
バルトーク: 弦楽四重奏曲全集<タワーレコード限定> / 東京クワルテット
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あれはまだ70年代。東京クヮルテットのこのバルトーク全集録音のうち、最初にリリースとなった2番と6番のカップリングのLPを聴いたときの驚きは忘れません。それまでジュリアードの60年代のLPこそ最高のバルトークと思っていたのに、完璧な技巧とアンサンブルに加えて叙情性がなんの矛盾もなく寄り添っているこの演奏は、いまだ超えるものがない(後の同団体によるデジタル再録音も含めて)素晴らしさです。
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John Cleeseさんが書いたメンバーズレビュー
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このリングBDはオリジナルがアナログビデオですからブルーレイにアップコンバートされても映像はさほど向上なし。これはカラヤン先生やチェリビダッケ先生の映像BDリリースから学びましたので予想通りですが、音声はかなり向上しており、過去のレーザーディスク(とんでもなく高価だった!シリアル・ナンバー入りでね。当時ゲッツ・フリードリッヒのリングが本邦初上演の年に同時リリースで、ワーグナー・ファンは上演チケットのセット券購入と合わせて、実際のバイロイト詣でに匹敵する出費を強いられたものです。)やDVDよりかなりいい音。DVDのDTS音声は「なんちゃってDTS」でしたが、こちらは本格的なDTS-5.0になっています。今回のリリースでは、上記LD時に付録でついていた(DVDでも既発売ですが)若きシェローがとんでもなくさわやかなイケメンぶりで登場するメイキング・ビデオのディスクが一緒です。このメイキングはブーレーズDG全集には含まれてはいなかったので、商売上手ですなあ。しかしメイキング目当てで、すでに全集CDセットに含まれているBDを購入している人々が、はたしてどれくらい本製品を購入するかなあ。個人の価値観の問題ですけど。その懸念だけマイナス一つ星。内容そのものは5つ星。
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早いテンポの第1楽章、切れ味鋭く、また情け容赦のない表現から生まれる「死の告知」の全身総毛立つような戦慄。実に堂々たる巨匠的な第3楽章。そして第4楽章。迫り来る宿命と死闘を繰り広げるがごとき不屈の精神を感じさせる本演奏では、その正確無比なオケの技量から、はからずも生み出されるものは、決して精密機器の冷たさではなく、徐々に立ち現れてくる大変な「熱さ」であり、聴いている我々の胸も熱くさせてくれます。
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あれはまだ70年代。東京クヮルテットのこのバルトーク全集録音のうち、最初にリリースとなった2番と6番のカップリングのLPを聴いたときの驚きは忘れません。それまでジュリアードの60年代のLPこそ最高のバルトークと思っていたのに、完璧な技巧とアンサンブルに加えて叙情性がなんの矛盾もなく寄り添っているこの演奏は、いまだ超えるものがない(後の同団体によるデジタル再録音も含めて)素晴らしさです。
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ほとんど忘れられかけている名盤が一挙復活。究極のショスタコーヴィッチ演奏はコンドラシンだけではありません。特に8番は永らく廃盤になっていましたが、こんなに鋭く本質を抉り出す8番を演奏できる団体が他に存在するでしょうか。またスコアを忠実に鳴らすだけで戦慄の極みの13番も素晴らしい。音質の向上も期待して、またすでにバラですべて持っているのにまた購入してしまいました。
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