が、未だにこの作品の理想的な在り方を示していると言える模範的な演奏が蘇りました。音質や質感、音場感といったオーディオ的な向上要素を超えて現代に訴えかける最上の名盤です。今回の復刻のために、本国のオリジナル・マスターから新規で192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。永久保存盤です。新規解説と歌詞対訳含む100ページ超のブックレット付。
カイルベルト&ベルリン・フィルによる1958年録音の"魔弾の射手"は、長年この作品の模範的な演奏として多くのファンに愛されてきました。ちょうどEMIがベルリンのグリューネヴァルト教会でステレオ録音を開始した時期の収録ですが、CD時代においては初期のデジタル化音源が未だに使用されていたため、不幸にも音質的な不満が残ったままでした。この盤に限りませんが、CDでは音質的にもやもやした印象が特にこの時期の録音にはあったと思います。当シリーズでは第1弾として2015年に同じ場所で収録されたクリュイタンスのベートーヴェン録音を復刻し、ご好評をいただきました。この"魔弾の射手"も同様に、最新復刻により見違えるほどに音質が蘇っています。それにより、広瀬大介氏の解説にもあります通り「本作に今後どのような名盤が生まれようとも、この録音と、それを演奏した指揮者・歌手の価値が減じることは決してないだろう」と言えるだけの成果を出すことができたと確信しています。歌手陣もグリュンマーとショックの、端正かつ瑞々しい歌唱が未だにこの作品の理想的な在り方を示していると言える出来であり、復刻する価値の高い名盤であることを十分に理解していただけると思います。
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<オペラ・シリーズ制作コンセプト>
元々"声"はSACDでの再生に適していることや、オペラの音源は(旧EMIレーベルに関しましては)一部の盤を除いて復刻の度合いが少ないため、マスターテープの再生回数も少なく、劣化が進んでいないこと、そしてアナログ録音期ではレーベルがオペラの録音に非常に力を入れており、作品にもよりますが音楽的にも高音質で聴く価値が高い音源も多くあることから、SACDでの復刻に相応しいと考え、パッケージの最終完成形としてブックレットに歌詞対訳を掲載するというコンセプトも継続した上で、あらためてシリーズ化して行くこととしました。尚、歌詞対訳と解説を掲載しているブックレットが相当な分量となりますため、印刷物の数量等に制約があることもあり、限定数の生産としております。
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構成数 | 2枚
カール・マリア・フォン・ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 (全3幕)全曲
<DISC1>
第1幕、第2幕
<DISC2>
第2幕、第3幕
【演奏】
オットカール(領主):ヘルマン・プライ(バリトン)、
クーノー(領主の森林保護長官):エルンスト・ヴィーマン(バス)、
アガーテ(彼の娘):エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)、
エンヒェン(彼女の従姉妹):リーザ・オットー(ソプラノ)、
カスパール(森林保護官):カール・コーン(バス)、
マックス(森林保護官):ルドルフ・ショック(テノール)、
隠者:ゴットロープ・フリック(バス)、
キリアン(農夫):ヴィルヘルム・ヴァルター(バリトン)、
花嫁の付添達:マリア・フリーデルン(ソプラノ)、
ヘルガ・ヒルデブラント(ソプラノ)、
レオノーレ・キルシュシュタイン(ソプラノ)、
ヘルタ・マリア・シュミット(ソプラノ)、
ザミエル(悪魔):フリッツ・ホッペ(話者)
ベルリン市立歌劇場(ベルリン・ドイツ・オペラ)合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)
【録音】
Recorded: 23,IV & 12-14,IX 1958, Grunetealdkirche,Berlin
【Original Recordings】
Producer:Fritz Ganss, Balance engineer:Horst Lindner
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
ドイツの敗戦後13年、フルトヴェングラー死後4年という時期に録音された本盤は、「魔弾の射手」の演奏のひとつの規範となり得るもの。ドイツの民俗的な情趣が色濃く刻印され、当時のドイツの土臭くローカルな雰囲気が横溢している点が大きな特徴だ。そうした傾向が特に強く感じられるのは独唱陣である。プライのヒューマンな魅力も良いが、圧倒的に素晴らしいのは、アガーテ役のグリュンマーである。素朴で初々しい声と表現は、アガーテ役にぴったりであり、どの歌唱もよく感情が乗っていて聴く者の心を動かさずにはいられない。一方、本盤における個々の場面での演奏に関しては、特に「狩人の合唱」が聴きものである。当時のベルリン・フィルのホルンが、コクのある深い響きを聴かせており、コーラスもまた、世の中に数多ある「狩人の合唱」の中でも最高水準のものといってよい。ただ、「狼谷の場面」だけは、全体に迫力不足の感を否めない。とはいえ、全曲を聴いた後の充足感は非常に深いものがあり、名盤の名に恥じない優れた演奏だと言える。
これは驚きました!以前のCDでは寝惚けた音だったのが、このSACDでは素晴らしく瑞々しい音に激変しています。
フルトヴェングラー盤でもアガーテ役を演じたグリュンマーが此処でも素晴らしい歌唱を聞かせてくれます。ショックもオットーもプライも見事です。それを纏めるカイルベルトの指揮するベルリンフィルも素晴らしいです。
軽快なクライバーのSACDとは異なり、重厚な本来のドイツオペラという雰囲気の魔弾の射手。
音質は歌手陣の声に艶があり、低音もしっかりしたピラミッド型で素晴らしいものに仕上がっている。リマスターは大成功。ショックやグリュンマーの歌唱は素晴らしく、ベルリンフィルのオケの手綱をしっかり引いているカイルベルトの指揮振りも文句なし。
音質、演奏共にクライバーと双璧を成す魔弾の射手の決定盤だと思う。
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