ディドナートとエメリャニチェフのコンビによるヘンデルの「アグリッピーナ」に感銘を受けて、ディドナートのアリア集を2枚まとめて購入しました。「エデン」は選曲が素晴らしく、冒頭の「答えのない質問」のボカリーズにまず驚かされました。そのような版があるのかと慌てて調べましたが、どうやら管楽器のパートを声で演奏しているようです。そして、バロックからワーグナー、マーラー、そして比較的親しみやすい近現代の作曲家の作品に至るまでとても堪能させていただきました。ワーグナーやマーラーは通常の演奏とは随分印象の異なるように聴こえたのは、エメリャニチェフのせいもあるでしょうか。最後のヘンデルの有名な「オンブラ・マイフ」は悪くはないのですが、かつてのキャスリーン・バトルの鮮烈な歌唱を思い出してしまいました。