
モーツァルト:交響曲第28・33・35・39~41番他<完全生産限定盤> / ジョージ・セル、他
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中学時代に39&40番のLP(G.セル追悼盤)に聴き親しんだはずだったが、今ここに至って初めてこれらの演奏の真価を知ることとなった。一分の隙もない完璧なアンサンブルの内に込められた豊かな叙情が、神々しいまでの美しさを纏ってたちのぼる様は、思わず身震いしてしまうほど。恥ずかしげもなく「これがモーツァルトだ!」などと叫びたくなってしまう。リマスタリングの効果は絶大で、またしてもK.マイヤー氏に敬意を表さずにはいられない。
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andante515さんが書いたメンバーズレビュー
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フルート四重奏曲集はCD初期にDENON?の廉価盤で聞き親しんだ記憶があります。以来いろいろな演奏を聞きましたが、久しぶりにこのドレスデンのメンバーによる演奏を聞いて、暖かくアットホームな雰囲気に癒されました。SACD化によってこの演奏の美質をより深く味わえるようになりました。私にとってのベスト盤です。なお、ホルン五重奏曲、オーボエ四重奏曲を含め、83分超の長時間収録。
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曲のイメージを一新させる快演。全曲を通して音楽の躍動感と推進力に溢れ、一気呵成に聞かせる。京響の精緻にして生命力に満ちたアンサンブルに、約50分間耳が釘付けになる。新しい「グレイト」の名盤と言うに相応しい。このコンビの今後のライヴ録音もリリースされる事を切に望む。
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中学時代に39&40番のLP(G.セル追悼盤)に聴き親しんだはずだったが、今ここに至って初めてこれらの演奏の真価を知ることとなった。一分の隙もない完璧なアンサンブルの内に込められた豊かな叙情が、神々しいまでの美しさを纏ってたちのぼる様は、思わず身震いしてしまうほど。恥ずかしげもなく「これがモーツァルトだ!」などと叫びたくなってしまう。リマスタリングの効果は絶大で、またしてもK.マイヤー氏に敬意を表さずにはいられない。
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連日ウクライナの惨状が伝えられている今、リヒテルを聴くのは複雑な心境です。若き日にオデーサで活躍し、第二次大戦中にドイツ系であったために父親がソ連当局に殺害され、母親もドイツに逃れましたが、自身は終生故国に留まりました。研ぎ澄まされたリリシズムと強靭な意思に貫かれたこれらの演奏から、誰よりも平和を希求していたであろう巨匠の、悲痛な祈りが聞こえてくるような気がするのは、私だけでしょうか…。
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ゴールウェイのちょっとつまったような独自の音色は好みの分かれるところで、ここでも多少違和感がありますが、目覚ましいテクニックもあって有無を言わせない存在感を出しています。伝説となっているジャケット写真を見ても、控え目なお歴々の中にあって、一人ドヤ顔なのには笑ってしまいます。本作は録音当時、画期的な企画と演奏内容で話題になったようですが、半世紀を経た現在でも、圧倒的なアンサンブルと、そこから溢れ出る音楽の愉悦に、唯々聞き惚れるばかりです。
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極上のヒーリング・ミュージック。歌と様々な古楽器で典雅な調べが紡がれていきます。洒落た編曲による愛らしい小品の数々には耳馴染みのメロディーも多く、心安らぐ至福のひとときです。独り静かに耳を傾けるもよし、また、ちょっとリッチなティータイムのBGMにすれば、気分はすっかり宮廷貴族!?
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文句なしに楽しめる1枚。ザビーネ・マイヤーを中心としたアンサンブルは、明るい音色でたおやかに「神の声」を紡いでいきます。そう言えば、映画「アマデウス」でサリエリが茫然とこの曲に聞き入る場面があったような…。K.375も緻密なアンサンブルが見事です。この廉価盤シリーズは、丹念に見ていくと思わぬ掘り出し物が有りそうで楽しいです。
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芯のはっきりした美音で、ニュアンス豊かに奏でられたモーツァルト。表面的な軽やかさよりも思索的な奥深さを感じさせる、聞き応えのある演奏です。録音も素晴らしく、数あるピレシュの名盤の中でも第一に挙げられるものでしょう。このセットの装丁は最小限の簡素なものですが、この価格でこの全集を手にすることが出来るのは有難いです。
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このSACDハイブリッドシリーズの音質は驚くべきものです。各楽器の音は最新録音かと思うほど明瞭で生々しく、全体ではそれらが豊かなホールトーンの中に絶妙のバランスで定位しています。明るく艶のある音で臨場感があり、いつまでも聴いていたくなる心地よさを感じます。オリジナルマスターテープに残された情報量の豊かさと、リマスタリングエンジニアの確かな技量、そして高い音楽的見識によって成し遂げられたものでしょう。素晴らしい業績に敬意を表したくなります。演奏については語り尽くされていると思いますが、この音質で聴くと感慨はまたひとしおです。個人的には、アルトラプソディー、交響曲第4番、二重協奏曲が傑出した名演だと思います。解説書と付属のCD(リハーサル風景とワルターのインタビュー)も大変充実したもので、資料的な価値も高いです。永く手もとに置いて聴き続けたいお宝です。
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ソニーの正規盤等、他の盤を聴いていないので比較は出来ないですが、音質は大変良好だと思います。全体に力強く、ホールの響きや広がりも感じられます。独唱は大変明瞭に捉えられています。ただ、合唱は多人数のためか、やや明瞭さを欠き、トゥッティでは混濁気味なのが惜しまれます。演奏はワルターらしい慈愛と包容力に満ちたもので、感動的です。ワルターファン、モツレクファンにぜひ聴いてもらいたい名演です。なお、ブックレットに掲載された写真は録音現場の様子を良く伝えていて興味深いです。
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何と言っても選曲の妙がこのアルバムのポイントでしょう。政治的な背景など分からなくても、全編に満ちたほの暗く澄みきった叙情に魅了されます。協奏曲はオーケストラ共々同曲中1、2を争う名演ではないでしょうか。第3楽章カデンツァは白眉です。録音も素晴らしい。それにしても…美人。
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